距離設定反射型ビームセンサ[アンプ内蔵/フリー電源] EQ-500
使用上のご注意
- 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
- 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律
および規格に適合する製品をご使用ください。
取り付け
- 締め付けトルクは、0.8N・m以下としてください。
- 検出物体の移動方向に対するセンサの取付方向にご注意ください。
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- 鏡面体(アルミ箔や銅箔など)および鏡面体に近い物体(ツヤのある塗装面やコーティング面など)を検出する場合、少しの角度変化や検出物体表面のシワなどにより検出できなくなる場合がありますので、ご注意ください。
- 検出物体の背景に鏡面体や鏡面体に近い物体がある場合、背景物体のわずかな角度変化により誤動作する可能性があります。その場合はセンサを傾けて取り付け、実際の検出物体で動作を確認してください。
- センサ下面に鏡面体がある場合、誤動作する可能性がありますので、その場合はセンサを上側に少し傾けてご使用ください。
- 本製品は距離設定方式により、反射光量の影響を受けにくくなっていますが、反射光量が著しく低い場合は、検出距離などに影響を及ぼすことがあります。その場合、安定表示灯(緑色)の点灯を目安にセンサを取り付けてください。
- 端子カバー、VRカバーの固定ビスは耐水性を維持するために確実に締め付けてください。その際の締め付けトルクは、0.3~0.5N・mとしてください。
自動干渉防止機能について
- センサを並べて取り付ける場合は、下図のように干渉防止のエリアでご使用ください。/li>
- 尚、設置状態や検出物体によって検出が不安定になる場合があります。本製品を設置した状態で、必ず実際の検出物体で動作確認を行なってください。
配線
- 誤配線は内部回路を破損しますので、電源投入前に配線を確認してください。
また、隣接端子と接触しないよう、リード線の締め付けは確実に行なってください。
- 端子カバー固定用ビスの取付穴は、下図のように端子カバー面に対し70°傾斜しています。本製品およびビスの破損を避けるため、ビスの締め付けやビスを緩める際は、ご注意ください。
- 任意のケーブルが使用できますが、耐水性を維持するため
には仕上がり外径φ9~φ11mmの円形断面のもので外装
部の滑らかなものを使用し、付属のコンジットコネクタで
確実に締め付けを行なってください。その際の締め付け
トルクは、1.5~2.0N・mとしてください。
- 外部サージ電圧が4kV(DC電源タイプは1kV)を超えると、
内部回路が破損することがありますので、サージアブソーバ
をご使用ください。
- ケーブルの処理は、下図に従ってください。
コンジットコネクタの構成およびケーブルの処理 |
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(注1): |
コンジットコネクタを組み立てる際、グランドパッキンの向きにご注意ください。また耐水性を維持するため、グランドパッキンは端子カバーのパッキン受け部にパッキン座面が均一にあたるように取り付けてください。 |
- コンジットサイズはM20×1.5mmです。
- 圧着端子をご使用になる場合は、あらかじめ結線済みの圧着端子を端子ビス(M3.5ビス)に固定してください。
適用圧着端子の寸法
丸 型 |
Y 型 |
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(注1): |
絶縁チューブ付のものをご使用ください。推奨圧着端子:呼び1.25-3.5 |
- 端子ビスの締め付けトルクは、0.3~0.5N・mとしてください。
各部の名称
(注1): |
DC電源タイプの動作切換スイッチはディップスイッチになります。詳細については、動作切換スイッチについてのDC電源タイプをご参照ください。 |
(注2): |
タイマ付のみ装備しています。 |
動作切換スイッチについて
フリー電源タイプ(L-ON/D-ON切り換えのみ)
動作切換スイッチ |
内 容 |
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動作切換スイッチを時計方向に回し切った状態(L側)で検出時ONに設定されます。 |
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動作切換スイッチを反時計方向に回し切った状態(D側)で非検出時ONに設定されます。 |
(注1): |
動作切換スイッチは、付属の調整ドライバを用いてゆっくり回してください。 強い力で回し過ぎると、破損する場合がありますのでご注意ください。 |
DC電源タイプ |
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BGS/FGS機能について(DC電源タイプのみ)
- DC電源タイプには、BGS/FGS機能が装備されています。検出時の背景物体と検出物体の位置関係により、BGS/FGS機能を選択してください。
- BGS/FGS機能は、動作切換スイッチのBGS/FGS切り換えで設定を行ないます。
- FGS機能は、必ずコンベヤなどの背景物体がある状態でご使用ください。
- BGS/FGS機能の選択により、出力動作は下図のようになります。
タイマ機能について(タイマ付タイプのみ)
- タイマ付タイプには、接続機器の応答時間が遅い場合などに便利なオフディレイタイマと、通過に要する時間が長い物体のみを検出するのに便利なオンディレイタイマが装備されています。
- オフディレイタイマとオンディレイタイマは、同時に使用することができます。
- DC電源タイプは、タイマ切り換えのディップスイッチを“Timer ON”側に設定してください。
タイムチャート |
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安定表示灯について
- EQ-500シリーズは、受光素子に2分割フォトダイオードを
使用し、検出物体からの反射光の入光角度の違いで検出
しますので、出力および動作表示灯(橙色)は距離に対応して
動作します。また、安定表示灯(緑色)は設定距離に対する
余裕度を表示します。
その他
- 電源投入時の過渡的状態(50ms)を避けてご使用ください。
- 本製品の距離設定ボリウムには、機械式を採用しています。落下などにはご注意ください。
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