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【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。

制御機器

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ヘッド分離型・デジタル圧力センサ [気体用] DP5/DPH(終了品)

使用上のご注意

  • 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
  • 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
  • DPHシリーズは、非腐食性気体用です。液体や腐食性気体には使用できません。

操作

  • MODEキーを押しても設定ができない場合、キープロテクトがかかっていないかご確認ください。MODEキーを長く押し続けると、離した瞬間にキープロテクトがかかりますので、ご注意ください。キーは離したときに機能します。
  • ウィンドウコンパレータモードでご使用になる場合、設定値1(P-1)と設定値2(P-2)間、および設定値3(P-3)と設定値4(P-4)間は必ず3digits以上離してください。間隔が0~2digitsの場合、出力が動作しません。

各部の名称と機能

  名 称 内 容
[1] 3 1/2桁LCD表示部
(赤色および緑色のバックライト付)
・検出圧力値、設定内容、エラー内容およびキープロテクト内容を表示。
・補助設定モード時のバックライト連動切り換えにより、比較出力1 ON時赤色/OFF時緑色点灯または比較出力2 ON時赤色/OFF時緑色点灯。
[2] 比較出力1
動作表示灯(橙色)
・比較出力1 ON時点灯
[3] 比較出力2
動作表示灯(緑色)
・比較出力2 ON時点灯
[4] 設定値アップキー
(UP)
・初期設定モード時および補助設定モード時にキーを押すと設定項目が切り換わります。
・圧力値設定モード時にキーを押すと設定値が変更できます。
・検出モード時にキーを4秒以上押すと、ピークホールド表示になります。
検出モード時に両方のキーを同時に押し続けるとゼロ点調整を行ないます。
[5] 設定値ダウンキー
(DOWN)
・初期設定モード時および補助設定モード時にキーを押すと設定条件が切り換わります。
・圧力値設定モード時にキーを押すと設定値が変更できます。
・検出モード時にキーを4秒以上押すと、ボトムホールド表示になります。
[6] モード切換キー
(MODE)
・圧力値設定モード時にキーを押すと設定項目が切り換わります。
・検出モード時にキーを4秒以上押すとキープロテクトを設定/解除できます。
・検出モード時に設定値アップキーとモード切換キーを同時に押すと初期設定モードになります。また設定値ダウンキーとモード切換キーを同時に押すと補助設定モードになります。
[7] 電源/入・出力ケーブル接続用コネクタ ・電源/入・出力ケーブルを接続するためのコネクタです。
[8] センサヘッド
接続用コネクタ
・センサヘッドを接続するためのコネクタです。

エラー表示について

  • エラー時には、次のように対処してください。
エラー表示 内 容 処 理
コントローラ、センサヘッドおよび中継ケーブルが正 しく接続されていません。 コントローラ、センサヘッドおよび中継ケーブルを正しく接続してください。
センサヘッドケーブルまたは中継ケーブルが断線しています。 センサヘッドケーブルまたは中継ケーブルを確認し、断線している場合は交換してください。
センサヘッドが故障しています。 センサヘッドを交換してください。
負荷が短絡して過電流が流れています。 電源を切ってから負荷を確認してください。
ゼロ点調整時に圧力がかかっています。 センサヘッドの圧力ポートへの印加圧力を大気圧に戻して、もう一度ゼロ点調整を行なってください。
正圧・連成圧タイプ 印加圧力が表示圧力範囲の上限を超えています。 印加圧力を定格圧力範囲に戻してください。
負圧タイプ 印加圧力が表示圧力範囲の下限(逆圧)を超えています。
正圧・連成圧タイプ 印加圧力が表示圧力範囲の下限(逆圧)を超えています。
負圧タイプ 印加圧力が表示圧力範囲の上限を超えています。

配線

  • 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
  • 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
  • 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
  • コントローラ取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
  • 使用電源にサージが発生する場合は、電源にサージアブソーバを接続してサージを吸収してください。
  • 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
  • ノイズを避けるため、配線はできる限り短くしてください。
  • 誤配線をすると、破損や焼損するおそれがあります。

CE適合のための使用条件

  • コントローラは、EMC指令に対応したCE適合製品です。本製品に適用しているイミュニティに関する整合規格は、EN 61000-6-2ですが、この規格への適合として下記条件が必須となります。

条件

  • コントローラに接続する電源線は、10m未満としてください。
  • コントローラに接続する信号線は、30m未満としてください。

設定

キープロテクトを設定している場合は、必ずキープロテクトを解除してから、各キーを操作してください。
〔 操作方法については、キープロテクト機能についての項をご参照ください。〕
出力モードをヒステリシスモード、ウィンドウコンパレータモードまたはリークテストモードのいずれかに設定した場合のみ、圧力値設定ができます。強制出力制御モードに設定した場合は、圧力値設定はできません。
設定値P-1~P-4は、各出力モードで共通に使用できます。
正圧タイプおよび連成圧タイプでは、設定値P-2は設定値P-1より高圧力側に、設定値P-4は設定値P-3より高圧力側にしか設定できないようになっています。また、負圧タイプでは、設定値P-2は設定値P-1より高真空側に設定値P-4は設定値P-3より高真空側にしか設定できないようになっています。
オートリファレンス機能は、比較出力2の設定値P-3および設定値P-4のみに働きます。
設定値P-Aは、オートリファレンス/リモートゼロアジャスト入力値です。オートリファレンス/リモートゼロアジャストがされていない場合、設定値P-Aは“0”になっています。
設定した条件はEEPROMに書き込まれ記憶保持されますが、EEPROMには寿命があり、書き込み保証回数は10万回までですのでご注意ください。但し、設定値P-Aは、EEPROMに書き込まれないため、書き込み回数には含まれません。

設定手順
設定手順についてはマニュアルをご覧下さい。

オートリファレンス機能について

  • オートリファレンス機能とは、外部入力(オートリファレンス入力)時の検出圧力値を基準圧力として、比較出力2の設定値P-3および設定値P-4を補正する機能です。
    ご使用の際は、補助設定モードでオートリファレンス機能を選択してください。

<オートリファレンス入力前>

  • オートリファレンス入力がない場合、設定値P-3および設定値P-4は、大気圧を基準にしています。

<オートリファレンス入力後>

  • オートリファレンス入力時に、その時点での検出圧力値が設定値P-Aに一時記憶され、基準圧力値となります。
  • 設定値P-Aを基準として設定値P-3が「設定値P-3+設定値P-A」に、設定値P-4が「設定値P-4+設定値P-A」に自動的に補正されます。

設定可能範囲および補正後の設定圧力範囲

  • 設定値P-3および設定値P-4の設定可能範囲は、オートリファレンス機能に対応するよう定格圧力範囲より広くなっています。
オートリファレンス入力時、補正された設定値が設定圧力範囲を超えた場合、設定圧力範囲になるよう自動的に設定値を補正しますので、設定圧力範囲を超えないようにしてください。

動作チャート

通常動作時(各比較出力NO設定)

オートリファレンス入力時(各比較出力NO設定)

オートリファレンス入力時の圧力:50kPa
出力モード:ヒステリシスモード

(注1): 出力モードがウィンドウコンパレータモードおよびリークテストモードの場合についても、ヒステリシスモードと同様に設定値P-3および設定値P-4がシフトします。
  • オートリファレンス入力の立ち下がり(PNP出力タイプは立ち上がり)から2ms以上圧力を一定に保つようにしてください。過渡的状態で使用すると、誤動作の原因となります。
  • オートリファレンス入力をLow(PNP出力タイプはHigh)にしてから「設定されている応答時間+2ms」以上経った後に、比較出力2を使用してください。
  • オートリファレンス入力時、3 1/2桁表示部にが約1秒間表示されます。
  • オートリファレンス入力値(設定値P-A)は、再度電源を入れると“ゼロ”になります。
  • 補正された設定値P-3’および設定値P-4’を表示させることはできませんが、オートリファレンス入力値(設定値P-A)は表示させることができます。

その他

  • 定格圧力範囲内でご使用ください。
  • 耐圧力を超える圧力を印加しないでください。ダイヤフラムが破損して正常な動作が得られなくなります。
  • 電源投入時の過渡的状態(DP5:約3s、DPH:約50ms)を避けてご使用ください。
  • 蒸気、ホコリなどの多いところでの使用は避けてください。
  • シンナーなどの有機溶剤や水、油、油脂が直接触れないようにご注意ください。
  • 圧力ポートに針金などを入れないでください。ダイヤフラムが破損して正常な動作が得られなくなります。
  • 針先などの鋭利なものでキーを操作しないでください。

リ モートゼロアジャスト機能について

  • リモートゼロアジャスト機能とは、外部入力(リモートゼロアジャスト入力)によりその時点の圧力を強制的に“ゼロ”と表示する機能です。ご使用の際は、補助設定モードでリモートゼロアジャスト機能を選択してください。
リモートゼロアジャスト入力時は、設定値が補正されません。
リモートゼロアジャスト機能時の圧力と設定値が定格圧力範囲を超えないようにしてください。

動作チャート

通常動作時(各比較出力NO設定)

リモートゼロアジャスト入力時(各比較出力NO設定)

リモートゼロアジャスト入力時の圧力:50kPa
出力モード:ヒステリシスモード

(注1): 出力モードがウィンドウコンパレータモード時についても、ヒステリシスモードと同様に表示値および各出力のON/OFF点がシフトします。

リモートゼロアジャスト入力時の圧力:50kPa
出力モード:リークテストモード

(注1): リ ークテストモード時にリモートゼロアジャスト機能が適用されるのは、比較出力2のみです。比較出力1は、大気圧を基準として動作します。
  • リモートゼロアジャスト入力の立ち下がり(PNP出力タイプは立ち下がり)から2ms以上圧力を一定に保つようにしてください。過渡的状態で使用すると、誤動作の原因となります。
  • リモートゼロアジャスト入力をLow(PNP出力タイプはHigh)にしてから「設定されている応答時間+2ms」以上経った後に、比較出力を使用してください。
  • リモートゼロアジャスト入力時、3 1/2桁表示部にが表示されます。
  • リモートゼロアジャスト機能は、再度電源を入れるとリモートゼロアジャスト入力値(設定値P-A)がクリアされ、大気圧を基準とした通常動作に戻ります。

強制出力制御モードについて

  • 初期設定で出力モードを強制出力制御モードに設定すると、設定値P-1~P-4に関係なく、検出モード時強制的に出力をOFFに保持しますので、比較出力を使用しないで圧力値表示のみを行ないたい場合に便利です。
    また、下記の手順でキーを操作すると、圧力ポートに圧力を印加しないで比較出力を強制的にONまたはOFFにすることができますので、比較出力の動作チェックや始業時の点検に便利です。
    [下図は、DP5-C-Zで、表示が“デジタル表示” に設定されている場合です。]
  • 検出モード時に、MODEキーを押すと、強制出力制御モードに切り換わります。
  • UPキーを押すたびに、比較出力1が、DOWNキーを押すたびに比較出力2がそれぞれONまたはOFFに切り換わります。
  • MODEキーを押して、検出モードに戻します。
他の出力モードから強制出力制御モードに変更した時点で出力はOFFに保持されます。
強制出力制御モード時に出力をONに保持させた場合でも、検出モード時に戻した時点で出力は強制的にOFFに保持されます。

ピークホールド・ボトムホールド表示機能について

  • ピークホールド・ボトムホールド表示機能とは、変動する圧力のピーク値(最高圧力値)およびボトム値(最低圧力値)を表示する機能です。
    圧力の変動範囲を調べたい場合や、圧力設定値の目安を知りたいときなどに便利です。
ピーク値およびボトム値の情報は、表示機能を終了させると消えてしまいますのでご注意ください。
ピークホールド表示
  • 検出モードでが表示されるまでUPキーを押し続けます。(4秒以上)
  • が表示され指を離すと、ピーク値とが交互に表示されます。
  • UPキーを押すと、検出モードに戻ります。
    • 印加圧力が表示圧力範囲を超えるとエラー表示(または)とが交互に表示されます。その場合は、印加圧力を定格圧力範囲に戻してください。
    • 左図は、負圧タイプの場合です。
ボトムホールド表示
  • 検出モードでが表示されるまでDOWNキーを押し続けます。(4秒以上)
  • が表示され指を離すと、ボトム値とが交互に表示されます。
  • DOWNキーを押すと、検出モードに戻ります。
    • 印加圧力が表示圧力範囲を超えるとエラー表示(または)とが交互に表示されます。その場合は、印加圧力を定格圧力範囲に戻してください。
    • 左図は、負圧タイプの場合です。

キープロテクト機能について

  • キープロテクト機能とは、各設定モードで設定した条件が誤って変更されないように、キーの操作を受け付けなくする機能です。
ボトムホールド表示
  • 検出モードでMODEキーを4秒以上押し続け、が表示されたら指を離します。
    • キープロテクトが設定され、検出モードに戻ります。
キープロテクトの情報は、EEPROMに書き込まれますので電源を切っても消えません。
キープロテクトの設定をしたことを忘れないようにご注意ください。
キープロテクトの解除
  • 検出モードでMODEキーを4秒以上押し続け、が表示されたら指を離します。
    • キープロテクトが設定され、検出モードに戻ります。
各キーを操作するときは、必ずキープロテクトを解除してください。

配管

  • センサヘッドの圧力ポートに市販の継手を接続する場合は、圧力ポート六角部分に11mm(DPH-A1□、DPH-A2は□12mm)スパナを掛けて固定し、締め付けトルク1N・m(DPH-A1□、DPH-A2□のおねじ部は5N・m)以下で取り付けてください。過大なトルクで締め付けると、市販の継手のM5おねじ部または圧力センサヘッドの圧力ポート部おねじが破損します。

接続

  • センサヘッドをコントローラに接続する場合、必ず別売の中継ケーブル(DPH-CC□)をご使用ください。
  • 直接ケーブルの引き出し部およびコネクタ部にストレスが加わらないように固定してください。
  • センサヘッドを可動部で使用する場合、中継ケーブルは必ず耐屈曲ケーブルタイプをご使用ください。
  • コントローラ側に中継ケーブルを接続する際は、コントローラに付属のコネクタキャップを、下図のように必ず装着してください。コネクタキャップを装着していないと、中継ケーブルが外れるおそれがあります。

取り付け

  • 付属のパネル取付具(MS-DP-1)は、下図のように取り付けてください。そのときのビスの締め付けトルクは、0.15N・mとしてください。尚、付属のビスを締め付ける際、パネル取付具が傾かないように少しずつ左右均等に締め付けてください。

センサヘッド単体使用について

  • センサヘッドを単体で使用する場合、センサヘッドのケーブルに付いているコネクタ部分を切断し、ストリッパなどでケーブル末端を加工してください。
  • ケーブル延長が必要な場合、別売の中継ケーブル(DPH-CC□)をご利用ください。また、中継ケーブルを使用せずにケーブル延長する場合、0.3mm2以上のケーブルにて全長10mまでとしてください。
  • ケーブル延長時にはケーブルの抵抗により電圧が低下しますので、ご注意ください。
  • 白色リード線(センサヘッド接続コネクタ[4])は必ず絶縁処理し、オープン状態にしてください。
  • アナログ電圧出力に接続する機器は、入力インピーダンス50kΩ以上としてください。
  • センサヘッドを単体で使用する場合、動作表示灯(橙色)は点灯しません。

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