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FP2 SDU(シリアルデータユニット)→MCU(マルチコミュニケーションユニット) プログラム置換え例 [受信編]

説明

対象機種

FP2、FP2SH

概要

受信プログラムの置換え例です。

説明

相手機器から10バイトのデータを受信し、DT101~105へ格納します。
スロット0に装着したユニットのCOM1ポートを使用します。

プログラム

SDUの場合:

↓   ↓   ↓

MCUの場合:

上記プログラムのメモリ説明

SDU:

X1 受信完了
Y11 受信用バッファクリア
     
R0 送信完了信号

 

MCU:

X0 受信完了
注:X・Yメモリは他のユニットの割付け状態によって番号は換わります。

SDUとMCUの操作方法相違点

SDU 受信データを全て受信した時点で受信完了X1がONします。
受信バッファクリアY11をONすることで、受信完了フラグX1がOFFします。
受信完了X1がONの間は、次の受信ができません。
MCU 受信データを全て受信した時点で受信完了X0がONします。
F161命令を実行することで、受信完了フラグX0がOFFします。
受信完了X1がONの間でも、次のデータを受信することができます。
(最大、8個のデータを受信することができます。)

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参考資料

SDU導入マニュアルより

共有メモリエリア一覧

■共有メモリ構成

シリアルデータユニット内蔵の共有メモリの構成は以下のようになっています。
アドレスは10進法で表現されていますので、プログラムで501番地を指定する場合、K501とプログラムで指定してください。

アドレス 割り付け内容 備考
1~250 COM.1 送信バッファ(500文字) RS232C機器へ送信したいデータを書き込むエリアです。
251~500 COM.1 受信バッファ(500文字) RS232C機器から受信完了したデータが格納されるエリアです。
501~750 COM.2 送信バッファ(500文字) RS232C機器へ送信したいデータを書き込むエリアです。
751~1000 COM.2 受信バッファ(500文字) RS232C機器から受信完了したデータが格納されるエリアです。
1001 COM.1 終端コード設定エリア 伝送フォーマットで「任意のコード」に設定する場合のみ、このアドレスの下位バイトに任意の終端コードを設定してください。
1002 COM.2 終端コード設定エリア
1003 COM.1 伝送フォーマット設定エリア 伝送フォーマットを変更する場合は、このアドレスに任意の伝送フォーマットの値を設定してください。
1004 COM.2 伝送フォーマット設定エリア
1005 COM.1 受信データバイト数 受信したデータのバイト数が格納されます。
終端コード部分もバイト数としてカウントされます。
1006 COM.2 受信データバイト数
ご注意
  • CH1用の送信バッファの開始アドレスは1番地からです。0番地からデータを書き込まないようにしてください。
  • アドレス1001~1004の各設定エリアは、終端コード、伝送フォーマットを共有メモリに設定する場合に使用します。通常の場合は書き込む必要はありません。

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入出力接点一覧

■I/O割付

CPUユニットとのハンドシェイクやエラー信号などのやり取りは、シリアルデータユニットに割り付けられたX接点やY接点によって行います。シリアルデータユニットはX16点、Y16点のI/Oが割り付けられ、I/O番号は装着するスロット位置や他のユニットのI/O点数により変わります。

●I/O番号表(入力)

入力信号 名称 内容
X0 COM.1 送信完了フラグ 送信が完了した時 ON
送信用バッファがクリアされると OFF
X1 受信完了フラグ 正常にデータを受信した時 ON
受信用バッファがクリアされると OFF
X2 COM.2 送信完了フラグ 送信が完了した時 ON
送信用バッファがクリアされると OFF
X3 受信完了フラグ 正常にデータを受信した時 ON
受信用バッファがクリアされると OFF
X4 COM.1
※1
フレーミングエラー 受信データのデータ長、ストップビットが設定と異なる時 ON
X5 パリティエラー 受信データのパリティが設定と異なる時 ON
X6 バッファフルエラー 受信バッファが一杯の時 ON
X7 受信メッセージ長エラー 受信データのフレーム長が500バイトを超える時 ON
X8 送信メッセージ長エラー 送信データのフレーム長が500バイトを超える時 ON
X9 COM.2
※1
フレーミングエラー 受信データのデータ長、ストップビットが設定と異なる時 ON
XA パリティエラー 受信データのパリティが設定と異なる時 ON
XB バッファフルエラー 受信バッファが一杯の時 ON
XC 受信メッセージ長エラー 受信データのフレーム長が500バイトを超える時 ON
XD 送信メッセージ長エラー 送信データのフレーム長が500バイトを超える時 ON
XE ソフトリセット完了フラグ ※2 通常はON状態です。
ソフトリセット実行中はOFFになり、完了すると同時にONに復帰します。(共有メモリにて通信フォーマットを変更する際に使用します)
XF 未使用  
ご注意
※1エラーフラグは、正常なデータを受信するかソフトリセットするとOFFします。
※2ソフトリセットは、ソフトリセット信号Y1DがONしてから完了するまで約100msかかります。

 

●I/O番号表(出力)

出力信号 名称 内容
Y10 COM.1 送信指示 ONすると送信用バッファにセットしたデータを送信します。
ON→OFFになると、COM.1送信用バッファをクリアします。 ※1
Y11 受信用バッファクリア ONすると受信用バッファをクリアします。 ※2
バッファクリアの終了後はOFFしてください。
Y12 COM.2 送信指示 ONすると送信用バッファにセットしたデータを送信します。
ON→OFFになると、COM.2送信用バッファをクリアします。 ※1
Y13 受信用バッファクリア ONすると受信用バッファをクリアします。 ※2
バッファクリアの終了後はOFFしてください。
Y14~Y1C 未使用 常時OFFとしてください。
Y1D ソフトリセット ※3 ONするとソフトリセットを開始します。
入出力接点、エラーLEDがOFFになります。
(約100msかかります)
ソフトリセットを開始後(XEがON→OFFになった時)は、直ちにOFFしてください。
Y1E 未使用 常時OFFとしてください。
Y1F 未使用 常時OFFとしてください。
ご注意
※1送信バッファのクリアは、送信完了(X0:ONまたはX2:ON)後に行ってください。
※2受信バッファのクリアは、共有メモリからデータを読み出した後に行ってください。
※3ソフトリセットをかけると入出力接点(エラーフラグ)、エラーLEDがOFFになります。
伝送フォーマットを共有メモリのアドレス1003、1004に書き込んだ値に変更します。

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MCU導入マニュアルより

I/Oの割り付け(汎用シリアル通信)

マルチコミュニケーションユニット(MCU)とCPUユニットとの間のフラグ情報等は、X,Yによって伝達します。
本ユニットは、X16点、Y16点の32点のI/O割付がされており、I/O番号は装着するスロット位置と他ユニットのI/O割付により決まります。

I/O番号表(スロット0に装着した場合) (0:OFF、1:ON)

入力信号 名称 備考 有効な動作モード
COM.1 COM.2
X0 X2 受信完了フラグ MCUユニットがデータを受信完了したときにONします。
受信待受時:0
受信完了時:1
汎用シリアル通信
X1 X3 PLCデータ受信完了フラグ MRCV完了時にセット/リセットされる (注1)
読み出し完了:1
読み出しデータ無し:0
X4 X5 送信完了フラグ 送信可能時:1
送信中:0
送信完了時:1
(注2)
X6 X7 受信エラー MRCV完了時にセット/リセットされる (注1)
読み出したデータにエラー有り=1
読み出したデータにエラー無し=0
X8 X9 CTS信号モニタ 通信相手からのCTS信号の状態です
MCUから送信可能=0
MCUから送信不可=1

MCU からのRTS 信号はY18・Y19で制御可能です
RS/CS有効設定時、かつ、通信ブロックAFP2803(RS232Cタイプ)使用時のみ有効
XA XC 受信エラー最新 MCUの受信データ中にエラーがあった場合セット
受信エラー無し=0
受信エラー有り=1
受信エラーの詳細は、MRCV命令でPLCに読み出すことにより確認可能
多重受信時に各受信バッファのエラー有無は、X6/X7を見てください
汎用シリアル通信(受信)
XB XD 設定エラー 動作モードスイッチ設定異常
ユニット使用制限
全動作モード
XE XF CH リセット完了 Y1EまたはY1FをONすることにより通信チャンネルをリセットできます
本フラグはその完了信号です
完了時=1
Y1E・Y1FがOFFのとき:0
汎用シリアル通信
ご注意
(注1):本フラグの有効期間はF161(MRCV)命令実行後、下記のいずれかの実行まで有効です。
1:END命令(スキャン先頭)
2:F161(MRCV)命令の実行
3:部分入力命令F143(IORF)の実行
(注2):送信が1スキャン以内に終了するような場合、0にならないことがあります。

 

(0:OFF、1:ON)

出力信号 名称 備考 有効な動作モード
COM.1 COM.2
Y10~Y17 Y10~Y17 未定義 未定義は、ONしないでください。
(初期値は0)
無し
Y18 Y19 RTS信号出力 この出力をONすることにより、通信相手の送信を制御できます
通信相手からの送信許可=0
通信相手からの送信禁止=1

通信相手からのCTS信号はX8・X9でモニター可能です
RS/CS有効設定時、かつ、RS232C通信カセット使用時のみ有効
Y1A~Y1D Y1A~Y1D 未定義 未定義は、ONしないでください。
(初期値は0)
無し
Y1E Y1F CHリセット要求 Y1EまたはY1FをONすることにより通信チャンネルをリセットできます
リセット要求無し=0
リセット要求=1

1を出力後、XE/XFでリセット完了を確認してから、0に戻してください
リセット動作は、本信号の立ち上がり時に1回のみ動作します

チャンネルリセット動作の詳細
以下の動作を行います
1:送信中止
2:受信中止
3:受信バッファのクリア
4:通信パラメータの再設定
5:エラー情報のクリア
(但し、クリア可能なエラーのみ)

本機能は、正常な受信開始前に受信している不要なデータの消去やエラーのクリアなどに使用できます
汎用シリアル通信
ご注意
(注):チャンネルリセット動作は、Y1E/Y1Fだけでなく、次の処理を実施した場合も自動的に行われます
1:MTRN命令による、通信パラメータの設定・変更時
2:MTRN命令による、動作モードの切り替え時(汎用通信とコンピュータリンク間の切り替え)
3:ツールでMCU設定をしている場合の、PLC電源ON時か、PROGからRUNへのモード切替時
但し、上記の場合には、XE/YFのリセット完了信号はONしません。

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