法人向けトップ > 電子デバイス・産業用機器 > 制御機器トップ > 制御部品・電子デバイス > コネクタ > 解決、チームコネクタ。
より小さく、低く、細く。
携帯電話などのモバイル機器に欠かせない部品「コネクタ」は搭載される製品とともに、絶えず小型化を続けてきました。
図面上は、端子の間隔を0.05ミリでも狭めればよりコンパクトにできるはず。開発の壁となるのは、実際に作れるかどうか。もはや、わずかな誤差も許されない金属・成形の金型。サブミクロン単位でのコントロールが必要なめっき。それでもなお狙い通りの寸法に入るとは限らず、幾度となくすりあわせをしてはじめて製品として完成するのです。
めざすのは、お客様からの要望に応えること、そして、お客様からの期待を超えること。
私たちは、ものづくりの工程すべてに高い技術力と粘り強い心を持ったチームで小型化を進めていきます。
携帯電話やデジタルカメラ、ネットブックPCなど、次々と新製品が送り出されるモバイル機器。その中で基板と基板をつなぐ部品「コネクタ」にも、素早い開発が求められます。目標は、高品質をより早く。そのためにまず作ったのは、チーム体制でした。
図面を前に設計だけでなく、製造の各担当者が集まり「金型はつくれるのか」「量産できるのか」「お客様が組み立てしやすいか」など幅広い視点から事前に課題を検討。その結果を3次元CADによる設計にフィードバックすることで、後工程がスムーズに進み、品質を保ちながらも、開発期間の大幅な短縮へとつながるのです。
お客様が必要とするタイミングに、私たちの製品がお届けできるように。ひとつのビジョンを共有したチームでさらなる品質アップと、開発のスピードアップに取り組んでいきます。
落としやすいモバイル機器に使われるからこそ、「コネクタ」は、小ささと高い信頼性の両立が求められる部品。しかし小型化すればするほど、素材は薄く弱くなってしまう。そこで設計者が考えたのは、頑丈さの追求ではなく、バネのようなしなやかな構造でした。そのアイディアを会議よりも先に立ち話で製造技術者へ伝えると、そこからものづくりの挑戦がスタート。これまでになかったのだから、やってみるしかない。社内に蓄積されたノウハウにとどまらずミクロン単位での精密な検証を幾度も重ねることで、ついに独自の「タフコンタクト構造」が実現したのです。
最先端を追求するお客様を、アイディアと技術で支えたい。私たちは、設計と製造の垣根がないしなやかなチームで、これからも製品の信頼性を高めていきます。