SV (画像センサ)
パナソニック インダストリー画像処理機史上最強のコストパフォーマンス
一体型画像センサ SVシリーズが画像処理機導入の概念を変えます
2020年6月 ラインアップ追加しました。
500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)を追加
特長
[高速撮像・高速処理・高速結果出力]
クラス最高の高速性※
SVシリーズはコンパクトなボディに高速CMOSセンサ、Dual Core CPU、Gigabit Ethernetを搭載し、クラス最速の高速撮像と独自アルゴリズムによる高速検査を実現。
また、高速画像圧縮・高速画像出力によりトレーサビリティ構築のための「検査画像全数保存」の実現に貢献します。
※:2021年10月現在、当社調べ。
[アプリケーション例]
電子部品の方向検査
テープ内の電子部品の方向を濃淡エッジの方向と面積値で判別
![[アプリケーション例]電子部品の方向検査](/ac/j/fasys/vision/vis_sensor/sv/images/pic03.jpg) |
※: |
部分撮り込み機能使用、12万画素での代表値です。すべての検査において2msを保証するものではありません。 |
|
|
検査画像の高速保存
[BEFORE] 従来方式(シングルタスク)
従来方式の画像処理機では、シングルタスクで検査実行後に画像の圧縮を行なうため、画像圧縮による通信時間の削減のメリットを十分活かせませんでした。
[AFTER] SVシリーズ(マルチタスク)
Dual Core CPUにより、検査と並行してマルチタスクでJPEGファイル画像圧縮が可能。出力までの時間を大幅に短縮可能です。検査画像の全数保存実現に貢献します。
|
※:120万画素、JPEG圧縮での代表値です。
|
[実施したい検査を「柔軟」に実現]
豊富な検査機能
目的から選べる"かんたん設定"
設定は用途に合わせて以下の2通りから設定が可能です。
- 「寸法計測」など、実施したい検査内容からアイコンを選んで設定を実施。
- 「パターンマッチング」など、搭載する機能からアイコンを選んで設定を実施。
|
|
[実施したい検査を「柔軟」に実現]
検査機能 / 検査例
検出したい画像の輪郭情報をテンプレートとして登録し、そのテンプレートと似ている部分を探して検出します。
検出対象物のカケ等の影響を受けずに、正確な位置を検出できるアルゴリズムを搭載し、検出個数、相関値、検出座標、検出角度、スケールなどについてOK / NG判定を行なうことができます。
輪郭マッチング 類似候補サーチ機能 輪郭検出後に設定した角度方向(90°、180°、270°)を追加でサーチするため、高速性を維持したまま安定した方向検出が可能です。向きがわかりにくい輪郭の場合でも、意図しない方向での検出を低減することができます。
|
|
多数のセルを用いて検出した座標値から、近似直線を算出します。ワークの位置や傾きの位置補正、バリ・欠け、歪み、波打ちの判定に利用します。
|
|
丸い対象物のエッジを多数のセルを用いて検出し、対象物の半径や直径、中心点を算出できます。ワークの位置や傾きの位置補正、バリ・欠け、歪みの判定に利用します。
|
|
RGB、HSV(色相、彩度、明度)色空間による色検査が可能です。領域内のRGB値またはHSV値の最大、最小、平均、標準偏差を求め、その値についてOK / NG を判定します。
|
|
傷の面積や、濃淡差から小さな傷、バリ、カケ、異物などの有無を判定します。
|
|
[実施したい検査を「柔軟」に実現]
画像加工
照明不均一や、ノイズの発生する画像でも、より安定した検査に貢献します。
それぞれ画面上で元画像と比較しながら画像加工の操作が可能です。
前処理フィルタ画像の一括表示
前処理フィルタ(20種類)の適用後の画像を一覧表示。実施したい検査に対する適切な前処理を最短で選択可能です。
|
|
主な目的 |
フィルタ名 |
欠損抽出 |
・異物抽出 ・濃淡差分 ・動的2値化 ・静的2値化 |
ノイズ除去 |
・膨張 ・収縮→膨張 ・収縮 ・膨張→収縮 |
輪郭強調 |
・ソーベル ・ラプラシアン ・プレヴィット ・エッジ強調 ・エッジ抽出X ・エッジ抽出Y |
ぼかし |
・メディアン ・平滑化 |
コントラスト改善 |
・自動階調補正 ・カット範囲 ・背景カット ・階調設定 |
[実施したい検査を「柔軟」に実現]
設定ツール SVWorks
画像処理に関する専門用語を極力排除した操作画面に、「ガイドライン表示」で設定内容の説明を表示。
高機能画像処理機に搭載されるフローチャート方式プログラムを採用し、実施したい検査の設定をアシストします。
設定は「設定手順表示」の順番に設定を進めることで、検査項目や出力設定まで簡単に設定が可能です。
>>SVWorksの詳細は「ソフトウェア」ページへ
[遠隔からの設定、モニタリングでIoTを実現]
SV Web Console & データR/W(リード/ライト)機能 
BEFORE 据え付け型の画面タイプの画像処理機 |
 |
従来の画像処理検査システムの導入立ち上げ時や条件変更の際には、据え付け型の画面の前で設定が必要なため、画像処理技術者が現場に呼ばれることが多く、事務所と現場の往復が必要でした。また、位置の調整などでは設備のカメラの取り付け位置と、画面の前を行ったり来たりする必要があります。 |
|
AFTER SVシリーズ |
 |
・集中監視が可能
複数のSVの検査画像を1台のモニタに表示できます。
(例:4台のSVの画面を1台のモニタに田の字に配置)
・4カ所同時アクセスが可能
現場だけでなく、事務所からでも検査画像が確認できます。
(例:製造責任者が、現場事務所のパソコンから検査画像を確認)
・パラメータ変更が可能(データR/W) 
検査画像を確認しながら、パラメータの調整ができます。
(例:技術者が、導入直後の調整作業を事務所のパソコンで実施) |
|
EtherNet/IP対応
SVシリーズはオープンネットワークのEtherNet/IPに対応。
簡単な設定のみで上位PLCから高速通信による制御が可能です。
 |
※: EtherNet/IP ネットワーク上のアダプタ(スレーブ)として機能します。 |
|
照明電源内蔵
照明電源(10W)をコンパクトボディに内蔵。固定型(照明一体型カメラ)の照明では、正反射で照明が映りこんでしまい、うまく撮像ができなかったり、コントラストが出せない場合があります。
SVシリーズではあえて照明一体型とせず、照明電源のみを内蔵することにより、さまざまな照明や撮像条件に対応できるよう配慮しています。
|
|
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る