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PCWAY・FPΣを使用した複数のKT温度調節器の集中管理

システム構成図&使用部品一覧

システム概要

複数のKT温度調節器をFPΣを介して、PCWAYから集中管理を行います。

EXCELの画面から、設定温度が設定でき現在温度を表示します。
温度の変化は折れ線グラフで確認できます。

ポイント

RS485を使用し、総延長1000m・最大31台が接続可能。
FPΣV3を使用し、ModBUS通信が容易。
パソコン1台から、全ての温度表示・温度設定が可能。

システム構成図

使用部品一覧

商品 品番 個数
PCWAY(プリンタポート版) AFW1001 1
パソコン (DOS/Vパソコン) 1
FPΣV3 AFPG2543H 1
コミュニケーションカセット AFPG803 1
温度調節器KT4H AKT4H1111101 最大31

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機能概要解説

システムの機能解説

複数のKT温度調節器とFPΣをRS485でネットワーク(ModBUS)接続し、KT温度調節器のデータを集中管理する。
FPΣは各KT温度調節器にデータ送受信のModBUSコマンドを発行し、現在温度データの読出しと設定温度データの書込みを行います。
FPΣとパソコンは、RS232Cを介し、パソコンに接続します。
パソコン側ではExcelアドオンソフトのPCWAYを使用し、各温調器への温度設定、各温調器からの現在温度を表示などを行います。

当社商品導入のメリット

  • PCWAYがExcelアドインのソフトであることから、温度変化のグラフ表示、ファイルとしての保存などが可能
  • RS485ネットワーク(ModBUS RTU)を使用し、KT温度調節器を総延長1000m・最大31台接続可能
  • FPΣV3を使用し、ModBUS RTU通信が容易
  • パソコン1台から、全ての温度表示・温度設定が可能

PCWAY画面

この事例は2台のKT4Hを使用しています。

この画面上部では、セル情報設定の機能を使用し、現在温度の表示と設定温度の表示と設定を行っています。
PLCプログラムにより、KT4Hの現在温度と目標温度がデータレジスタ領域に格納され、その値がセル情報設定により、セル上に表示されます。

画面下部のグラフは、ファイル処理の機能により収集した温度データを、セル情報設定の機能を使用しセル上に貼り付け、それをEXCELのグラフウィザードにより作成されたものです。


この画面は、ファイル処理で収集した温度データをセル情報設定を使用してExcelのセルに貼り付けています。

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各種設定

接続図(通信部のみ)

コミュニケーションカセットは終端設定を行わないでください。
RS485の接続は、必ず渡り配線してください。
(分岐配線は伝送トラブルの原因になります。)

PCWAYの設定(セル情報設定)

Excelのセル上に貼り付ける内容を設定します。

セル設定情報1  
対象 レジスタ
属性 READのみ
局番 1
デバイスコード DTデータレジスタ
デバイスNo. 22
表示方法 NUM数値
ワード数 1
演算処理式 1
セル設定情報2  
対象 レジスタ
属性 READ/WRITE
局番 1
デバイスコード DTデータレジスタ
デバイスNo. 32
表示方法 NUM数値
ワード数 1
演算処理式 1
セル設定情報3  
対象 レジスタ
属性 READのみ
局番 1
デバイスコード DTデータレジスタ
デバイスNo. 24
表示方法 NUM数値
ワード数 1
演算処理式 1
セル設定情報4  
対象 レジスタ
属性 READ/WRITE
局番 1
デバイスコード DTデータレジスタ
デバイスNo. 34
表示方法 NUM数値
ワード数 1
演算処理式 1
セル設定情報5  
対象 ファイルデータ
属性 READのみ
ファイルNo. 2
世代 世代1
ファイル表示方法 24
表示更新方法 ファイル内容更新

PCWAYの設定(演算処理式登録)

PLCから得た値に演算を掛けたものを表示する場合に使用します。

READの式 X/10

PCWAYの設定(ファイルマスタ登録)

ファイル処理登録と共に、PLCのデータを収集する場合に使用します。
収集データの型やレコード数を指定します。

 
ファイルNo. 2
コメント 温度管理
ファイル名称 ondo
レコード数 20
書込みモード ファイルの最後に追加する
表示イベントV 無し
ファイルデータ
満杯時の処理設定
処理継続する
フィールド型指定 時刻・指定フィールドのみ
実数・指定フィールドのみ・1
実数・指定フィールドのみ・1

PCWAYの設定(ファイル処理登録)

ファイルマスタ登録と共に、PLCのデータを収集する場合に使用します。
収集するタイミングや対象になるPLC局番・デバイスなどを設定します。

 
処理No. 2
処理 する
対象ファイル指定 ファイルNo.2
処理内容選択 PLC→自作ファイルデータを収集する
ファイル処理を起動する
タイミング及び処理後の
動作指定
トリガデバイスV22
通知接点 処理なし
通知イベント 処理なし
処理中メッセージ 取り込み中
No.1 時刻
No.2 実数、PLC、整数、演算No.1、局番1、DT22、ワード数1
No.3 実数、PLC、整数、演算No.1、局番1、DT24、ワード数1

PCWAYの設定(間隔タイマ登録)

ファイル処理を実行するトリガを設定します。
この他、トリガを設定する方法には、"C-NET設定"と"セル情報設定"があります。

No. 1
処理間隔 30秒
デバイス V22

FPΣV3のプログラム

プログラムの詳細説明

アドレス 0~21

R100~R103を1ビットづつ順にONさせる。
1つの通信処理が完了すると、次のビットを立てる。

アドレス 22~38

F146命令はModBUSマスターモードのデータ受信命令

DT10 コントロールデータ
DT0 (固定)
H80 KT4HのPV(現在値)エリア
DT22 PCWAY現在温度No.1用セル情報の参照エリア
アドレス 39~55

F146命令はModBUSマスターモードのデータ受信命令

DT10 コントロールデータ
DT0 (固定)
H80 KT4HのPV(現在値)エリア
DT22 PCWAY現在温度No.2用セル情報の参照エリア
アドレス 56~72

F145命令はModBUSマスターモードのデータ受信命令

DT10 コントロールデータ
DT32 PCWAY設定温度No.1用セル情報の参照エリア
DT0 (固定)
H1 KT4HのSV(設定値)エリア
アドレス 73~89

F145命令はModBUSマスターモードのデータ受信命令

DT10 コントロールデータ
DT32 PCWAY設定温度No.2用セル情報の参照エリア
DT0 (固定)
H1 KT4HのSV(設定値)エリア

FPΣV3のシステムレジスタ

KT4Hの通信設定

通信プロトコル   ModBUS RTU
伝送速度   19200
データ   8ビット
パリティ   なし
ストップ   1ビット
機器番号   1と2

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