【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。

制御機器

受注終了品を探す



セーフティライトカーテン[Type4 PLe SIL3] SF4B Ver.2(終了品)

使用上のご注意

インタロック機能

  • インタロック設定入力(薄紫)の配線により、インタロック有効(手動リセット)またはインタロック無効(自動リセット)の選択ができます。
インタロック設定入力線(薄紫) リセット動作
PNP出力使用時:+Vへ接続
NPN出力使用時:0Vへ接続
手動リセット
開放 自動リセット
  • インタロック機能を使用する場合、危険領域に作業者がいないことを必ず確認してください。このことに起因して死亡または重傷を負うおそれがあります。

手動リセット

  • 本装置が入光しても制御出力(OSSD1、OSSD2)が自動的にONしません。本装置が入光状態のときにリセット[投光停止入力 / リセット入力を開放→0Vまたは+Vに短絡→開放]することで、制御出力(OSSD1、OSSD2)がONします。

<タイムチャート>

タイムチャート
  • リセットボタンは、常に危険領域全体が把握でき、かつ危険領域外で操作できる場所に設置してください。

自動リセット

  • 本装置が入光したときに制御出力(OSSD1、OSSD2)が自動的にONします。

自動リセット
  • 本装置を自動リセットで使用する場合、安全出力遮断後のシステムの自動復帰をセーフティリレーユニットなどで防止してください。(EN 60204-1より)
ハンディコントローラ(SFB-HC)(別売)を用いて、インタロック条件を変更することが可能です。詳細については、取扱説明書をご参照ください。但し、SF4B-□-01<V2>、SF4B-□-03<V2>およびSF-C14EX-01使用時はハンディコントローラを使用できません。

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投光停止機能

  • 投光器の投光動作を停止させる機能です。投光停止入力/リセット入力線(桃)の状態で、投光/投光停止の選択ができます。

インタロック機能 投光停止入力/
リセット入力線(桃)
投光停止入力 制御出力状態
(OSSD1、OSSD2)
手動リセット 開放 無効 ON
PNP出力使用時:+Vへ接続
NPN出力使用時:0Vへ接
有効 OFF
自動リセット 開放 有効 OFF
PNP出力使用時:+Vへ接続
NPN出力使用時:0Vへ接続
無効 ON
  • 投光停止中は、制御出力(OSSD1、OSSD2)がOFFとなります。
  • 本機能を用いることにより不要な外来ノイズによる誤動作や制御出力(OSSD1、OSSD2)および補助出力の異常を装置側でも確認することが可能となります。
  • 投光停止入力/リセット入力線(桃)を0Vまたは+Vに接続(手動リセットの場合、開放)すると通常動作に復帰します。

<タイムチャート>(自動リセット)

タイムチャート(自動リセット)
(注1): 自動リセットでの動作を示しています。手動リセットでは、開放時投光、短 絡時投光停止となります。
  • 投光停止機能は、SF4B<V2>シリーズを設置している機械を停止させる目的で使用しないでください。死亡または重傷を負うおそれがあります。

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補助出力(非安全出力)

  • 本装置は非安全用途として、補助出力(黄緑/黒)を装備しています。補助出力は投光器に装備されています。
補助出力の設定 通常動作  
投光停止 制御出力(OSSD1、OSSD2)状態 ロックアウト
入光 遮光
OSSDの負論理
(出荷時の設定)
ON OFF ON ON

<タイムチャート>

タイムチャート
  • 補助出力は、SF4B<V2>シリーズを設置している機械を停止させる目的で使用しないでください。死亡または重傷を負うおそれがあります。

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外部デバイスモニタ機能

  • 制御出力(OSSD1、OSSD2)に接続された外部セーフティリレーが、制御出力(OSSD1、OSSD2)に従い正常に動作していることをチェックする機能です。外部セーフティリレーのb接点をモニタし、接点の溶着などの動作不良による異常が検知された場合、本装置をロックアウト状態にし、制御出力(OSSD1、OSSD2)をOFFします。

外部デバイスモニタ機能を有効にする場合
  • 外部デバイスモニタ入力(黄緑)を、制御出力(OSSD1、OSSD2)に接続した外部セーフティリレーに接続してください。

外部デバイスモニタ機能を使用しない場合
  • 外部デバイスモニタ入力(黄緑)と補助出力(黄緑/黒)を結線してください。このとき補助出力の動作モードは、「制御出力(OSSD1、OSSD2)の負論理」(出荷時の設定)としてください。
  • 外部デバイスモニタ機能を無効にした場合、補助出力に外部機器を接続することはできません。

外部デバイスモニタ機能を使用しない場合
ハンディコントローラ(SFB-HC)(別売)を用いて、インタロック条件を変更することが可能です。詳細については、取扱説明書をご参照ください。但し、SF4B-□-01<V2>、SF4B-□-03<V2>およびSF-C14EX-01使用時はハンディコントローラを使用できません。

<タイムチャート(正常)>


タイムチャート(正常)
  • 外部デバイスモニタの設定時間は、300ms以下です。300msを超えるとロックアウト状態になります。ハンディコントローラSFB-HC(別売)にて、100~600ms(10ms単位)の範囲で設定可能です。但し、SF4B-□-01<V2>、SF4B-□-03<V2>およびSF-C14EX-01使用時はハンディコントローラを使用できません。

<タイムチャート(異常(1))>

タイムチャート(異常(1))

<タイムチャート(異常(2))>

タイムチャート(異常(2))

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直列接続

最大3セットまで接続可能(但し、合計光軸数は最大192光軸まで)

  • 投光器と受光器を複数台直列に対向させた接続方法です。危険部への到達経路が2方向以上のときに使用します。制御出力(OSSD1、OSSD2)は、いずれかが遮光状態になるとOFFになります。
  • 直列接続する場合は、投光器と投光器および受光器と受光器を専用の直列接続用ケーブル(SFB-CSL□/SFPB-CSL□で接続してください。誤接続をすると、検出不能領域が発生することに起因して、死亡または重傷を負うおそれがあります。

直列接続

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並列接続

最大3セットまで接続可能

  • 投光器と受光器を複数台並列に対向させた接続方法です。危険部が2箇所あり、各危険部への到達経路が1方向のみのときに使用します。セーフティライトカーテンの干渉防止線を接続することで、最大3セットまで並列接続できます。制御出力(OSSD1、OSSD2)は、遮光状態になったセーフティライトカーテンの出力のみOFFになります。但し、SF4B-□-03<V2>はできません。
  • 並列接続する場合は、下図のように片方の受光器ともう片方の投光器の干渉防止線を接続してください。誤接続をすると、検出不能領域が発生することに起因して、死亡または重傷を負うおそれがあります。

並列接続
(注1): 干渉防止線を使用しますので、12芯ケーブルをご購入ください。
(注2): 干渉防止線を延長するときは、0.2mm2以上のシールド付ツイストペアケー ブルを使用してください。

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直列・並列混合接続

最大3セットまで接続可能(但し、合計光軸数は最大192光軸まで)

  • 投光器と受光器を複数台、直列と並列を組み合わせて対向させた接続方法です。危険部が2箇所以上あり、かつ危険部への到達経路が2方向以上のときに使用します。組み合わせにより、直列接続、並列接続合計3セットまで接続できます。但し、合計光軸数は最大192光軸までです。制御出力(OSSD1、OSSD2)は、遮光状態になったセーフティライトカーテンの出力のみOFFになります。但し、SF4B-□-03<V2>はできません。
  • 並列接続する場合は、下図のように片方の受光器ともう片方の投光器の干渉防止線を接続してください。誤接続をすると、検出不能領域が発生することに起因して、死亡または重傷を負うおそれがあります。

直列・並列混合接続
(注1): 干渉防止線を使用しますので、12芯ケーブルをご購入ください。
(注2): 干渉防止線を延長するときは、0.2mm2以上のシールド付ツイストペアケー ブルを使用してください。

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配線

  • 本装置を使用する地域の該当規格を参照し、本装置を設置してください。また、接地障害等による危険な誤動作を発生させないよう考慮してください。
  • 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
  • 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
  • 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
  • 本装置取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
  • 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。

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各部の名称と機能

投光器

投光器
投光器
 
名称 機能
光軸合わせ表示灯
(赤色/緑色)〔RECEPTION〕
A セーフティライトカーテン上部全光軸入光時:赤色点灯
セーフティライトカーテン最上端光軸入光時:赤色点滅
制御出力ON時:緑色点灯
B セーフティライトカーテン中上部全光軸入光時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
C セーフティライトカーテン中下部全光軸入光時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
D セーフティライトカーテン下部全光軸入光時:赤色点灯
セーフティライトカーテン最下端光軸入光時:赤色点滅
制御出力ON時:緑色点灯
動作表示灯
(赤色/緑色)〔OSSD〕(注1)
セーフティライトカーテン動作時点灯
[但し、制御出力に連動]
制御出力OFF時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
入光量表示灯
(橙色/緑色)〔STB〕
余裕入光時(入光量130%以上)(注2):緑色点灯
安定入光時(入光量115~130%)(注2):消灯
不安定入光時(入光量100~115%)(注2):橙色点灯
遮光時:消灯(注3)
異常表示灯
(黄色)〔FAULT〕(注4)
セーフティライトカーテン異常時点灯または点滅
デジタルエラー表示灯(赤色)(注4) ロックアウト時に異常内容を点灯表示
PNP表示灯(橙色)〔PNP〕 PNP出力設定時:点灯
NPN表示灯(橙色)〔NPN〕 NPN出力設定時:点灯
投光量制御表示灯(橙色)〔CTRL〕 ショートモード時:点灯
ノーマルモード時:消灯
投光停止表示灯(橙色)〔HALT〕 投光停止時:点灯、投光時:消灯
(注): 本体には、〔 〕内の名称が表記されています。
(注1): 動作表示灯は、制御出力(OSSD1、OSSD2)のON/OFF状態に連動して表示灯の色が変化するため、本体への表記は「OSSD」としています。
(注2): 制御出力(OSSD1、OSSD2)がOFFからONに切り換わるしきい値を入光量100%としています。
(注3): 遮光時とは、検出領域内に遮光物が存在する状態をいいます。
(注4): 詳細については、取扱説明書をご参照ください。取扱説明書はWebサイトよりダウンロードできます。

受光器

受光器
 
名称 機能
光軸合わせ表示灯
(赤色/緑色)〔RECEPTION〕
A セーフティライトカーテン上部全光軸入光時:赤色点灯
セーフティライトカーテン最上端光軸入光時:赤色点滅
制御出力ON時 : 緑色点灯
B セーフティライトカーテン中上部全光軸入光時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
C セーフティライトカーテン中下部全光軸入光時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
D セーフティライトカーテン下部全光軸入光時:赤色点灯
セーフティライトカーテン最下端光軸入光時:赤色点滅
制御出力ON時:緑色点灯
OSSD表示灯
(赤色/緑色)〔OSSD〕
制御出力OFF時:赤色点灯
制御出力ON時:緑色点灯
入光量表示灯
(橙色/緑色)〔STB〕
余裕入光時(入光量130%以上)(注1):緑色点灯
安定入光時(入光量115~130%)(注1):消灯
不安定入光時(入光量100~115%)(注1):橙色点灯
遮光時:消灯(注2)
異常表示灯
(黄色)〔FAULT〕(注3)
セーフティライトカーテン異常時点灯または点滅
デジタルエラー表示灯(赤色)(注3) ロックアウト時に異常内容を点灯表示
PNP表示灯(橙色)〔PNP〕 PNP出力設定時:点灯
NPN表示灯(橙色)〔NPN〕 NPN出力設定時:点灯
機能設定表示灯(橙色)〔FUNCTION〕 ブランキング機能使用時:点灯(注4)
ハンディコントローラ接続時:点滅
インタロック表示灯(黄色)〔INTERLOCK〕 インタロック時:点灯
インタロック時以外:消灯
(注): 本体には、〔 〕内の名称が表記されています。
(注1): 動作表示灯は、制御出力(OSSD1、OSSD2)のON/OFF状態に連動して表示灯の色が変化するため、本体への表記は「OSSD」としています。
(注2): 制御出力(OSSD1、OSSD2)がOFFからONに切り換わるしきい値を入光量100%としています。
(注3): 遮光時とは、検出領域内に遮光物が存在する状態をいいます。
(注4): 詳細については、取扱説明書をご参照ください。取扱説明書はWebサイトよりダウンロードできます。

下記の機能の詳細・注意事項は取扱説明書(マニュアル)をご確認下さい。
また、ご使用の際には取扱説明書(マニュアル)をよくお読みになり、正しくご使用下さい。

・ミューティング機能
・オーバーライド機能
→カタログダウンロードページ
→マニュアルダウンロードページ

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その他

  • 本装置は、工業環境に使用する目的で開発/製造された装置です。
  • 電源投入時の過渡的状態(2s)を避けてご使用ください。
  • 蒸気、ホコリなどの多い所での使用は避けてください。
  • シンナーなどの有機溶剤や、水、油、油脂が直接かからないようにご注意ください。
  • 種類にもよりますが、ラピッドスタート式や高周波点灯式の蛍光灯の光は、検出に影響を及ぼすことがありますので、直接入光しないようにご注意ください。

  • 本装置を機械の始動装置として使用する「PSDIモード」で使用するには、本装置と機械の間に適切な制御回路を構成する必要があります。詳細については、使用する国や地域の該当する規格、規制をご参照ください。
  • 日本国内でSF4B-□<V2>、SF4B-□-03<V2>をプレス安全用として使用しないでください。日本国内で使用するプレス機械・シャー(紙断裁機)にはSF4B-□-01<V2>をご使用ください。
  • 本装置を海外に設置する場合は、OSHA 1910.212およびOSHA 1910.217(米国)、EN ISO 13855(EU)などが適用されます。設置条件については、各国の法律および規格などをご確認ください。
このカタログは製品を選定していただくためのガイドであり、ご使用にあたっては必ず取扱説明書をお読みください。
出荷時に投・受光器で調整してありますので、投光器と受光器は同じシリアルNo.の組み合わせでご使用ください。シリアルNo.は、投光器および受光器の銘板に表記されています。(型式名の下側)
  • 必ず、安全のため始業点検を行なってください。
  • 本装置は、危険部分の駆動装置が電源遮断により急停止するか、または急停止装置を備えた各種機械装置に適合しています。動作サイクルの途中で停止できない機械には、適合しませんのでご注意ください。

検出領域

  • 機械の危険部へ到達するには、必ず検出領域を通過する構造にしてください。また、機械の危険部で作業をする場合は、人体の一部もしくは全部が、検出領域内に残る構造にしてください。人体が検出されないと、死亡または重症を負うおそれがあります。
  • 反射型、回帰反射型の配置では、使用しないでください。
  • 1つの投光器(受光器)に対向して複数の受光器(投光器)を接続することはできません。

正しい検出領域の設定例

正しい検出領域の設定例

誤った検出領域の設定例

誤った検出領域の設定例

安全距離

  • 安全距離を正確に計算し、機械の危険部と本装置の検出領域との間に、必ず安全距離以上の間隔をあけて設置してください。(計算式については、最新の規格にてご確認ください。)安全距離の計算方法を間違えた場合や、充分な間隔をあけていない場合は、機械の危険部に到達する前に機械が急停止せず、死亡または重傷を負うおそれがあります。
  • 実際にシステムを設計する前に、本装置を使用する地域の該当規格を参照し、本装置を設置してください。

安全距離
  • 本装置の最小検出物体の大きさは、フローティングブランキング機能を使用するか否かで変わります。正しい最小検出物体の大きさと正しい計算式で、安全距離を計算してください。
    フローティングブランキング機能使用時の最小検出物体の大きさ
      未設定 設定(注1)
    1光軸 2光軸 3光軸
    SF4B-F□(G)(最小検出物体ø14mm) ø14mm ø24mm ø34mm ø44mm
    SF4B-H□(G)(最小検出物体ø25mm) ø25mm ø45mm ø65mm ø85mm
    SF4B-A□(G)(最小検出物体ø45mm) ø45mm ø85mm ø125mm ø165mm
    (注1): フローティングブランキング機能については、P.75をご参照ください。但し、SF4B-□-01〈V2〉、SF4B-□-03〈V2〉およびSF-C14EX-01使用時は、フローティングブランキング機能を使用できません。
  • 人体が本装置の検出領域に垂直に侵入(通常)するとき、次に示す計算式を使用して安全距離を算出します。
    侵入方向が垂直ではないときは必ず関連規格(地域、機械の規格など)をご確認ください。
EN ISO 13855 / ISO 13855 / JIS B 9715の場合

検出領域に対して進入方向が垂直の場合
<最小検出物体がø40mm以下の場合>

• 計算式(1) S=K×T+C

S: 安全距離(mm)
検出領域の線上(面上)と機械の危険部で検出領域から最も近い場所までの最低限必要な距離。
K: 人体または物体の進入速度(mm/s)
通常は、2,000(mm/s)にて計算します。
T: 装置システム全体の応答時間(s)
T=Tm+TSF4B
Tm:機械の最大停止時間(s)
TSF4B:本装置の応答時間(s)
C: 本装置の最小検出物体から算出される追加距離(mm)。
但し、Cは0未満でないこと。
C=8×(d-14)
d:最小検出物体の直径(mm)
安全距離Sを算出するときには、下記のように5つの場合分けがあります。
まず、前記計算式にK=2,000(mm/s)として計算します。そのときの計算結果を1)S<100、2)100≦S≦500、3)S>500の3つの場合分けをします。計算結果が3)S>500になった場合は、もう一度前記計算式にK=1,600(mm/s)として再計算します。そのときの計算結果を4)S≦500、5)S>500の2つの場合分けをします。詳細については、取扱説明書をご参照ください。
本装置を「PSDIモード」で使用する場合は、適切な安全距離Sを算出する必要があります。詳細については、使用する国や地域の該当する規格・規制をご参照ください。

<最小検出物体がø40mmより大きい場合>

• 計算式(1) S=K×T+C

S: 安全距離(mm)
K: 人体または物体の進入速度(mm/s)
1,600(mm/s)にて計算します。
T: 装置システム全体の応答時間(s)
T=Tm+TSF4B
Tm:機械の最大停止時間(s)
TSF4B:本装置の応答時間(s)
C: 本装置の最小検出物体から算出される追加距離(mm)。
C=850(mm)(一定)

ANSI B11.19の場合

• 計算式(2) S=K×(TS+TC+TSF4B+Tbm)+Dpf

S: 安全距離(mm)
検出領域の線上(面上)と機械の危険部で検出領域から最も近い場所までの最低限必要な距離。
K: 侵入速度[OSHAによる推奨値は、63(inch/s)≒1,600(mm/s)]です。
侵入速度Kは、ANSI B11.19では定義されていません。適用するKの値を決定する際には、オペレータの身体能力を含むあらゆる要因を考慮してください。
TS: 最終的に停止する制御要素(エアバルブなど)から測定した機械の停止時間(s
TC: 機械のブレーキを作動させるのに要する機械制御回路の最大応答時間(s)
TSF4B: 本装置の応答時間(s)
Tbm: ブレーキモニタにより許容される追加停止時間(s)
機械がブレーキモニタを装備している場合は、下記 計算式となります。
Tbm=Ta-(TS+TC)
Ta:ブレーキモニタ設定時間(s)
機械がブレーキモニタを装備していない場合は、(TS+TC)の20%以上を追加停止時間とすることをお奨めします。
Dpf: 本装置の最小検出物体から算出される追加距離(mm)
SF4B-F□(G)<V2> Dpf=23.8mm
SF4B-H□(G□)<V2> Dpf=61.2mm
SF4B-A□(G)<V2> Dpf=129.2mm
[Dpf=3.4×(d-0.276)(inch)≒3.4×(d-7)(mm)
d:最小検出物体の直径0.552(inch)≒14(mm)SF4B-F□(G)<V2>
最小検出物体の直径0.985(inch)≒25(mm)SF4B-H□(G□)<V2>
最小検出物体の直径1.772(inch)≒455(mm)SF4B-A□(G<V2> ]

出力波形[制御出力(OSSD1、OSSD2)ON時]

  • 本装置が入光状態(ON状態)のとき、受光器は出力回路の自己診断を行ないますので、出力トランジスタは周期的にOFF状態になります。(下図参照)OFF信号がフィードバックされると、受光器は出力回路を正常と判断します。また、OFF信号がフィードバックされないと、受光器は出力回路 または配線の異常と判断し、制御出力(OSSD1、OSSD2)はOFF状態を保持します。
  • 本装置のOFF信号で、機械が誤動作するおそれがありますので、本装置に接続する機械の入力応答時間に留意して、接続してください。

出力波形[制御出力(OSSD1、OSSD2)ON時]

光沢面の影響

  • 金属製の壁、床、天井、ワークなどやカバー、パネル、ガラスなどの光沢面(光の反射率が高い面)から以下に示す距離A(m)以上離して本装置を設置してください。
  • 本装置を設置する場合、光沢面からの影響を考慮して設置するか、光沢面の塗装・マスキング・光沢面の目を粗くする・光沢面の材質の変更などの方法により、光沢面への対策を行なってください。光沢面の影響を考慮せず対策を行なわない場合、セーフティライトカーテンが検出不能状態となり、死亡または重傷を負うおそれがあります。

側面図
上面図

投光器と
受光器間の距離
(設定距離L)
設置許容
距離A
0.3 ≦ L ≦ 3mのとき 0.16m
3 < L ≦ 9mのとき
(注1)
L/2×tan2θ θ=3°
=L/2×0.105(m)

(注1): 検出距離Lは、機種により異なります。詳細については、種類と価格ページをご参照ください。
(注1): 本装置の有効開口角θは、IEC 61496-2、ANSI/UL 61496-2により±2.5° (L>3mにて)以下ですが、取り付け時の光軸ズレなどを考慮し、有効開口角を±3°と想定して、光沢のある面から離して設置してください。

ハンディコントローラについて

  • 本装置は、ハンディコントローラSFB-HC(別売)を用いることにより各種機能設定が可能です。(但し、SF4B-□-01<V2>、SF4B-□-03<V2>およびSF-C14EX-01使用時はハンディコントローラを使用できません。)機能の中には、最小検出物体の大きさなど安全距離に関わる内容が変化するものがあります。各機能を設定する際には、安全距離の再計算を行ない安全距離以上の空間をあけて設置してください。充分な空間をあけていない場合は、機械の危険部に到達する前に機械が急停止せず、死亡または重傷を負うおそれがあります。
・ハンディコントローラSFC-HC(別売)を用いる機能設定に関する詳細については、
ハンディコントローラの取扱説明書をご参照ください。

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トラブルシューティング簡易確認シート

デジタルエラー表示灯 確認内容
ノイズなどの影響。
ハンディコントローラの設定ミス。
投・受光器の組み合わせ間違い(光軸数など)。
出力極性設定線(シールド)の配線ミス。
直列接続用ケーブルの配線ミス。
直列接続した上部セーフティライトカーテンの異常。
直列接続セーフティライトカーテン数および総光軸数が
仕様範囲外。
<投光器側が点灯>
インタロック設定入力および投光停止入力/リセット入力の
配線ミス。
<受光器側が点灯>
外乱光の影響、または相互干渉状態。
<投光器側が点灯>
ミューティングランプ出力の配線ミス。
<受光器側が点灯>
制御出力(OSSD1、OSSD2)の配線ミス。
出力極性設定線(シールド)の配線ミス。
外部デバイスモニタ入力の配線ミス。接続リレーの故障。
同期線の配線ミス。
<投光器側が点灯>
受光器側の異常。
<受光器側が点灯>
投光器側の異常。
ノイズなどの影響。電源関連の異常。
セーフティライトカーテンの故障。
※弊社までお問い合わせください。
検出面の汚れ、光軸ズレなどによる入光量の低下。
(光軸がぎりぎり入光状態)
投光停止状態。
インタロック状態。
制御出力がPNP出力設定状態。
制御出力がNPN出力設定状態。
詳細については、取扱説明書をご参照ください。

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SF4B-□-01<V2>を日本国内プレス機械・シャー(紙断 裁機)安全装置として使用する場合

  • 厚生労働省公示の「動力プレス機械構造規格」、「プレス機械又はシャー(紙断裁機)の安全装置構造規格」および「プレス機械の安全装置管理指針について」に従ってください。
  • 必ず保護チューブ付ケーブル(SFPB-□)を使用してください。
プレス機械
項目 仕様
機械の種類 急停止機構および再起動防止機構を有するプレス
圧力能力 50,000kN以下
急停止時間 500ms以下
ストローク長 5,000mm以下
金型の大きさの範囲 ボルスターの幅以内


シャー(紙断裁機)
項目 仕様
機械の種類 急停止機構および再起動防止機構を有するシャー(紙断裁機)
断裁厚さ 200mm以下
断裁幅 5,000mm以下
刃物の長さ 5,500mm以下

コーナーミラーについて

  • コーナーミラーは厚生労働省型式検定は受けていませんので、日本国のプレス機械・シャー(紙断裁機)には使用できません。
  • セーフティライトカーテンSF4Bシリーズの取扱説明書に従い、メンテナンスを必ず行なってください。
  • コーナーミラーの反射面に汚れ、水、油などが付着した状態で使用しないでください。拡散または屈折により、適切な検出範囲が保たれない可能性があります。
  • コーナーミラーおよびセーフティライトカーテンの設置は、必ず取扱説明書の内容をご理解の上、設置条件に従ってください。設置条件が満たされない場合は、意図しない誤入光状態となり、死亡または重傷を負うおそれがあります。
  • 取扱説明書は、Webサイトよりダウンロードできます。
  • コーナーミラーを使用して、セーフティライトカーテンSF4Bシリーズを回帰反射型として、使用しないでください。
  • コーナーミラーの反射面の材質は、ガラスです。破損した場合、破片が飛び散る可能性がありますので、ご注意ください。
  • コーナーミラーの反射面にひびが入った状態や割れた状態で使用しないでください。拡散または屈折により、適切な検出範囲が保たれない可能性があります。反射面にひびや割れがある場合は、コーナーミラーを交換して ください。
  • レーザ式の光軸調整器などを用いて光軸調整を行なう場合、コーナーミラーで反射したレーザ光が目に入らないよう、充分ご注意ください。
  • 上記の事項が守られない場合、死亡または重傷を負うおそれがあります。

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0120-394-205 [スマートフォン・携帯電話OK]受付時間 9:00-17:00(12:00-13:00、弊社休業日を除く)
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