カラーファイバセンサ FZ-10
使用上のご注意
アンプ
- 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
- 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
設定
・ |
FZ-10シリーズは、ティーチングの際に投光スポット径内の色をR(赤色)・G(緑色)・B(青色)の各色成分にデジタル処理し、数値としてEEPROMに書き込み記憶します。従って、投光スポット径より小さい部分の色判別や、異なった色の境目を検出させる場合、ティーチングしたときの投光スポット径内の色の割合によって、目的の色以外の色を検出することがありますのでご注意ください。
また、EEPROMに書き込まれた情報は電源を切っても消えませんが、EEPROMには寿命があり、書き込み保証回数は10万回までですのでご注意ください。 |
・ |
DIPスイッチを操作する際には、先端の幅が0.8mm程度のピンセットなどの器具をご使用ください。 |
設定手順 |
|
|
- 判別許容値設定スイッチは、ティーチングさせた色を基準として、色判別の許容範囲を変更することができる16段階の可変スイッチです。
- 付属の調整ドライバで、判別許容値設定スイッチの矢印先端部を目盛に合わせて設定してください。
- 判別許容値設定スイッチを変更すると、判別許容値が再設定されるため、出力が一度"ON"します。
- 判別許容値設定スイッチを変更してもティーチングした基準色の情報は変更されません。
- オートティーチングによる設定を行なう場合、判別許容値によっては、うまくティーチング作業が行なえないことがあります。その際は、判別許容値を変えて、再度ティーチング
作業を行なってください。
- 目盛16~5では、色成分(赤色・緑色・青色)の比率による判別を行ない、目盛4~1(高精度検出)では、さらに光量(明度)による判別も加えて行ないますので、目盛の値が小さい方(FINE側)に設定すると、微妙な光沢の違いや色の濃淡まで検出できます。
その他
- 電源投入時の過渡的状態(0.5s)を避けてご使用ください。
- 安定した検出を行なうために、定期的にティーチング作業を
行なってください。
ファイバ
取り付け
- M3ビスを使用し、0.5N・m以下で締め付けてください。
- ファイバ(FD-L51、FD-L52、FD-L53およびFD-L54)は、何台でも密着取り付けが可能です。
但し、それぞれの投光スポットが重ならないように取り付けてください。
その他
- 許容曲げ半径未満で折り曲げると、検出性能が低下しますのでご注意ください。
- 先端部が汚れた場合は、有機溶剤を使用せずに軟らかい布で軽くふいてください。
- 強い外乱光が直接受光面に当たらないようにご配慮ください。
- 設定後にファイバを動かしたり折り曲げたりしないでください。検出が不安定になることがあります。
- ファイバ端面に物を当てないでください。傷が付くと検出
性能が低下します。
- 有機溶剤の雰囲気中で使用しないでください。
- 端面に水滴が付着すると検出特性に影響を受けますので、水が直接かかる場所で使用しないでください。
- ファイバに過大な引張力が加わらないようにご注意ください。
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る