【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
2024年4月1日以降、本ページ内の表記、およびダウンロード対象のマニュアル等の「パナソニック デバイスSUNX株式会社」および「パナソニック デバイスSUNX竜野株式会社」を
全て「パナソニック インダストリー株式会社」と読み替えて適用するものといたします。
超小型イオナイザ[高周波AC方式] ER-V
使用上のご注意
- 本製品は、一般産業用に静電気除去を行なうもので、人命や財産に影響を与える事故防止など安全確保を目的とした制御機能を有するものではありません。
取り付け
- 本製品を筐体に取り付ける場合、M4ビスを使用してください。(M4ビスは、別途ご用意ください。)
- 本製品を並べて設置する場合は、5mm以上離してください。5mm未満で使用すると性能に影響を及ぼすことがあります。
|
|
- 日常点検やメンテナンス時に作業ができるスペースを確保してください。
- アース端子を必ず接地してください。接地が不充分な場合、除電性能が著しく低下します。
(D種接地または電源コモン接地)
- オプションのACアダプタER-VAPS1を使用する場合、アース端子は必ず電源コモン接地してください。
- 帯電物体が他の物体に接近または触れている状態でイオンを吹き付けても除電効果は得られません。帯電物体が他の物体から離れた状態または空中に浮いた状態のときに、イオンを吹き付けられるような場所に本製品を設置してください。
ノズルについて
- 本製品は、イオナイザ本体のみでの使用はできません。必ず別売のノズルを取り付けて、使用してください。
- 別売のノズルの改造は、絶対に行なわないでください。改造したノズルを使用するとノズル内部の圧力が上昇してしまいますので、放電部の監視機能が働き、チェック出力が動作します。
- 別売のノズルの詳細については、ノズルに付属の取扱説明書をご参照ください。
- ノズルは、用途に合わせてお選びください。
- 各ノズルに適したエア圧力でご使用ください。
- 本製品の根元までねじ込むようにして、エアノズルを取り付けてください。
配管
- 本製品のエア入口部に取り付けるエアチューブは、外径φ6mmとしてください。
- 本製品には、清浄なエア(水、油またはホコリなどを含まないエア)を供給してください。
保守・メンテナンス
- 点検清掃をする場合は、必ず電源およびエアの供給を遮断した状態で行なってください。
- 放電針は先がとがっていますので、清掃の際は充分ご注意ください
- 放電針の先端に汚れが付着すると、除電効果が低下します。チェック信号が出力された場合は清掃を行なってください。
- チェック信号が出力されなくても、定期的に清掃してください。
- 放電針は寿命部品です。20,000時間を目安に交換することをお奨めします。放電針はER-VANT2をご使用ください。
- 放電針の清掃を行なってもチェック信号が出力される場合は、放電針を交換してください。
- エラー信号が出力された場合は、異常放電している可能性があります。
下記項目をチェックしてください。
[1]電源電圧が仕様範囲内であることをご確認ください。
[2]放電針に欠けや汚れがないか、放電針ユニットが本体に正常に取り付けられているかご確認ください。放電針に欠けや汚れがある場合は、清掃するかまたは新しい物に交換してください。
[3]ノズル内部に異物がないか、正常にノズルが取り付けられて、設置されているかご確認ください。
[4]アース端子が確実に接続されているかご確認ください。
- エラー信号出力後、リセットする場合はリセット信号を入力してください。
放電針の清掃手順
[1]電源およびエアの供給が遮断されていることを確認します。
[2]本体後側から放電針を取り外します。
[3]アルコールを染み込ませた綿棒などで、放電針やその周辺の汚れを取り除きます。
[4]放電針に糸クズなどの異物が付着していないことを再度確認してください。
[5]清掃後、放電針を取り付けます。
放電針の交換
[1]電源およびエアの供給が遮断されていることを確認します。
[2]本体後側から放電針を取り外します。
[3]新しい放電針やその周辺に汚れがないことを確認した後、ノズルを取り付けます。
配線
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。感電するおそれがあります。
- 配線後、電源を投入する前に結線状態を確認してください。
- 誤配線をすると、故障の原因となります。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
その他
・ |
本製品を接続する直流電源には、必ず絶縁トランスなどでアイソレーションされたもの、またはオプションのACアダプタER-VAPS1をご使用ください。 |
・ |
本製品に、オートトランス(単巻トランス)などをご使用になると、短絡して本体や電源が破損するおそれがあります。 |
- 本製品の仕様範囲外では、使用しないでください。事故や故障の原因となります。また、著しく寿命の低下を招きます。
- 本製品の分解、修理、改造は絶対に行なわないでください。事故や故障の原因となります。
- 本製品を火中に投じないでください。製品が破裂したり、有毒ガスが発生するおそれがあります。
- 放電針には高電圧が印加されていますので、指や身体、針金や工具などの金属類を近づけないでください。感電や故障の原因となります。
- 本製品は、防爆形ではありません。発火物または引火物などの危険物が存在する場所で使用しないでください。発火または引火のおそれがあります。
- 電源を切った後、すぐに電源を投入すると異常出力が出ることがあります。電源を切った後電源を投入する場合は、1秒以上の間隔をあけてください。
- 蒸気、ホコリなどの多い所や、水、油や溶接時のスパッタが直接かかる所での使用は避けてください。
- 大気中でオゾンが発生しますので、オゾン臭を感じたら換気を行なってください。オゾンが長期間滞留した場合、金属などが酸化・腐食するおそれがあります。また、ノズル出口または吹き出し口付近に顔を近づけてオゾン臭を確認しないでください。鼻、喉などをいためるおそれがあります。
- 電源やエアを供給する前には、配線や配管の状態を確認してください。誤った配線や配管は、故障の原因となります。
- 本製品を除電以外の目的で使用しないでください。
- 本製品が使用不能または不要になった場合は、産業廃棄物として適切な廃棄処理を行なってください。
- 本製品へ供給しているエアを電磁弁などでON/OFFする場合は、放電停止入力も同時にON/OFFしてください。
- 使用する流体は、空気(乾燥したクリーンエア)を使用してください。空気(乾燥したクリーンエア)以外の流体や腐食性ガスなどを含む場合、事故や故障の原因となります。
- カーボン粉、塵などの異物や水、油を含んだエアは使用しないでください。感電や故障の原因となりますので、エアフィルタやエアドライヤの設置などの適切な処置を行なってください。
ミニラインフィルタ(別売)について
品名 |
ミニラインフィルタ |
型式名 |
ER-AF10 |
ER-AF20 |
項目 |
適合イオナイザ |
ER-VS02、ER-SP□ |
使用流体 |
エア |
配管接続形状 |
R1/8、Rc1/8 |
R1/4、Rc1/4 |
捕集粒径 |
0.1μm |
捕集効率 |
99.9% |
処理エア流量(注1) |
40ℓ/min(. ANR) |
80ℓ/min(. ANR) |
膜面積 |
29.9cm2 |
68.7cm2 |
最高使用圧力 |
0.97MPa |
保証耐圧力 |
1.47MPa |
使用周囲温度 |
+5~+45℃ |
材質 |
本体:アルミ合金(アルマイト処理) エレメント:多孔質中空糸膜 |
質量 |
本体質量:約11g |
本体質量:約18g |
(注1): |
フィルタ性能が保たれる最大処理エア流量です。 最大処理時で、約0.1MPa程度の圧力降下が発生します。 |
配管
<ER-AF20+ER-VS02の取付例>
- 上図のように、本製品の両側にエア配管用継手を取り付け、エア配管に接続してください。
(注1): |
本製品は、アルミ合金を使用していますので、無理な力が加わらないようにしてください。 |
(注2): |
本製品は、固形物除去用です。水や油などは事前に除去してください。 |
注意事項
- 配管する前に、必ず配管内のフラッシング(圧縮エアの吹き
流し)を充分に行なってください。作業中に発生した切屑、
シールテープまたは錆などが混入すると目詰まりの原因と
なります。
- 使用流体には、水や油などを含まない空気(乾燥したクリー
ンエア)を使用してください。水や油などによって目詰まり
をおこし、性能が劣化する原因となります。
- 使用流体および雰囲気中に下記のような物質が含まれてい
る場合は、使用しないでください。
• 有機溶剤・リン酸エステル系作動油
• 亜硫酸ガス・塩素ガス・酸類
- 本製品は産業用です。人命に関わる装置には、使用しないでください。
- 分解または改造をしないでください。
- 本製品を廃棄する場合は、産業廃棄物として廃棄してください。
エア圧力降下について |
|
|
- ミニラインフィルタ(ER-AF10/AF20)を挿入すると、エア
圧力降下が発生します。二次側圧力がイオナイザの使用
エア圧力範囲内になるように一次側圧力を調整してくださ
い。(使用エア圧力範囲はノズルにより異なりますのでご
注意ください。また最大処理エア流量で使用した場合、約
0.1MPa程度の圧力降下が発生します。)
- 処理エア流量以上のエアを印加するとフィルタ効果が低下しますので、ご注意ください。
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る