【システムメンテナンスのお知らせ】
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【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。
非接触式電磁ロック付セーフティドアスイッチ MZM100(終了品)
本商品は受注を終了いたしました。 代替商品のご案内や終了商品の詳細につきましては、下記をご覧ください。
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2021年03月31日 |
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使用上のご注意
基本動作
- 本製品は、ドアスイッチ本体およびアクチュエータに装備されたセンサで防護扉の開閉状態およびロック状態、磁力の状態を監視し出力します。
- 電源を投入し、IN端子に24V DCを印加すると磁力が発生しアクチュエータをロックします。IN端子を開放または0Vに接続するとロック解除となりアクチュエータを外すことができます。MZM100ST2-1P2PR-Aの場合は、ロック解除しても微弱な磁力でアクチュエータが容易に外れる(防護扉が開く)ことを防止します。(ラッチ機能)
安全出力の動作
- 安全出力は、PNPトランジスタ出力でY1、Y2の2出力を装備しています。防護扉を閉じてロック状態になると安全出力はONになります。ロック解除状態や、防護扉が開いている(アクチュエータが離れている)と安全出力はOFFになります。
- 本製品がエラーを検出した場合は以下の条件で安全出力がOFFになります。
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安全機能が保証されないエラー(内部エラー)の場合:エラーの検出直後 |
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安全機能に直接影響しないエラー(交差短絡、安全出力の地絡など)の場合:エラーを検出して30分後 |
但し、エラー検出状態で、ロック解除し扉を開けた場合は、安全出力はOFFとなりその後、再度ロック状態にしても安全出力はOFFを保持します。
- 本製品は安全出力がONの時、自己診断機能により最大2ms周期的にOFFします。
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・ 単体使用時 : 1ms以下
・ 複数台直列接続時 : 2ms以下(最大31台) |
- 本製品の自己診断機能で、機械が停止するおそれがありますので、本装置に接続する機器(セーフティリレーユニットなど)の応答時間に留意して接続してください。また、交差短絡検出機能を装備していますので、接続機器側の交差短絡検出機能を無効にしてください。
診断出力機能
- 診断出力(OUT)はPNPトランジスタ出力で、1出力を装備しています。アクチュエータ接触(防護扉閉)時にONし、アクチュエータが離れた(防護扉が開いた)場合OFFになります。本製品がエラーを検出した場合は、診断出力がOFFになります。
- 診断出力を装置の停止を目的として使用しないでください。
死亡または重傷を負うおそれがあります。
ロック時のアクチュエータ強制開離について
- 本製品はロック時に(保持面に対して垂直に)500Nの保持力がありますが、それを超えた力の場合、アクチュエータは強制的に引き剥がされてしまいます。また、保持面に対して水平に動かす場合は、小さな力でアクチュエータが引き剥がされてしまいます。これらの場合、エラーとなりロックアウト状態となります。
- 強制的に引き剥がした直後の本製品のロックアウト状態
(電源投入、ソレノイド入力は+Vと接続)
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安全出力Y1、Y2:150ms以内にOFF |
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表示灯の状態 緑色:点灯 黄色/赤色:交互点滅 |
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保持力 MZM100ST2-1P2PR-A( ラッチ機能有り):30N MZM100ST2-1P2P-A (ラッチ機能無し):0N |
この場合のロックアウト状態は他のエラーによるロックアウト状態とは異なり、異常状態を排除後の電源の再投入や、扉の開閉などでは正常状態に復帰しません。強制的に引き剥がした際のロックアウト解除については、次項をご参照ください。
ドアスイッチとアクチュエータが不当な力で強引に引き離された場合
- 電磁ロック付セーフティドアスイッチMZM100のロック時の保持力(Fmax)は500Nです。防護扉を不当な力で強引に開くとドアスイッチとアクチュエータが引き離され、安全出力は150ms以内にOFFとなり、エラー表示灯(赤色)と動作表示灯(黄色)が交互に点滅します。
- 装置を復帰させる場合は、防護扉を閉めた後、ソレノイド入力をOFFにしてから再度ONにしてください。このときエラー表示灯(赤色)と動作表示灯(黄色)は同時に点滅しますが、防護扉を閉めた状態でエラー表示灯(赤色)の点滅が消えるまで10分間保持してください。その後、電源もしくはソレノイド入力をOFFにしてから再度ONにすると、通常の動作状態になります。(ドアスイッチもアクチュエータも破損していません。)
配線
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 本製品を取り付ける機械または支柱は、必ずフレームグランド(F.G.)に接地してください。また、配線はフレームグランド(F.G.)に接続された金属製の配線ボックス内で処理してください。
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- ノイズを避けるため、配線はできる限り短くしてください。
- EMC指令、低電圧指令に適合した電源ユニットをご使用ください。
(欧州で使用する場合のみ)
- 本製品の施工にあたり、ISO 12100およびEN 953、ISO 14119を遵守してください。また、電気配線は専門技術者が実施してください。
- 本製品に使用する電源は、PELV電源を使用してください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ずフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- 誤配線は内部回路を破損する可能性がありますので、電源投入前に必ず配線を確認してください。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
取り付け
- 本製品は、本製品の保持面に対して垂直にアクチュエータを動作させるように取り付けてください。保持面に対して水平に動作させると500Nより小さな力でアクチュエータを引き剥がすことができるため、エラーとなり、ロックアウト状態になります。
- 本製品は2箇所の取付穴を使用し、M6ビスおよび付属の平座金で取り付けてください。
- 本製品は、防護扉のストッパとして使用することができます。
- 取り付け方向に制約はありません。
- 本製品を確実に動作させるために、ドアスイッチとアクチュエータの角度を2°以下にしてください。
- 取り付け後、取付穴に付属のキャップを装着してください。キャップは必要に応じて取り外すことができます。
その他
- 本製品は、SCHMERSAL社製品です。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本カタログに記載された内容は、製品の改良などのために予告なく変更することがあります。
- 電源投入時の過渡的状態(約4s)を避けてご使用ください。
- 本製品のPFHDの計算、あるいはIEC 61508に適合するためには、装置個々のPFHD、および安全回路内で使用する部品のPFHDを合計する必要があります。
- 蒸気、ホコリ、粉塵等の多い場所や、腐食性ガス、可燃性ガス等の雰囲気での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や薬品、油、油脂類がかからないようにご注意ください。
- 屋外で使用しないでください。
- 悪環境下で使用する場合は下記メンテナンスを行なってください。
1. |
ドアスイッチおよびアクチュエータが確実に取り付けられていることを確認してください。 |
2. |
ドアスイッチとアクチュエータの水平・垂直取り付け許容値を確認してください。 垂直方向:最大±5mm、水平方向:最大±3mm |
3. |
ドアスイッチの取り付け角度(2°以下)を確認してください。 |
4. |
動作テストを行なってください。 |
5. |
ホコリを除去してください。 |
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