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> LT4H-Lデジタルタイマ(DIN□48)(終了品)
> 使用上のご注意
本商品は受注を終了いたしました。
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商品個別の注意事項は、各商品の「使用上のご注意」をご覧ください。
据付、運転、保守、点検の前に、必ず取扱い説明書や下記の使用上のご注意をお読みいただき、正しくご使用ください。
機器の知識、安全の情報、そして注意事項のすべてを習熟してからご使用ください。
[警告]取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険性が想定される場合
[注意]取り扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負うかまたは物的損害のみが発生する危険性が想定される場合
誘導負荷開閉の回路では、開閉時の逆起電圧(サージ)や突入電流(インラッシュ)により、接点の接触障害が発生する場合があります。したがって、接点保護のために下図のような保護回路の挿入をおすすめします。
cR方式 | ダイオード方式 | バリスタ方式 | |||
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回路例 | ![]() |
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適 用 |
Ac | △注) | ○ | × | ○ |
Dc | ○ | ○ | ○ | ○ | |
適用上の 注意 |
負荷がリレー、ソレノイドなどの場合は復帰時間が遅れます。 電源電圧が24V、48Vの場合は負荷間に、100~200Vの場合は接点間のそれぞれに接続すると効果的です。 |
コイルに貯えられたエネルギーを並列ダイオードによって、電流の形でコイルへ流し、誘導負荷の抵抗分でジュール熱として消費させます。この方式はcr方式よりもさらに復帰時間が遅れます。 (カタログの復帰時間の2~5倍) |
バリスタの定電圧特性を利用して、接点間にあまり高い電圧が加わらないようにする方式です。この方式も復帰時間が多少遅れます。 | ||
負荷がタイマの場合はc、rを通して漏れ電流が流れ込み誤動作を起こすことがあります 注)Ac電圧で使用する場合、負荷のインピーダンスがc、rのインピーダンスより十分小さいこと。 |
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素子の 選択 |
c、r の目安としては c:接点電流1Aに対し0.5~1(μF) r:接点電圧1Vに対し0.5~1(Ω) です。負荷の性質やタイマ特性のバラツキなどにより必ずしも一致しません。 cは接点開離時の放電抑制効果を受けもち、rは次回投入時の電流制限の役割ということを考慮し、実験してご確認ください。 cの耐圧は、一般に200~300Vのものを使用してください。AC回路の場合はAC用コンデンサ(極性なし)をご使用ください。 |
ダイオードは逆耐電圧が回路電圧の10倍以上のもので順方向電流は負荷電流以上のものをご使用ください。 電子回路では回路電圧がそれほど高くない場合、電源電圧の2~3倍程度の逆耐電圧のものでも使用可能です。 |
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負荷の種類とその突入電流特性は、開閉頻度とも関連して、接点溶着を起こす大きな要因です。特に突入電流の存在する負荷の値には定常電流と共に突入電流値を測定し、選定するタイマとの余裕度を検討しておいてください。下表は代表的な負荷と突入電流との関係を示したものです。
大負荷で、かつ長寿命を期待する場合はタイマで直接負荷を制御することは避け、リレーもしくはマグネットスイッチを介した設計をすることにより、タイマの長寿命化を達成することができます。
負荷の種類 | 突入電流 |
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抵抗負荷 | 定常電流の1倍 |
ソレノイド負荷 | 定常電流の10~20倍 |
モータ負荷 | 定常電流の5~10倍 |
白熱電球負荷 | 定常電流の10~15倍 |
水銀灯負荷 | 定常電流の1~3倍 |
ナトリウム灯負荷 | 定常電流の1~3倍 |
コンデンサ負荷 | 定常電流の20~40倍 |
トランス負荷 | 定常電流の5~15倍 |
PM4Hシリーズ及びLT4Hシリーズの電源回路は、トランスレス方式(電源端子と入力端子は絶縁されていない)になっていますので、各種信号入力の接続に際し、短絡防止のためにセンサ等入力機器の電源は、図Aのように1次と2次の絶縁された電源トランスを使用し、しかも2次側が接地されていないものをご使用ください。また、トランスの2次側でPLC等機器のF.G.ラインを接地される場合、電源などの他のラインとF.G.ラインが絶縁されていない機器があるため、図B[(3)]のように短絡状態になり商品の内部回路および入力機器が破壊しますのでご注意ください。この場合、F.G.ラインを接地せずにご使用、または絶縁タイプのタイマをご使用ください。
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単巻トランス(スライダック・トランス等)をお使いになると、図Bのように短絡状態になり、タイマ内部回路が破壊しますので使用しないでください。
タイムアップ状態で長時間(約1ヶ月以上)連続通電しますと、内部発熱によって電子部品が劣化しますのでリレーと組み合わせて使用し、長時間連続通電することを避けてください。
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限時動作完了後、または限時途中にタイマの操作電圧を切った場合は、休止時間をタイマの復帰時間以上とってください。
タイムアップ後、すぐにタイマを復帰させる場合、タイマの復帰時間が十分とれるよう回路構成にご注意ください。
タイマ接点でタイマ自身の電源回路を切る場合は、自殺回路となることがあります。(図A)
この自殺回路のトラブルを解決するためには、自己保持回路を確実に解除した後、タイマの電源を切るような回路構成にしてください。(図B)
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電気的寿命は、負荷の種類・開閉位相・周囲の雰囲気などで異なります。特に、次のような負荷の場合には注意が必要です。
対策としては、
などが効果的です。
端子結線は端子配列・結線図を参照の上、間違いなく確実に行ってください。特にDCタイプは有極ですから逆極性では動作しません。尚、誤結線は誤動作・異常発熱・発火などの原因となりますのでご注意ください。端子金具はY端子を推奨します。(ネジ端子タイプ)
整流方式 | リップル率 |
---|---|
単相全波 | 約48% |
三相全波 | 約4% |
三相半波 | 約17% |
注)各タイマのリップル率をご参照ください。
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電源重畳サージに対しては、標準波形(±1.2×50μsまたは±1×40μs)にて、耐サージ電圧の規格値としています。(電源端子間へ正負各5回または3回印加)
尚、各商品(PM4S, PM4H, LT4H, QM4H, S1DX, S1DXM-A/M)の規格値については、個別の「使用上のご注意」項をご参照ください。
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・PMH[±(1×40)µs]
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・その他のタイマ[±(1×40)µs]
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規格値以上の外来サージが発生する場合は、内部回路が破壊することがありますのでサージ吸収素子をご使用ください。サージ吸収素子にはバリスタ、コンデンサ、ダイオードなどがあります。ご使用の際には、規格値以上の外来サージが発生していないかオシロスコープでご確認ください。
時間設定の変更は、限時動作中には行わないでください。デジタルタイマ(LT4Hシリーズ)の時間設定変更については、個別の“使用上のご注意”項をご参照ください。
実際に使用するに当たっての信頼性を高めるため、実使用状態での品質確認をお願い致します。
電源回路の入力が遮断または復帰信号が入力されてから、復帰が完了するまでの時間をいいます。
タイマの復帰には、接点の復帰、指針などの機構部の復帰、コンデンサなどの内部回路部の復帰があり、これらすべてが復帰完了する値をタイマの復帰時間としています。規定復帰時間以下の休止時間でタイマを使用した場合、動作時間が短くなったり、瞬時動作をしたり、動作しなくなったりして、正常な動作が期待できなくなります。従って、タイマの休止時間は必ず規定復帰時間以上とってください。
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設定時間に対する実際の動作時間のズレのことです。設定誤差ともいいます。
アナログタイマのセット誤差は、最大目盛時間に対する割合です。
セット誤差が±5%のものは、100時間のレンジで100時間に設定した時、誤差は最大±5時間です。10時間に設定した時の誤差も最大±5時間となります。
セット誤差については、デジタル式が有利です。精度を要求される場合は、デジタルタイマを選定してください。
なお、アナログ式のマルチレンジタイマを長時間設定にて使用する場合、次のように設定すればセット誤差を小さくすることができます。例えば、10時間レンジにて8時間に設定したい場合、まず10秒レンジで実際の動作時間ができるだけ8秒に近くなるように目盛を合わせます。次に、目盛はそのままにして10時間レンジに設定し直します。
一定休止時間における動作時間と、休止時間を変化させた場合における動作時間の差のことです。
休止時間特性は、おもにCRタイマ(コンデンサCと抵抗Rの充放電を利用したタイマ)が有する特性です。
発振計数タイマ(CRやクォーツで発振回路を構成し、ICやマイコン内の計数回路が基準信号をカウントすることによって動作するタイマ)は、その動作原理上から休止時間誤差はほとんど無視できます。したがって、発振計数タイマではこの特性項目の記載は省略されることがあります。
これら動作時間の測定は、保持時間0.5秒、休止時間1秒を基準とします。なお、測定回数は初回を除き5回とします。各誤差の算出式および測定条件を下表に示します。
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ここで、
TM::動作時間測定値の平均値
Ts:セット値
TMs:最大目盛時間。ただし、デジタルタイマの場合は、任意のセット値
Tmax:動作時間測定値の最大値
Tmin:動作時間測定値の最小値
TMx1:許容電圧範囲において、TMに対する偏差が最大となる電圧における動作時間の平均値
TMx2:許容温度範囲において、TMに対する偏差が最大となる温度における動作時間の平均値
TMx3:TMに対する偏差が最大となる休止時間(規定の復帰時間~1時間の範囲)における動作時間の平均値
注(1)デジタルタイマの場合、セット値Tsは任意とします。
注(2)判定に疑義の生じない場合は、13~35℃としてもよいものとします。
注(3)指定の電圧範囲で測定する場合もあります。
注(4)指定の温度範囲で測定する場合もあります。
注(5)セット誤差の保証範囲は最大目盛時間の1/3以下です。
電源回路はトランスレス方式(電源端子と入力端子は絶縁されていない)のため、1つの入力信号を複数のタイマに同時入力される場合は、電源操作を独立させないでください。
図Aのように、タイマの電源操作が独立した場合は、タイマ内部回路の破損原因になりますので、絶対にしないでください。
(図A、図B、図Cは11ピンタイプの例です。)
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電源操作が独立した場合は、図Bのように入力用接点またはトランジスタを別々にしてください。
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電源操作が独立していない場合は、図Cのように1つの入力信号を複数のタイマに同時入力することができます。
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※ | 短絡時インピーダンスは1kΩ以下としてください。 [0Ω時、流出電流はスタート入力、ストップ入力端子は約12mA、リセット入力、ロック入力端子は約1.5mA] また、開放時インピーダンスは100kΩ以上としてください。 |
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※ | 電源電圧DC12~40Vの範囲の無接点回路(近接スイッチ、光電スイッチなど)からは、下図のようにオープンコレクタのトランジスタ以外でも信号を入力することができます。下図のような場合、無接点トランジスタQがOFFからONになるとき、すなわち信号電圧がHighレベルからLowレベルになるとき、入力されます。 |
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※ | スタート入力は無関係です。 |
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動作モード・時間レンジの設定は、タイマ側面の[ディップスイッチ部]で設定ができます。ディップスイッチの設定は、タイマの盤面取り付け前に行ってください。
なおLT4H-Wシリーズの動作モード設定は、タイマ前面のキースイッチでできます。
操作電圧 | サージ電圧(波高値) |
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ACタイプ | 6,000V |
DCタイプ AC24Vタイプ |
1,000V |
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電源端子間 | 入力端子間 | ||
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ACタイプ | DCタイプ AC24Vタイプ |
||
ノイズ電圧 | 1,500V | 1,000V | 600V |
ノイズ波形(ノイズシミュレータ)
立上り:1ns
パルス幅:1μs,50ns
極性:±
周期:100回/秒
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表示 | 内容 | 出力状態 | 復帰方法 | 復帰後の設定値 |
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![]() |
CPU異常 | OFF | RESETキー入力、リセット入力または電源再投入 | CPU異常直前の電源投入時の設定時間 |
![]() |
メモリ異常 注) | 0 |
注)EEP-ROMの書き換え寿命に達した場合も含む。
EN61812-1に適合させる用途にご使用の場合には、以下の条件の下でご使用ください。
本タイマは、基礎絶縁を確保しており負荷の基礎絶縁と合わせて、EN/IECで要求される2重絶縁が確保できます。
ご注文・ご使用に際してのお願い(制御部品・電子デバイス)[特定商品を除く]
ご注文・ご使用に際してのお願い(制御部品・電子デバイス)[特定商品]
ご注文・ご使用に際してのお願い(FAセンサ・システム[モータ以外])
ご注文・ご使用に際してのお願い(産業用モータ専用)