【システムメンテナンスのお知らせ】
現在、システムメンテナンスのため、サイト内検索およびスペック条件検索の機能が一時的にご利用いただけません。ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。
HL-C2 Ethernet通信(その2)
PLC(FP7)を使ったHL-C2モードのEthernet設定例とプログラム事例(基礎編)
解説
概要
HL-C2(HL-C21C)とPLCをEthernetで接続し、PLC(FP7)からHL-C2コマンドを送信し、各種設定を行います。
(この事例ではWSPコマンドの送信・受信を行います。)
システム構成
|
注) | セッティングが完了し、運転を行う場合は、HL-C2とFP7をLANクロスケーブルで接続するのみとなります。 |
|
解説
- HL-C2(HL-C21C)とPLC(FP7)をEthernetで接続し、PLCからHL-C2コマンドのWSPコマンドを送信し、サンプリング周期設定を行います。
(HL-C2コマンドは、RS232Cを使用する場合と共通です。)
- 通信のタイムアウトは10秒に設定しています。
(HL-C2が初期の状態では、コマンドにもよりますが、返信が返るのに2~5秒程度掛かる場合があります。)
- R0をONすることで、通信が実行されます。
- Ethernet接続にはUDP/IPを使用します。(HL-C2側が固定されています。)
[通信内容] 送信コマンドとレスポンス
- 送信コマンド
%EE#WSP300000**cr
- 返信
%EE$WSP**cr
サンプリング周期:RSP・WSP
サンプリング周期の設定と、設定状態の取得ができます。
コマンド部 |
コード部 |
サブデータ部 |
内容 |
読出 |
設定 |
RSP |
WSP |
5 |
00000 |
10[μs] |
00001 |
20[μs] |
00002 |
40[μs] |
00003 |
100[μs] |
00004 |
200[μs] |
00005 |
400[μs] |
00006 |
1[ms] |
00007 |
2[ms] |
例
(1) サンプリング周期の設定を読み出す
要求電文 |
: |
![](images/pic03.jpg) |
応答電文 |
: |
![](images/pic04.jpg) |
(2) サンプリング周期に"2[ms]"を設定する
要求電文 |
: |
![](images/pic05.jpg) |
応答電文 |
: |
![](images/pic06.jpg) |
[通信内容] レスポンス受信時のメモリ内容
[HL-C2設定] Configurator WD - IPアドレス設定
- IPアドレス … (HL-C2のIPアドレスを設定)
- サブネットマスク … 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ … (普通、IPアドレスと左3つを共通にし、右は1に設定)
[HL-C2設定] Configurator WD - 通信設定
- 通信モード … "HL-C2コマンド"
- 待ち受けポートNo. … 9094 (デフォルト値)
[FP7設定] FPWIN GR7 - FP7コンフィグレーション - 内蔵ET-LAN
- IPv4/IPv6設定 … "IPv4のみ"
IPv4アドレス自動取得 … "しない"
- 自局IPアドレス … (FP7のIPアドレス)
サブネットマスク … 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ … (普通、FP7のIPアドレスと左3つを合わせる。)
以下はユーザーコネクション 設定1~16の何れかに設定
(この事例では、ユーザーコネクション設定1を使用します。)
- 動作モード設定 … "汎用通信"
- コネクション使用指定 … "使用する"
MEWTOCOL通信タイプ … "専用ヘッダを付けない"(何を選択してもOK)
オープン方式 … "自動OPENする"
通信方式 … "UDP/IP"
自局ポート番号 … "9095"
相手局ポート番号 … "9094"
未使用コネクション切断時間 … "0"
相手局設定方法 … "IPアドレスで指定する(IPv4)
相手局IPアドレス・名前 … (HL-C2のIPアドレスを設定)
FP7 ラダープログラム
|
setting_measurement_002_003.fpx ![契約に同意してダウンロード](/ac/j/service/tech_support/fasys/images/dl_agree.gif)
|
ラダープログラム 解説
FP7のRS232C/RS485・422通信では、汎用シリアル送信時に終端コードは自動付加されますが、LANを使った汎用シリアル通信では、終端コードを送信データに付加する必要があります。
そこで、SSET命令の後にDGT命令を使用し終端コード CR(H0D)を付加しています。
送信データに終端コードを付加する為、SSET命令の演算結果の先頭のバイト数のままでは、送信バイト数として使用できません、
そこで、ADD命令を使って1を足し、DT99に送信バイト数として格納しています。
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る