【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。
高速・高精度渦電流式デジタル変位センサ GP-X
使用上のご注意
- 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
- 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
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センサヘッドとコントローラは、出荷時に仕様の直線性を満たすように調整してあります。 |
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センサヘッドを交換した場合は、センサヘッドの特性コードを入力し、3点補正(キャリブレーション)を行なってください。 |
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延長ケーブルを使用する場合は、コントローラ背面のセンサヘッドケーブル長切換スイッチを「3m+7m」側に切り換えてから電源を再投入した後、3点補正(キャリブレーション)を行なってください。 |
製品の輸出について
・ |
セット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)およびセンサヘッドGP-X3S、GP-X5Sは、輸出貿易管理令(輸出令)別表第12項(12)2に該当します。 またセット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)は、コントローラの内蔵プログラムが外国為替令(外為令)別表2項(1)に該当します。 よって、本システムを日本国外へ輸出または持ち出す場合は、外国為替および外国貿易法(外為法)の規定により経済産業大臣の許可が必要です。 |
CE/UKCA適合のための使用条件
- 本製品は、EMC指令/EMC規則に対応したCE/UKCA適合製品です。本製品に適用しているイミュニティに関する整合規格は、EN 61000-6-2ですが、この規格への適合として下記条件が必須となります。
条件
- コントローラに接続する電源線は、10m未満としてください。
- コントローラに接続する信号線は、30m未満としてください。
- BCD出力ユニット用片側コネクタ付ケーブルGP-XBCC3には、フェライトクランプをコネクタ付け根から10mm以内に取り付けてください。
円板径および円柱径に対する直線性特性について
- 検出物体が円板および円柱の場合、直線性は検出物体の大きさにより変化します。検出物体が下表に示すサイズ以上であれば、スケーリング機能を用いて密着時のゼロ調整とスパン調整を行なうことにより、直線性の仕様(±0.3%F.S.以内)を満足することができます。
<円板の場合> |
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<円柱の場合> |
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センサヘッド |
円板径φ(mm) |
円柱径φ(mm) |
GP-X3S(E) |
6 |
16 |
GP-X5S(E) |
8 |
16 |
GP-X8S |
12 |
50 |
GP-X10M |
12 |
50 |
GP-X12ML |
25 |
55 |
GP-X22KL |
30 |
165 |
センサヘッドの取り付け
- 取り付け時の締め付けトルクは、下記の値以下としてください。
セットビスによる取り付け
- セットビスは、必ずM3以下のクボミ先を使用してください。
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型 式 名 |
A(mm) |
締め付けトルク |
GP-X3S(E) |
4~16 |
0.10N・m以下 |
GP-X5S(E) |
5~16 |
0.44N・m以下 |
GP-X8S |
0.58N・m以下 |
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周囲金属との間隔
- センサヘッドの周囲にある金属が検出に影響を及ぼす場合がありますので、下記事項にご注意ください。
<金属内への埋め込み>
- 金属の種類にもよりますが、センサヘッドを完全に埋め込んでしまうと、アナログ出力が変化する場合がありますので、以下に示す値以上の空間をあけてください。
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センサヘッド |
C(mm) |
D(mm) |
GP-X3S(E) |
φ10 |
3 |
GP-X5S(E) |
GP-X8S |
φ18 |
GP-X10M |
φ14 |
GP-X12ML |
φ50 |
14 |
GP-X22KL |
φ50 |
20 |
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相互干渉について
- 複数のセンサヘッドを並べて使用する場合は、仕様を満足できなくなる場合がありますので、干渉防止機能を有効にしてご使用ください。
干渉防止機能は、センサの発振を交互に行なうことでセンサ間の干渉を防止します。タイムチャート等詳細については別途お問い合わせください。
干渉防止機能を使用しない場合は、以下に示す値以上の間隔をあけてください。
<対向配置の場合> |
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<並行配置の場合> |
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センサヘッド |
E(mm) |
F(mm) |
GP-X3S(E) |
15 |
9 |
GP-X5S(E) |
30 |
11 |
GP-X8S |
40 |
15 |
GP-X10M |
40 |
15 |
GP-X12ML |
170 |
50 |
GP-X22KL |
200 |
200 |
検出距離について
- 仕様の検出距離は、標準検出物体[SUS304/鉄(SPCC)、60×60×t1mm]に対する値です。標準検出物体以外の金属を検出する場合には、下表の修正係数を乗じた値を目安としてください。ご使用になる際には、実機でご確認ください。
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GP-X3S(E) GP-X5S(E) GP-X8S
GP-X10M GP-X12ML GP-X22KL |
SUS304、鉄 |
1 |
アルミ |
約0.5 |
センサヘッドとコントローラの接続
- 電源を切った状態でセンサヘッドをコントローラに接続してください。
接続
- センサヘッドのコネクタ外周リングを持って、コントローラのセンサヘッド接続用コネクタに"カチッ"と音がするまで差し込んでください。
取り外し
- 取り外す場合は、コネクタ外周リングを持って、まっすぐ引っ張ってください。
センサヘッドケーブル延長
- センサヘッド用延長ケーブルを使用してケーブルを延長する場合は、電源を切った状態でコントローラのセンサヘッド用コネクタ横のセンサヘッドケーブル長切換スイッチを「3m+7m」側に切り換えてください。切り換えた後に電源を再投入してください。
- 延長ケーブルの同軸コネクタは、電源の0Vに接続されています。金属板などに取り付ける場合、コネクタ部を周囲金属と絶縁してください。
その他
- 本製品は工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本製品は、電源投入後15分[GP-XC3S(E)(-P)、GP-XC5S(E)(-P)は20分]以上経過してからご使用ください。電源投入直後は電源回路が安定していませんので、測定値がばらつくことがあります。また、約2秒間のミューティング時間がありますのでご注意ください。
- 屋外で使用しないでください。
- 蒸気、ホコリなどの多い所での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や水、油、油脂が直接かからないようにご注意ください。
コントローラの取り付け
- 付属のコントローラ取付枠(ATA4811)を使用し、コントローラ取付枠のビスを締めてパネル取り付けしてください。
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- パネルカット寸法は、寸法図をご参照ください。
- 取り付け可能なパネルの厚さは、1~5mmです。但し、コントローラ間通信ユニットまたはBCD出力ユニットを使用する場合は、パネルの厚さは1~2.5mmとしてください。
配線
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 誤配線をすると、故障の原因となります。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- センサヘッドおよびコントローラ取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 直流電源には、必ず絶縁トランスをご使用ください。オートトランス(単巻トランス)をご使用になると、本体や電源を破損することがあります。
- 使用電源にサージが発生する場合は、発生源にサージアブソーバを接続してサージを吸収してください。
- アナログ電圧出力には、短絡保護回路が装備されていません。電源あるいは容量負荷を直接接続しないでください。
- ケーブルの引き出し部に無理な曲げ、引っ張りなどのストレスが加わらないようにしてください。
- 複数のコントローラに対して別電源を使用する場合には、電源の+Vまたは0Vを共通にしてください。
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