フレキシブル省配線システム S-LINK V
受注終了予定
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2025年09月30日 |
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特長
過酷なFA現場のニーズを満たした省配線システム
高度に進化した自動化・無人化技術により、FA現場ではセンサ/アクチュエータが増え続けています。なかでも光電センサ、近接センサ、電磁弁に代表されるON/OFF機器は単純な機器でありながら、最も使用数量が多く、電気設計・配線作業上の大きな負担となっています。
増え続けるON/OFF機器をいかに簡単・短時間・コンパクトに配線するか。FA用センサメーカとしての答えがS-LINK Vです。
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レイアウト、自由自在
分岐数の制限をなくし、制御点数を多点化したことにより(最大512点、256ノードMAX.)、配線による制約を受けることなく、レイアウト設計が容易に行なえます。
現場への、優れた対応力
通信モードが3段階で切り換えられるため、現場、装置が変わっても機種変更不要で対応できます。
信頼に応える、基本性能
信頼性の高いシンプルな通信プロトコルにより通信速度も大きく向上。通信距離も最大800m(Cモード時)を実現しました。
制御点数の多点化を実現
入・出力の最大制御点数が512点。また、接続ノ−ド数が256台となり、1・2・4・8・16・32点とバリエーション豊かな入・出力ユニットのラインアップにより、接続したい入・出力機器の数に合わせて、制御機器を効率的に配置できるようになりました。
技術者の設計負担や、現場の配線作業を軽減
省施工の圧接コネクタを使用し、どこからでも何回でもT型分岐させることが可能です。幹線・支線の区別や分岐回数の制限もないため、渡り配線(バス配線)や多分岐配線(スタ−配線)も行なうことができます。
上位ネットワ−クを選ばない、ビットレベルネットワ−クを実現
フレキシブル省配線システムS-LINK Vは、国内外の様々なPLCへ接続可能です。また、コンピュ-タ制御用のコントロ-ルボ-ドやバス直結型コントローラも用意。さらに、世界中に普及が進んでいるオープンネットワークやシリアル通信に対応したコントローラも用意。接続する上位ネットワークを選びません。
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CC-Linkは、三菱電機(株)の商標でCC-Link協会が管理しています。DeviceNetは、ODVA(Open DeviceNet Vender Association, Inc.)の登録商標です。EtherCATは、ドイツBeckhoff Automation GmbHの登録商標であり、特許で保護されている技術です。 |
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オープンネットワークの機能アップ
オープンネットワークの接続機器点数や総配線長の大幅なスケールアップを実現し、長距離・多点伝送のネットワークが構築可能です。 |
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[オープンネットワークの能力を有効利用できます]
例えばCC-Linkの場合
従来のS-LINKは、最大128点の入・出力機器を制御できました。S-LINK Vはその4倍の最大512点を制御できます。しかし、CC-Link上で占有する局数は同じ4局です。このため、S-LINK VではCC-Linkの局数を節約することが可能です。節約した局数を、インテリジェントデバイス(ロボットコントローラなど)に使用することが可能となります。 |
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市販のケ−ブルやコネクタも使用可能
S-LINK Vでは、専用4芯フラットケ−ブルと専用圧接コネクタを用意して省施工をご提案しています。また、市販の4芯VCTFケ−ブル(シールドなし)やコネクタにも対応していますので、お手持ちのケーブルをそのままお使いいただくことも可能です。すでに配線された現場など、新規の配線作業なしで済むため、コスト・工数などを大幅に削減でき効率的です。
全機種CEマ−キング(EMC指令)に適合
EMI規格EN 61000-6-4
EMS規格EN 61000-6-2
ノイズが多いFA現場ではCEマ−キング(EMC指令)適合が最低条件です。S-LINK Vでは、すべてのユニットが、数あるCEマ−キングの中でも基準が厳しいとされるフィ−ルド機器(センサ)と同等以上の試験をクリアしています。国内での使用はもちろんのこと、輸出機械にも安心してご使用いただけます。
すぐれた耐ノイズ性能
従来のシンプル波形でノイズに強い通信をさらに強化しました。施工のフレキシブルさ、レイアウトの自由さを損なうことなく信頼性アップ。
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EMCの耐ノイズ試験各項目に対し、十分耐性があります。
(注1):FTは、ファースト・トランジェント・バーストノイズを表します。 |
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メンテナンス性向上
システムが常に通信を監視しています。万一の場合には、トラブル内容を知らせるエラ−が発せられるため、瞬時にトラブルに対処できます。これにより、迅速かつ的確なトラブルシューティングが実現しました。また、異常原因ごとのエラ−出力を得ることができるため、万一のトラブル時にも原因究明が瞬時に行なえます。また、故障などによる入・出力機器の交換もコネクタ接続の採用により簡単に行なえます。
簡単・確実接続
各種圧接コネクタを用意。S-LINK V入・出力ユニットの幹線への接続や、センサなど接続機器のS-LINK V入・出力ユニットへの接続が圧接コネクタでワンタッチで行なえます。追加したい場所に即座に接続でき、メンテナンスも容易です。
■支線の幹線への接続および S-LINK V入・出力ユニットの幹線への接続 |
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通信ケーブルの途中で着脱が可能
大型の装置の場合、製作工場や協力工場でユニットごとに装置を製造することがよくあります。
S-LINK Vでは、幹線・支線の途中でも市販のコネクタや中継端子台によって簡単な切り離しが可能ですので、ユニットを製造する際、電気配線を行なっておけば、現地納入時にはそれらのユニットを設置し、S-LINK Vの配線を接続するだけで、組み立てが完了します。
また、ハンディモニタSL-VHM1を使用すればユニットごとに電気配線のチェックも可能なため、生産性向上とともに協力工場との責任分担も明確になります。
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プログラマブルコントローラFP7シリーズに直結可能![SL-VFP7]
SL-VFP7

■入・出力点数 : 32~512点(32点単位で設定)
■接続ノード数 : 最大256ノード
■通信距離 : 最大800m
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省施工によるコストダウン&省スペース化が可能
バス直結ですからPLC用入・出力コネクタやS-LINK Vコントローラ、PLC入・出力モジュールなどが不要になり、システム全体のコストダウンと省スペース化が図れます。
プログラマブルコントローラFP7シリーズにSL-VFP7を最大64台装着可能
FP7シリーズでSL-VFP7を最大64台装着できるため、入・出力点数最大512点×64=32,768点(最大256ノード×64=16,384ノード)を制御可能です。
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FP7 CPUユニットにAFP7CPS2R(別売)を使用する場合は、FP7 増設マスタ/スレーブユニット(別売)を使用することができませんので、SL-VFP7は最大16台までの装着となります。 |
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通信モードの切り換えが3段階で可能
コントロ−ラ側のみの操作で、システム全体の通信モ−ドを選択できます。A・B・Cの3モ−ドに可変できることにより、通信速度やシステム規模によるコントロ−ラや入・出力ユニットの検討、変更をする必要がありません。通信速度/通信距離など求められる環境に合わせることが可能です。
通信モード(注4) |
Aモード |
Bモード |
Cモード |
リフレッシュタイム (注1) |
1.5ms以下(32点時)
3.3ms以下(128点時)
10.3ms以下(512点時) |
6.0ms以下(32点時)
13.1ms以下(128点時)
41.3ms以下(512点時) |
24.0ms以下(32点時)
52.3ms以下(128点時)
165.2ms以下(512点時) |
最長通信距離(注2) |
50m |
200m |
800m |
総配線長 |
100m |
400m |
1,600m |
入・出力制御点数 |
32~512点(32点単位で設定)(注3) |
ノード数 |
最大256ノード |
(注1): |
リフレッシュタイムは、MAX.時の値です。 |
(注2): |
最長通信距離は、配線に使用するケーブルの導体断面積、接続するノード数により変わります。 |
(注3): |
コントロールボード(SL-VPCI、SL-VVMES2)は、ソフトにて16単位で設定可能です。 |
(注4): |
通信途中では、通信モードの変更はできません。 |
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