【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。
超薄型電磁ロック付セーフティドアスイッチ SG-B1
使用上のご注意
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このWebサイトは製品を選定していただくためのガイドであり、ご使用にあたっては必ず製品に付属の取扱説明書をお読みください。 |
- 取り付け、取り外し、配線作業および保守・点検は必ず電源を切って行なってください。感電および火災の危険があります。
- セーフティスイッチと危険な動作をともなう負荷の間にリレーを介在させる場合は、危険度合に応じてセーフティリレーなどを使用してリレーの二重化を行なってください(リスク査定の結果、要求される安全カテゴリに応じた安全回路の構築)。通常のリレーの場合には接点の溶着により安全の確保が損なわれる場合があります。
- セーフティスイッチと危険な動作をともなう負荷の間にプログラマブルコントローラ(PLC)を介在させないでください。PLCの誤動作により安全の確保が損なわれる場合があります。
- 分解、改造ならびにセーフティスイッチの機能を故意に停止させるようなことは絶対に行なわないでください。故障や事故の原因となります。
- アクチュエータは扉開閉時に身体へ接触しない箇所へ取り付けてください。傷害のおそれがあります。
- マグネットロックタイプは、ソレノイドに電圧を印加し続けることでロックし、電圧を除去することによりロック解除する構造です。そのため、断線などの不具合でソレノイドへの電圧供給が中断すると、機械が完全に停止する前に防護扉のロックが解除され、作業者を危険にさらす可能性があります。従って、リスクアセスメントの結果、特に安全上ロックが必要のない用途(例えば、生産上の都合など)にのみ使用可能です。
- 扉の種類に関わらず、セーフティスイッチを扉のストッパとして使用しないでください。扉の終端部には機械的な扉ストッパを設け、セーフティスイッチに過剰な力が掛からないようにしてください。
- ロックを解除する際に、アクチュエータに荷重がかかっていると、ロックがはずれない場合があります。
- 乱暴な扉の開閉などにより、セーフティスイッチに過剰な衝撃を与えないでください。セーフティスイッチに1,000m/s2以上の衝撃が加わると故障の原因となります。
- 異物・ホコリなどの多い場所でセーフティスイッチをお使いになられる場合は、保護カバーを設けるなどにより、異物、ホコリなどがアクチュエータ挿入口からセーフティスイッチ内に入らないようにしてください。セー
フティスイッチ内に多量の異物・ホコリなどが入ると、機械部分に影響を与える可能性があり、故障の原因となります。
- ホコリ・湿気の多い場所、有機ガスが存在している場所、直射日光の当たる場所でのセーフティスイッチの保管は避けてください。
- 規定のアクチュエータ以外は使用しないでください。セーフティスイッチ破損の原因となります。
- セーフティスイッチのロック強度仕様は静荷重で500Nです。ロック強度仕様値を超える荷重が加わらないようにしてください。万一、セーフティスイッチにロック強度仕様値を超える負荷が予想される場合は、別のロッ
クなしセーフティスイッチ(SG-A1シリーズなど)やセンサなどによって扉の解放を検出し、機械が停止するシステムを追加してください。
- 扉の種類に関わらず、セーフティスイッチを扉のロック装置として使用しないでください。ロック装置はフック金具を使った方法などにより別途設けてください。
- セーフティスイッチは、ソレノイド励磁中、使用周囲温度より約35℃上昇します(使用周囲温度50℃時には約85℃)ので、やけどなどにご注意ください。また、配線の際に電線がセーフティスイッチに接触する場合は、耐熱性の高い電線を使用してください。
- ロック/ロック解除時、ロックモニタ接点はチャタリング・バウンスが発生します(参考値:20ms)。ご使用の際にはチャタリング・バウンス対策を考慮してください。
- SG-K11/SG-K12/SG-K12Aアクチュエータは、扉のガタツキなどにより、アクチュエータがセーフティスイッチ本体挿入口への誘い込み部に当たった場合の衝撃を軽減しますが、過度の衝撃は与えないでください。過度の衝撃は、故障の原因となります。また、クッションゴムは使用環境や使用条件により劣化する恐れがあります。変形やひび割れなどが発生した場合は、速やかに交換してください。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
開き扉の最小半径
セーフティスイッチを開き扉に使用する場合、使用可能な扉の最小半径は下図のようになります。特に回転半径の小さい扉には水平/垂直可動タイプアクチュエータ(SG-K13/SG-K14)をご使用ください。
(注1): |
下図に示す値は、扉の開閉時にアクチエータがセーフティスイッチ本体と干渉しないことを前提としています。実際の開き扉においては、ガタツキや中心位置のずれが考えられますので、ご使用前に必ず実機取り付けにて動作をご確認ください。 |
Lタイプアクチュエータ(SG-K12/SG-K12A)使用時
<開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合> |
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<開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合> |
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水平/垂直可動タイプアクチュエータ(SG-K13/SG-K14)使用時
- 開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合:70mm
- 開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合:50mm
<開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合> |
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<開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合> |
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水平/垂直可動タイプアクチュエータの角度調整について
- 角度調整ねじ(M3六角穴付止めねじ)の設定により、アクチュエータ角度の調整が可能です。
調整角度範囲:0°~20°
- アクチュエータ角度が大きいほど開き扉の対応可能半径は小さくなります。アクチュエータを取り付けた後、一旦扉を開いて、アクチュエータの先端がセーフティスイッチのアクチュエータ挿入口に入るようにアクチュエータの角度を調整してください。
- アクチュエータ角度調整後は、角度調整ねじにねじロックなどの緩み止め処理を施してください。
取り付け
- セーフティスイッチを固定された機械設備本体やガードへ、アクチュエータを可動扉に取り付けてください。セーフティスイッチおよびアクチュエータの両方を可動扉へ取り付ける使い方は避けてください。故障の原因になります。取り付けは下図を参考にしてください。
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(注1): |
左図のように、アクチュエータおよび挿入口の形状の方向を合わせて取り付けてください。無理な逆方向挿入は、スイッチ破損の原因となりますので行なわないでください。 |
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取付ねじ推奨締付トルク
本体:1.0~1.5N・m(M4ねじ3本)※
アクチュエータ*1.0~1.5N・m(M4ねじ2本)※
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上記の取付ねじ推奨締付トルクは、六角穴付ボルトにて確認した値です。他のねじを使用して上記値に満たない場合は、取り付け後の緩みなどについて充分ご確認ください。 |
- 取付ボルトはお客様にてご用意ください。
- セーフティスイッチおよびアクチュエータを容易に取り外されないようにするためには、一方向のねじや特殊工具を必要とするねじにて取り付けるか、溶接やリベットなど一般工具で取り外すことができない取り付けを推奨します。
- SG-K12Aアクチュエータの取り付けは、下図のように付属のプレートを使用し、2本のM4ねじで確実に可動扉に固定してください。
プレートには方向性があります。
なお、プレートの紛失にはご注意ください。
プレートがないと、アクチュエータが扉から脱落する恐れがあり、充分な性能が得られません。
ケーブルの取り扱い
- セーフティスイッチのケーブル締め付けコンジットを増締めしたり、緩めたりしないでください。
- ケーブルを曲げて配線する場合は、ケーブルの曲げ半径を30mm以上としてください。
- 配線時ケーブル末端部から水、油などが浸入しないようにしてください。
- ソレノイドには極性があります。配線の際にはご注意ください。
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