セルフモニタリング機能は、センサが自身の「状態」を診断することで、センサの設定・設置の見直しやメンテナンス時期などをお知らせする機能です。
「正常」・「通知」・「注意」・「異常」の4つのステータスで判定し、正常以外の状態では想定される原因と対策方法を確認することで、装置のダウンタイム短縮や保全負担の軽減が可能です。
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■セルフモニタリング機能の4つのステータスと状態判定
ステータス | 状態判定 | |
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正常 | 正常動作しています。 | |
通知 | セッティングを見直してください。 検出状態が異常な状態。 |
※設置、設定を見直すことで、正常へ復帰。入光量の低下など。 |
注意 (注1) |
そろそろ寿命です。 機器として交換が必要な状態。 |
※メモリ保存回数の限界、稼働時間の限界など。 |
異常 | 短絡しています/壊れました。 機器として制御が不可能な状態。 |
※出力短絡、EEPROM破損など。 |
(注1) : | HG-Sシリーズには「注意」ステータスはありません。 |
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【ダウンタイム短縮】【保全負担軽減】
センサが「状態」を自己診断することで、不具合時にはその発生個所と原因の特定を容易にします。
熟練者の経験や特定の技術者の判断がない場合でも適切な対策をすぐに行なうことができ、復旧作業までの時間削減や保全負担の軽減にお役立ちします。
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【生産性向上】【予兆保全】
これまでのセンサでは、突然の故障や長時間にわたる保守交換などで計画外の生産停止を起こしていました。
セルフモニタリング機能は、センサの交換時期をお知らせするため、最適なタイミングでメンテナンスや保全計画が可能。
突発的なライン停止を回避でき、生産性を向上させます。
※ | HG-Sシリーズには「注意」ステータスはありません。 |
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※ | 透過型デジタル変位センサHG-Tシリーズおよび接触式デジタル変位センサHG-Sシリーズでセルフモニタリング機能を使用する場合は、セルフモニタリング機能に対応したデジタル変位センサ用通信ユニット(SC-HG1-ETC/SC-HG1-CEF/SC-HG1-C/SC-HG1-485のいずれか)が必要です。 >>デジタル変位センサ用通信ユニット SC-HG1 |
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※ | HG-Sシリーズでセルフモニタリング機能を使用する場合は、2019年2月以降生産のコントローラ(HG-SC□)をご使用ください。 |