【制御機器サイトメンテナンスのお知らせ】

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【期間】2018年10月21日(日)9:00~17:00(延長の可能性あり)
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リレー使用上のご注意

リレーを実際に使用するに当たってはいろいろな周囲条件に遭遇し、不測の事故が発生することがありますので、実施可能な範囲で実際の使用条件でのテストが必要です。以下に使用上の注意点を記載しますので実使用に際しご検討ください。

カタログ、仕様書に記載されております条件範囲でのご使用をお願いいたします。カタログ、仕様書記載条件の範囲外でのご使用によって不具合に至った場合、品質を保証いたしかねます。

安全に関するご注意

  • コイル定格、接点定格、開閉寿命など仕様範囲を越えて使用されますと、異常発熱、発煙、発火の恐れがありますので絶対に避けてください。
  • 当社は品質、信頼性の向上に努めていますが、一般に電気部品・機器はある確率で故障が発生します。また、使用環境、使用条件によって耐久性が異なります。ご使用の際は、実際に使用するに当たっての信頼性を高める為、実使用における最悪条件での評価をお願いいたします。 性能が劣化した状態で引き続き使用されますと、絶縁劣化により、異常発熱、発煙、発火の恐れがあります。製品の故障もしくは寿命により、結果として人身事故、火災事故、社会的な損害などを生じさせないよう冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計などの安全設計や定期的な保守の実施をお願いします。
  • リレー通電中に、充電部に触れますと感電の危険がありますので絶対に避けてください。
    リレー(端子台、ソケットなどの接続部品を含む)の取り付け、保守、故障の処置を行う場合は必らず電源を切ってください。
  • 端子の接続につきましては、カタログや仕様書の内部結線図をご確認の上、正しく接続してください。
    誤った接続をされますと予期せぬ誤動作・異常発熱・発火等で回路損傷の原因となる恐れがありますので、ご注意ください。

1.リレー選択上の注意事項

リレーを正しく使用するためには、選定するリレーの特性を良く知り、リレーの使用条件、環境条件に合致するものであるか否かを検討すると同時にリレーを実際に使用するに当たってのコイル仕様、接点仕様、周囲条件を十分熟知しておかねばなりません。下表はリレーの選択上の考慮すべき大略をまとめてみましたので検討項目と注意点をご参考にしてください。

項目 選択上の考慮点
コイル a)定格
b)感動電圧(電流)
c)開放電圧(電流)
d)最大印加電圧(電流)
e)コイル抵抗
f)温度上昇
  • 電源電圧を考えてリレーを選定する。
  • 使用する雰囲気の温度とコイルの温度上昇およびホットスタートなどを十分考慮する。
  • 半導体でリレーを駆動する場合は、電圧降下に注意する。
  • 始動時の電圧ドロップに注意する。
接点 a)接点構成
b)接点定格
c)接点材料
d)寿命
e)接触抵抗
  • 使用する機器の寿命とリレーの寿命のバランスは良いか?
  • 接点材質は負荷の種類に合っているか? 特に低レベルで使用する時は注意が必要。
  • 高温中では定格寿命の低下する場合があるので、実雰囲気での寿命確認が必要。
  • 実回路、実負荷等の実使用条件での確認が必要。
動作時間 a)動作時間
b)復帰時間
c)バウンス時間
d)開閉頻度
  • 周囲温度、印加電圧により動作時間バウンス時間が変化することに注意する。
  • 動作、復帰時間はバウンス時間含まないことに注意する。
  • 開閉頻度により開閉寿命が変化することを考慮する。
機械的特性 a)耐振性
b)耐衝撃性
c)使用周囲温度
d)寿命
  • 使用する場所の振動衝撃と性能を考慮する。
  • リレーの許容周囲温度を確認する。
その他 a)耐電圧
b)取り付け、端子
c)大きさ
d)保護構造
  • プラグイン型、プリント板型、はんだ付け、ネジ止めなどの接続方法の選択。
  • はんだや洗浄などプリント板への実装方法による保護構造の選択。
  • 使用する雰囲気が悪い時は密封構造型(プラシール型)とする。
    但し、使用環境条件によっては密封性が破壊する可能性があるので、実雰囲気での確認が必要。
  • 特殊な条件はないか?

リレーの基本的な取り扱いについて

  • 初期の性能を維持するためには落としたり衝撃を与えたりしないようにご注意ください。また、リレーを落下されました場合は、ご使用にならないでください。
  • ケースは通常の取り扱いでは、はずれないようになっています。初期の性能を維持するために、ケースをはずさないようにしてください。特性が保証できなくなることがあります。
  • 塵埃、SO2、H2Sや有機ガスが少ない常温常湿の雰囲気中での使用をおすすめします。
    ご使用場所の周囲雰囲気の悪い場合は、プラシール型の密封型をご検討ください。
    リレーの周囲にシリコーンガスの発生源(シリコーンゴム、シリコーンオイル、シリコーン系コーティング剤、シリコーン充填剤など)を使用されますとシリコーンガス(低分子シロキサンなど)が発生し、プラスチックの透過性によりシリコーンガスが製品内に侵入いたします。
    このような雰囲気下でリレーを使用・保管されますと、シリコン化合物が接点に付着して、接触不良になることがありますので、シリコーンガスを発生させるものはリレー近傍に使用しないでください。
  • ガソリン・シンナーなど引火性・爆発性ガスが存在する場所で使用しないでください。
  • 有極リレーはコイルの極性(+)(-)にご注意ください。
  • コイルには定格電圧を印加することが基本です。またDCコイルには矩形波、ACコイルには正弦波を印加してください。
  • コイル印加電圧が最大許容電圧を超え連続印加されることがないようにしてください。
  • 接点容量や寿命は一応の目安です。接点の現象や寿命は、負荷の種類や諸条件により著しく異なる事がありますので、使用に際しましては十分ご確認ください。
  • 使用周囲温度がカタログ値を超えないようにしてください。
  • 自動はんだをされる場合はフラックスタイト型か密封型(プラシール型など)をご使用ください。
  • 洗浄される場合は、密封型をご使用ください。洗浄液はアルコール系もしくは純水を使用し、また、リレーの特性に悪影響を与えますので、超音波、高周波による振動印加は絶対にお避けください。
  • タブ端子のリレーにおけるファストンの挿入強度は、40~70N{4~7kgf}を目安としてください。
  • プリント板端子のリレーにおいて端子を曲げて自立端子型にすることはお避けください。リレーの性能が保証できなくなることがあります。

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2.コイル入力に関する注意事項

リレーの動作を確実に行うため、定格電圧を印加することは、最も基本的なことです。 感動電圧以上の電圧印加でリレーは動作しますが、電源の種類、電圧変動、温度上昇によるコイル抵抗の変化などを考慮しますと、コイルには、定格電圧を印加することが必要であり、また最大印加電圧以上の電圧を加えますと、コイルのレアショート、焼損などを起こす場合もありますので、注意が必要です。また、最大印加電圧はコイルに印加できる電圧の最大値で連続印加を許容するものではありません。規定の性能を得るためには、定格電圧を印加してください。

1.コイルについての基本的な注意事項

交流動作型(以下AC型)

AC型リレーを動作する電源はほとんどが商用周波数(50または60Hz)で標準電圧としては6, 12, 24, 48, 100, 200V ACがあります。このため標準電圧以外の電圧の場合、特注品的要素となり、価格、納期の安定化の面で不都合を生じることがあり、できるだけ標準電圧のものを選定する必要があります。
またAC型は、隅取コイルの抵抗損、磁気回路の渦電流損失、ヒステリシス損失などがあり、コイルの入力も大きくなりますので、一般に温度上昇がDC型よりも高くなるのが普通です。さらに感動電圧(最少動作電圧)以下及び定格電圧以上ではうなりを生じることがありますので、電源電圧の変動に注意を要します。
たとえばモーター起動の際に、電源電圧がドロップしますと、リレーはうなりながら復帰し接点が焼損、溶着、あるいは自己保持がはずれるということが起こります。
AC型では動作時に突入電流(可動鉄片の離れた状態ではインピーダンスが低く定格電流より多く流れ、可動鉄片が吸着された状態ではインピーダンスが高くなり定格電流の値が流れます)がありますので、数多くのリレーを並列接続して使用される場合には、消費電力とともに考慮する必要があります。

直流動作型(DC型)

DC型リレーを動作する電源は電圧を基準とした場合と、電流を基準とした場合とがあり、電圧を基準とした場合の標準電圧は5, 6, 12, 24, 48, 100V DCなどですが、電流を基準とした場合には、カタログなどに感動電流何mAと表現されております。
しかし、感動電圧(電流)は可動鉄片がかろうじて動くという最低保障にしかすぎませんので、印加電圧と抵抗値のバラツキ、コイルの温度上昇による抵抗値の増加を考慮しますと定格電圧(電流)を印加する必要があります。またDC型では限界リレー(電圧または電流がある限界値になったとき、リレーがON、OFFするもの)的な使用方法が取られ、メーターの代用として使用される場合が多いのですが、これはコイルに印加される電流が徐々に増加または減少するので接点の移動が遅くなり規定の制御容量を満足しえない場合がありますので注意する必要があります。
DC型リレーのコイル抵抗値は周囲温度の変化、およびリレー自身の発熱によって約0.4%/℃の変化をきたし、温度が高くなると、感動電圧および開放電圧が高くなりますので注意を要します。(ただし、一部の有極型ではこの変化率がかなり小さくなります。)

2.コイル入力電源について

交流コイルの入力電源

リレーを安定動作させるためにはコイル定格電圧を加えてください。なお、電源電圧の変動は基本的に定格電圧の‑15~+10%の範囲にしてください。ただしコイルに印加する電圧は正弦波形が理想的ですが、商用電源をそのまま使う場合は波形をご確認ください。交流の安定化電源を使用した場合、その装置の波形ひずみによってうなりを生じたり、異常過熱をする場合があります。交流コイルは隅取りコイルによってうなりを停止する構造となっていますが、波形ひずみがこの機能を発揮させないためです。図1に波形ひずみの例を示します。
リレーの操作回路の電源と同じラインにモータ、ソレノイド、トランスなどが接続されていて、それらが動作したとき電源電圧が低下し、そのためリレーがバイブレーションを起こして接点を焼損する場合があります。特に小型トランスを介しているとかトランスの容量に余裕のないとき、配線の長い場合あるいは家庭用、商店用などで配線の細い場合などもこのような使い方になりますので、通常の電圧変動と合わせて注意を要します。このようなトラブルが発生した場合には電圧の変化状況をシンクロスコープなどで正しく調査し、その対策を講ずると共に、それらに適した感動特性のリレーを特別に採用するか、DC回路に交換して図2のような回路でコンデンサによる電圧変動吸収をするのも一つの方法です。
特にマグネットスイッチを使用される場合、負荷がモータなどで変動が大きくなりますので、用途によっては操作回路と電力回路を分けることも併せて検討してください。

図1:交流安定化電源のひずみ

(正弦波)

(台形に近い波形)

(第3高調波を含んだような波形)

正弦波 台形に近い波形 第3高調波を含んだような波形
図2:コンデンサを用いた電圧変動吸収回路
コンデンサを用いた電圧変動吸収回路

直流コイルの入力電源

直流型リレーのコイル両端にかける電圧は、コイル定格電圧の±5%の範囲にしてください。
直流型リレーの電源としては、バッテリー、全波あるいは半波整流回路と平滑用コンデンサとの組み合わせなどがあります。リレーの感動電圧などの特性はこれら電源の種類によって多少変化しますので、安定した特性を発揮させるには、完全直流が望ましい使用方法です。
リップルを含む直流電流の場合、特に半波整流回路と平滑用コンデンサとの組合時において平滑用コンデンサの容量が過少であるとリップルの影響により、感動電圧が大きく変化したり、うなりが発生するなど不都合を生じることがありますので、リップル率5%以下になるような直流電源の配慮が必要です。実使用における最悪条件での評価をお願いいたします。
また、次のような場合もございますので、当社までお問い合わせください。

  • 1.ヒンジ形リレーでは半波整流だけでは使用できませんが、半波一平滑コンデンサとすることにより使用できます。ただしリップル率および、特性検討を要します。
  • 2.ヒンジ形リレーでは全波整流だけで使用できる機種とできない機種がありますので、当社までお問い合わせください。
  • 3.コイル印可電圧と電圧ドロップ
    図4のようにコイル・接点側共に、同一回路電源(バッテリーなど)で駆動する回路では、負荷ON時のコイル側電圧ドロップにより、電気寿命に影響することがありますので、実負荷での確認をお願いします。
図3:直流コイルの入力電源
直流コイルの入力電源
直流コイルの入力電源
リップル率計算式 Emax. =脈動分の最大値
Emin. =  〃  最小値
Emean.=  〃  平均値
図4:コイル印加電圧と電圧ドロップ
コイル印加電圧と電圧ドロップ

3.最大印加電圧と温度上昇

コイルには、定格電圧を印加することが基本ですが、最大印加電圧以上の電圧を加えますと、温度上昇によるコイルの焼損やレアーショートを起こす場合もありますのでご注意ください。また使用周囲温度の範囲もカタログ表記値を越えないように注意してください。

コイルの最大印加電圧

コイルの最大印加電圧はリレー動作の安定性から求められるほかに絶縁物の熱的劣化や変形、火災の原因とならないことなど、重要な制約を受けています。
実際の使用上ではE種絶縁(限界温度120°C)で、周囲温度を40℃とした場合、温度上昇限度を抵抗法において80℃と考えるのが妥当です。ただし、電気用品安全法に準拠する場合(限界温度115°C)は75℃となります。

パルス電圧による温度上昇

ON時間2分以下のパルス電圧で使用した場合、コイル温度上昇値はON時間に関係なく、ON、OFFの比率によって異なり、連続通電時とくらべてもかなり小さくなります。各リレーともほぼ同様です。

通電時間 %
連続通電の場合 温度上昇値100%とする
ON:OFF=3:1 約80%
ON:OFF=1:1 約50%
ON:OFF=1:3 約35%
図1:オンオフ比
図1オンオフ比

コイルの温度上昇による感動電圧の変化(ホットスタート)

直流型リレーではコイルに連続通電した後一度OFFし、ただちに、再度ONする場合コイルの温度上昇により、コイル抵抗が増加し、感動電圧がやや高くなります。また温度の高い雰囲気で使用すると同様に高くなります。
銅線の抵抗温度係数は、1℃あたり約0.4%であり、この割合でコイル抵抗が増加します。すなわちリレーを動作させるには、感動電圧以上の電圧が必要であり、抵抗値の増加にともない感動電圧が高くなります。ただし、一部の有極リレーでは、この変化率がかなり小さくなります。

4.コイル印加電圧と動作時間

AC動作の場合は、コイル励磁のスイッチがONした時の位相によって動作時間にバラツキがありますが、小型のものはほぼ半サイクルで動作します。しかし、やや大型のリレーですとバウンスが大きくなって、動作時間7~16ms復帰時間9~18ms程度になります。
またDC動作の場合は、コイルの入力が大きくなるほど、動作時間は速くなりますが、a接点のバウンスが大きくなる場合があります。負荷条件(特に、突入電流の大きい場合や定格負荷に近い場合など)により、寿命の低下や軽溶着を発生することもありますのでご注意ください。

5.迷走回路(まわり込み回路)

シーケンス回路を構成する場合、まわり込みによる誤動作とか、異常動作とならないように注意することが必要です。シーケンス回路を書くときの心得として図1のように、2本の電源線を記したとき、必ず上側のラインを(+)、下側のライン(-)(交流回路であっても同じ考え方をすること)とし、(+)側に接点回路(リレー接点、タイマ接点、リミット接点など)を必ず接続するようにし、(-) 側に負荷回路( リレーコイル、タイマコイル、マグネットコイル、ソレノイドコイル、モータ、ランプなど)を接続するように心がければよいでしょう。
図2は迷走回路の例です。
図2(a)において接点A, B, Cが閉じて、リレーR1、R2、R3が動作したのち、接点B, Cが開くとA→R1→R2→R3の直列回路ができて、リレーがうなったり、復帰しなくなったりします。
図2(b)のように接続するのが正しい回路の作り方です。直流回路においては、ダイオードによるまわり込み防止が簡単にできますので、うまく活用してください。

図1:シーケンス回路縦書きの例
図2:迷走回路

(a)よくない例×

(b)正しい例○

(a)よくない例 (b)正しい例

6.コイル印加電圧の漸増と自殺回路

コイルに印加される電圧が徐々に増加していくようなとき、リレーの反転動作が不安定で接点圧力の低下、接点のバウンス増大、接触の不安定などが起こります。このような使い方にならないようコイル印加方法(スイッチング回路の採用)を考慮してください。またキープ・リレーまたはラッチング・リレーなどの場合、自己のb接点を用いて、自己のコイル回路を遮断してしまう使い方がありますが、トラブルのもとになりますから止めてください。
図1はリード形リレーを用いてタイミングと順送り動作をさせた回路ですが、コイル印加電圧の漸増と自殺回路がミックスされたよくない例で、リレーR1のタイミング回路をタイムアップ時に切るようなことになり接点のバタツキが生じトラブルとなったものです。初期的(試作的)な実験ではうまくいったものの、接点の使用回数の増加にともなう接点の黒化(炭化物)とリレーのバラツキによって不安定な性能となったものです。

図1:リード形リレーを用いてタイミングと順送り動作をさせた悪い例
図1悪い例 図1悪い例
R1:リード形リレ     C:コンデンサ
R2:リード形リレー    X:可変抵抗(時問調整用)
  R1a:R1リレーのa接点
R1b:R1リレーのb接点

7.交流負荷開閉における位相同期について

リレー接点の投入が交流電源位相に同期する場合は、電気的寿命の低下や接点溶着あるいは接点転移によるロッキング現象(復帰不良)の発生することがありますので、ランダム位相での開閉かどうか実システムでの確認を行ってください。タイマ、マイコン、サイリスタなどでリレーを駆動する場合、電源位相に同期する場合があります。

図1:位相同期
図1:位相同期

8.誘導障害による誤動作

長距離配線において操作回路用の電線と電力用の電線を1本の電線管に挿入して配線した場合、操作用信号がOFFであるにもかかわらず、電力線からの誘導によって操作コイルに誘導電圧が印加され、リレーとかタイマが復帰しないことがあります。以上のように長距離配線にあたっては誘導障害とともに分布容量による接点障害があったり、雷などの外来サージの影響で機器が破損することがありますので留意してください。

9.長年月の連続通電

リレーを開閉動作なしで、長年月連続通電するような回路(異常発生時のみ復帰しb接点で警報を発するような、非常灯、警報設備、異常点検回路)では、回路設計を検討し、放置中は無励磁となる設計が望まれます。
コイルへの長期連続通電は、コイル自身の発熱によりコイルの絶縁劣化・特性劣化が促進されます。このような回路の場合、磁気保持型のラッチング・リレーをご使用ください。どうしてもシングルスティブルリレーをご使用の場合、外部環境の影響をうけにくいシールタイプのリレーをご使用の上、万一の接触不良や断線にそなえて、フェールセーフの回路設計をお願いします。

10.稀頻度開閉でのご使用について

開閉頻度が月1回以下の使い方の場合には、定期的に接点の通電検査を実施してください。長期間接点の開閉が行われない場合、接点表面に有機皮膜の生成などにより、接触不安定の原因となります。

11.コイル電食について

リレーコイル電圧回路が比較的高い場合、直流リレーを温・湿度の高い雰囲気で長時間あるいは連続通電したとき、コイルが電気的に腐食されるいわゆる電食が起こり、断線することがありますので、次の点にご留意ください。

  • 1.電源の(+)側をシャーシアースしてください:全リレー共通。(図1)
  • 2.やむ得ず電源の(-)側をアースする場合、またはアースのできない場合
  • 1.接点(またはスイッチ)を電源の(+)側に入れてください:全リレー共通。(図2)
  • 2.アース端子が不要の場合はアース端子とコイル(+)側を接続してください:NFおよびNRアース端子つき。
    (図3)
  • 3.電源の(-)側をアースし、かつ(-)側に接点(またはスイッチ)を入れることはおさけください:全リレー共通。(図4)
  • 4.アース端子付リレーの場合、アース端子の効果(感電防止、ノイズ防止)を考慮しないときは、アース接続をしない方が電食防止に役立ちます。(図3の場合を除く)
注) 図中の鉄芯は絶縁物を介してシャーシと連なっています。アース端子付リレーの場合は、鉄芯は直接シャーシアース可能ですが、電食を考慮するときは接続しない方が有利です。
図1:回路例(判定:○)
図2:回路例(判定:○)
図3:回路例(判定:○)
図4:回路例(判定:×)

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3.接点に関する注意事項

接点について

接点はリレーの最も重要な構成要素ですが、接点の現象というものは、接点材料、接点にかかる電圧および電流値(特に投入時および遮断時の電圧、電流波形)、負荷の種類、開閉頻度、周囲の雰囲気、接触形式、接点の開閉速度バウンス現象の多少、などによって著しく影響されて、接点の転移現象、溶着、異常消耗、接触抵抗の増大、などの不良障害となって現れますので、使用に際し検討が必要です。
以下に接点に関する注意事項を述べますのでトラブル防止の参考にしてください。ご不明な点は当社に確認されることをおすすめします。

1.接点に関する基本的な注意事項

電圧

接点回路の電圧は回路に誘導を含むときはかなり高い逆起電圧が発生し、電圧が高いほど、エネルギーが大となって、接点の消耗量、転移量が増大しますので、リレーの制御容量に注意する必要があります。 また直流電圧の場合は制御容量が極度に低下しますので注意する必要があります。これはDCの場合、AC電流のようにゼロ点(電流ゼロの時点)がなく、したがって一度アークを発生しますと消えにくいため、アーク時間が長くなることが主因です。 さらに電流方向一定のため、以下に述べますが接点の転移現象が起こり接点消耗につながるためです。
一般にカタログなどでだいたいの制御容量は表記されておりますが、これだけでは不十分で、特殊な接点回路では試験確認が必要です。 また、カタログなどでは抵抗負荷の場合と限定した制御容量が表記されていることがありますが、これはそのリレーのクラスを示す意味が大きく、一般にACの125V回路の電流容量で考えるのが妥当です。
最小適用負荷は、微少負荷レベルにおける開閉可能な下限の目安となるものです。
この値は、開閉頻度、環境条件、期待する信頼性水準によって変わることがありますので、保証するものではありません。 最小適用負荷以下でご使用された場合、信頼性が低下しますので、最小適用負荷以上でご使用ください。アナログ微小負荷制御または接触抵抗100mΩ以下をご要望の場合(計測、無線など)AgPd接点品のリレーをご使用ください。

電流

接点の閉路および開路時の電流は接点に重要な影響を与えます。例えば負荷がモータやランプのときは閉路時の突入電流が大きいほど、接点の消耗量、転移量が増大し、接点の溶着、転移による接点開離不能といった支障を生じることがあります。したがいまして実使用に際しましては、十分確認してください。

2.一般的な接点材料の特徴

接点材料の特徴を下表に示します。リレー選択上の参考にしてください。

接点材料 Ag(銀) 導電率・熱伝導率は、金属中最大。低い接触抵抗を示し安価で広く使用される。欠点として硫化物雰囲気では硫化皮膜が生成しやすい。低電圧・微少電流レベルでは注意を要する。
AgSnO2
(銀酸化スズ)
優れた耐溶着性を有しているが、Agと同じく硫化物雰囲気では硫化皮膜が生成しやすい。
AgW
(銀タングステン)
硬度・融点は高く、耐アーク性に優れ、転移・溶着に対して強いが接点圧力の高いことが要求される。また、接触抵抗も比較的高く、耐環境性に劣る。また、加工、接触バネへの取付工夫にも制限がある。
AgNi
(銀ニッケル)
電気伝導度に関してはAgに匹敵し、耐アーク性が優れている。
AgPd
(銀パラジウム)
常温では、耐食性が良く、耐硫化性も良いがドライサーキットにおいては、有機ガスを吸着してポリマーを生成しやすいため、金貼りなどを行ってポリマーを防止する必要がある。
表面処理 Rhめっき
(ロジウム)
完全な耐食性と高硬度を兼ね備えている。めっき接点として比較的軽負荷の場合に使われる。有機ガス雰囲気ではポリマーを生成することがあり、注意を要する。そのため、密閉型(リードリレーなど)の表面処理として用いられる。
Auクラッド
(金貼り)
耐食性に最も優れたAuを母材上に圧接したもので厚みの均一性とピンホールのないことが大きな特徴である。使用雰囲気条件が比較的悪い場合、特に微小負荷に対し効果が大きい。既存標準品のクラッド化は、設計的、設備的に困難な場合が多い。
Auめっき
(金めっき)
Auクラッドとほぼ同等の効果がある。めっき処理によっては、ピンホールやキ裂の恐れがあり管理が重要。既存標準品の金めっき化が比較的容易。
Auフラッシュ
(金薄めっき)
0.1~0.5μm
スイッチあるいは、スイッチを組んだセットの保管中の接点母材の保護が目的であるが、負荷開閉に際してもある程度の接触安定性を得ることが可能。

3.接点保護について

逆起電圧

DCリレーをドライブするような、リレーシーケンス回路あるいは、DCモータ、DCクラッチ、DCソレノイドなどの誘導性負荷を開閉する場合にはダイオードなどのサージ吸収を必ず行って接点を保護してやることが必要です。
これらの誘導負荷を切った場合、数百~数千Vの逆起電圧が発生し、接点に大きなダメージを与え、寿命を著しく短くする恐れがあります。また、上記負荷の電流が比較的少ない1A以下の領域においては、逆起電圧がグローまたはアーク放電の点弧をさせ、この放電によって気中に含まれる有機物を分解し、接点に黒色の異物(酸化物、炭化物)を生成させ、接触不良を招く恐れがあります。
図1(イ)において、誘導負荷RをOFFした瞬間、逆起電圧(e = −L di/dt)図1(ロ)のような急な波形がコイルの両端に(+)(-)という方向で発生し、この逆起電圧は電源ラインを通って接点の両端にかかることになります。
一般に常温常気圧の空気中の臨界絶縁破壊電圧は200~300V程度と考えてよく、したがって、前記の逆起電圧がこれをオーバーしている場合は、接点において放電が行われ、コイルに蓄えられていたエネルギー(1/2 Li2)を消費することになります。逆起電圧を吸収した場合、200V以下にすることが望ましいわけです。

図1:逆起電圧と実測値の例
逆起電圧と実測値の例

転移現象

接点の転移現象というのは片方の接点が溶融あるいは蒸発して他方の接点に転移してゆくことで開閉回数の増加とともに図2のように凹凸を生じ、ついにはこの凹凸がロックされた状態になって、あたかも接点溶着を起こしたようになります。これは直流の誘導または容量負荷で電流値の大きい場合や突入電流の大きい(数A~数十A)場合、すなわち、接点のメイク時に火花の出るような回路で多く起こります。
この対策としては接点保護回路の採用や、転移に強い、AgSnO2、AgW、AgCuといった接点の採用があります。一般的には(-)側に凸、(+)側凹の形状を示します。
以上、直流の大容量負荷(数A~数十A)については、実用的な確認試験を必ず実施しておくことが必要です。

図2:接点の転移現象
接点の転移現象

接点の保護回路

接点保護素子や保護回路の使用により、逆起電圧を低く抑えることができますが、正しく使用しないと逆効果になりますので、ご注意ください。接点保護回路の代表例を下表に示します。

CR方式

回路例 適用 特長・その他 素子の選び方
AC DC
CR方式回路例 △※
  • 負荷がタイマの場合CRを通してもれ電流が流れ、誤動作を起こします。
  • AC電圧で使用する場合、負荷のインピーダンスがCRのインピーダンスより十分小さいこと。
  • 負荷がリレー、ソレノイドなどの場合は復帰時間が遅れます。電源電圧が24, 48Vの場合は負荷間に、100~200Vの場合は接点間のそれぞれに接続すると効果的です。
  • C、Rの目安としては
    C:接点電流1Aに対し0.5~1(μF)
    R:接点電圧1Vに対し0.5~1(Ω)
    です。負荷の性質やリレー特性のバラツキなどにより必ずしも一致しません。
  • Cは接点開離時の放電制御効果を受けもち、Rは次回投入時の電流制限の役割ということを考慮し、実験にてご確認ください。
  • Cの耐圧は一般に200~300Vのものを使用してください。AC回路の場合はAC用コンデンサ(極性なし)をご使用ください。
CR方式回路例

ダイオード方式

回路例 適用 特長・その他 素子の選び方
AC DC
ダイオード方式回路例 × コイルに貯えられたエネルギーを並列ダイオードによって、電流の形でコイルへ流し、誘導負荷の抵抗分でジュール熱として消費させます。この方式はCR方式よりもさらに復帰時間が遅れます。(カタログの復帰時間2~5倍) ダイオードは逆耐電圧が回路電圧の10倍以上のもので順方向電流は負荷電流以上のものをご使用ください。
電子回路では回路電圧がそれほど高くない場合、電源電圧の2~3倍程度の逆耐電圧のものでも使用可能です。

ダイオード+ツェナーダイオード方式

回路例 適用 特長・その他 素子の選び方
AC DC
ダイオード+ツェナーダイオード方式回路例 × ダイオード方式では復帰時間が遅れすぎる場合に効果があります。 ツェナーダイオードのツェナー電圧は電源電圧程度のものを使用します。

バリスタ方式

回路例 適用 特長・その他 素子の選び方
AC DC
バリスタ方式回路例 バリスタの定電圧特性を利用して、接点間にあまり高い電圧が加わらないようにする方式です。この方法も復帰時間が多少遅れます。 電源電圧が24~48V時は負荷間に100V~200V時は接点間のそれぞれに接続すると効果的です。

下図のような接点保護回路の使用は避けてください。通常、直流誘導負荷は、抵抗負荷に比べ開閉が困難とされていますが、適切な保護回路を使用されますと抵抗負荷と同程度まで性能が向上します。

しゃ断時のアーク消弧には非常に効果がありますが、接点の開路時Cに容量がたくわえられているため、接点の投入時にCの短絡電流が流れるので、接点が溶着しやすい。 しゃ断時のアーク消弧には非常に効果がありますが、接点の投入時にCへの充電電流が流れるので接点が溶着しやすい。

保護素子を取り付ける場合の注意

ダイオード、C-R、バリスタなどの保護素子を実際に組み込む場合には負荷または接点のすぐ近辺に取り付けることが必要です。あまり距離が離れていると、保護素子をつけた効果が発揮できない場合があります。この目安として50cm以内と考えてください。

直流負荷(火花発生)の高頻度開閉時における異常腐食

例えば直流のバルブとかクラッチを高頻度で開閉させた場合、青緑色のサビが発生することがあります。これは開閉に伴う火花(アーク放電)によって空気中の窒素と酸素が反応して起こるもので、高頻度で火花の出る使用回路では注意を要します。

4.接点に関する使用上の注意

負荷と接点の接続

負荷の接点は図3(a)のように電源の片方に負荷を接続し、接点はほかの一方にまとめて接続してください。これは接点と接点との間に高い電圧がかかるのを防ぎます。(b)のように両方の電源にばらばらに接続しますと、そのために比較的接近している接点同士がショートした際に、電源がデッドショートする危険性があります。

図1:負荷と接点の接続

(a)正しい例

(b)悪い例

(a)正しい例 (b)悪い例

ダミー抵抗

微小電流回路(ドライサーキット)に用いる接点は接点の電圧レベルが低いため導通不良を起こしやすいので、負荷と並列にダミー抵抗を挿入して接点に与える負荷電流をわざと大きくしてやるのも信頼性向上の一手段です。

a、b接点間の短絡が起こる回路の禁止

  • 1.小型の制御部品・電子デバイスではa、b接点の間隔が小さく、アークによる短絡は当然起こるものと考えなければなりません。
  • 2.a接点、b接点、COMの3接点が短絡接続されても、これによって、過電流が流れるとか、焼損するという回路は絶対構成してはなりません。
  • 3.a、b接点の切り換えによりモータの正、逆転回路を構成することのないように注意してください。
図2:a, b接点の誤った使い方の例

例1

例2

例3

例1 例2 例3

R1, R2:Rの接点
R   :2極形のリレー

 

 

R1, R2:Rの接点
R   :2極形のリレー

異極間短絡

電気制御部を小型化する傾向によって制御部品・電子デバイスも小型のものを選ぶ傾向にありますが特に電源回路の両切りなど、多極のリレーの極間に異電圧がかかるような回路では、品種の選定に注意してください。シーケンス回路図をながめている限りでは知ることのできない問題であり使用する制御部品・電子デバイスの構造そのものをよく調べ、極間の沿面、空間距離、バリアの有無など、特に余裕をもたせておかないと短絡事故につながります。

負荷の種類と突入電流

負荷の種類とその突入電流特性は、開閉頻度とも関連して、接点溶着を起こす大きな要因です。特に突入電流の存在する負荷の場合には定常電流と共に突入電流値を測定し、選定するリレーとの余裕度を検討しておいてください。右表は代表的な負荷と突入電流との関係を示したものです。
また、リレーによってはCOM、a接点の極性により電気寿命に影響することがありますので実使用極性での確認をお願いします。

負荷の種類 突入電流
抵抗負荷 定常電流の1倍
ソレノイド負荷 定常電流の10~20倍
モータ負荷 定常電流の5~10倍
白熱電球負荷 定常電流の10~15倍
水銀灯負荷 定常電流の約3倍
ナトリウム灯負荷 定常電流の1~3倍
コンデンサ負荷 定常電流の20~40倍
トランス負荷 定常電流の5~15倍

図3:負荷の突入電流波と時間的関係

(1)白熱電球負荷
白熱電球負荷

突入電流/定格電流=i/i0≒10~15倍

(2)水銀灯負荷i/i0≒3倍
水銀灯負荷i/i0≒3倍

一般に放電灯回路の場合には、放電管、変圧器、チョークコイル、コンデンサなどが組み合わされており、特に高力率形で電源インピーダンスの低い場合には、20~40倍の突入電流が流れるものもありますので、ご注意ください。

(3)蛍光灯負荷i/i0≒5~10倍
蛍光灯負荷i/i0≒5~10倍
 
(4)モータ負荷i/i0≒5~10倍
モータ負荷i/i0≒5~10倍
  • ブラッキング、インチングなどを行うと過渡状態がくり返されるので、条件はよりきびしくなります。
  • DCモータの動作およびブレーキの制御をリレーで行う場合、モータへの負荷がフリー状態とロック状態ではON時の突入電流、定常電流およびオフ時のブレーキ電流が異なります。特に無極リレーで1c接点のb接点側をDCモータのブレーキ用に使用する場合、ブレーキ電流により寿命に影響する事がありますので実負荷での確認をお願いします。
 
(5)ソレノイド負荷i/i0≒10~20倍
ソレノイド負荷i/i0≒10~20倍

インダクタンスが大きいので、遮断時のアーク持続時間が長くなり、接点消耗しやすくなることがありますのでご注意ください。

(6)電磁接触器負荷i/i0≒3~10倍
電磁接触器負荷i/i0≒3~10倍
 
(7)コンデンサ負荷i/i0≒20~40倍
コンデンサ負荷i/i0≒20~40倍
 

リード線を長く使用する場合の注意点

リレー接点回路でリード線を長く、(数十m以上)使用する場合は、線間の浮遊容量のために、突入電流が問題となる場合があります。この場合は、接点に直列に抵抗(数Ω~50Ω程度)を入れてください。

高温下での電気寿命について

高温下で使用される場合、電気寿命に影響をおよぼすことがありますので、実使用状態での確認をお願いします。

開閉寿命について

開閉寿命については、JISC544の標準試験状態(温度15~35℃、湿度25~75%RH)でのものです。
開閉寿命は、コイル駆動回路・負荷の種類・開閉頻度・開閉位相・周囲雰囲気などで異なりますので実機にてご確認ください。特に、次の様な負荷の場合には注意が必要です。

  • 交流負荷開閉で、開閉位相が同期している場合
    接点転移によるロッキングや溶着が発生しやすい。
  • 高頻度での負荷開閉の場合
    接点開閉時に放電が発生する負荷を高頻度に開閉した場合に、放電エネルギーにより空気中のNと0が結合しHNO3が生成され、金属材料を腐食させる場合があります。
    対策としては、
     1.放電消弧回路を入れる。
     2.開閉頻度を下げる。
     3.周囲雰囲気の湿度を下げる。
    などが効果的です。
  • 電流の通電を伴わないドライスイッチング※でご使用される場合は、必ず当社へ相談してください。
ドライスイッチング(Dry・Switching)
ドライスイッチングは接点開閉時に投入・遮断が発生しないため接点消耗を少なくすることができますが、一方で接点の浄化作用が得られないため、導通不良が発生する場合があります。
そのため、当社リレーをこのようなドライスイッチングでご使用いただくことは推奨いたしません。

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4.ラッチングリレーの注意事項

  • ラッチングリレーはリセット状態にして出荷していますが、輸送時やリレー取付時の衝撃などによりセット状態になる場合があります。したがって、ご使用時(電源投入時)に必要な状態(セットまたはリセット)になる回路にされることをおすすめします。
  • セットコイルとリセットコイルへ同時に電圧を印加することはさけてください。
  • つぎのような回路でご使用になりますとキープが解けることがありますのでダイオードを接続してください。
  • セットコイル、またはリセットコイルを各々並列接続する場合は各々のコイルへダイオードを直列に入れてください。(図1、図2)
  • 一方のリレーのセットコイルと他方のリレーのリセットコイルを並列接続する場合もコイルへダイオードを直列に入れてください。(図3)
  • セットまたはリセットコイルと他の一般電磁リレーコイル、モータ、トランスなどの誘導性負荷を並列接続する場合、セットまたはリセットコイルへダイオードを直列に入れてください。(図4)
  • ダイオードの繰り返し尖頭逆電圧および直流逆電圧は余裕のあるもの、また平均整流電流はコイル電流以上のものをご使用ください。
図1:セットコイルの並列接続
図1セットコイルの並列接続
図2:リセットコイルの並列接続
図2リセットコイルの並列接続
図3:セットコイル、リセットコイルの並列接続
図3セットコイル、リセットコイルの並列接続
図4:セットコイルまたはリセットコイルに誘導負荷が並列に入る回路
図4セットコイルまたはリセットコイルに誘導負荷が並列に入る回路
  • 電源にサージが多く含まれている条件でのご使用はおさけください。
  • 自己接点での励磁は正常なキープをしないことがありますので、つぎのような回路でのご使用はおさけください。
悪い例(×)
悪い例  
 
RL :ラッチングリレー
RLa:RLのa接点
RLb:RLのb接点

1.4端子のラッチングリレーの場合

図1のように2巻線ラッチング型のセットコイル・リセットコイルのいずれか一方の端子を各々結線して共通とし、他方の同極性の電圧を加えてセット・リセットする場合、表1の2端子を短絡してご使用くたさい。両巻線の間の絶縁を高く保つことができます。

4端子のラッチングリレーの場合

表1

商品名 端子No.
DS 1c
2c 15と16
ST
SP 2と4

※ STリレーはセットコイルとリセットコイルを分離した絶縁抵抗の高い構造になっています。
注)DSパワー, TQ, Sリレーなどは極性の関係上適用できません。

2.セット・リセット時の最小パルス幅について

ラッチングリレーをセットまたはリセットさせるためには、各商品のセット時間またはリセット時間の5倍以上を目安に矩形波の定格電圧を印加するようにし、さらに動作確認を行ってください。なお、セット(リセット)時間の5倍以上のパルス幅を取れない場合は、お問い合わせください。また、コンデンサ駆動については、お問い合わせください。

3.2巻線ラッチングリレーの誘起電圧について

二巻ラッチリレーの各コイルは、同一鉄芯上にセットコイルとリセットコイルを巻いてあります。したがいまして、各コイルに電圧を印加および遮断した際に逆側コイルに誘起電圧が発生いたします。誘起電圧は、リレー定格電圧程度ですが、トランジスタ駆動の場合、逆バイアス電圧に注意が必要です。

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5.スティック包装の取り扱いについて

リレーの中には品種により、スティック包装されたものがあります。このスティック包装の取り扱いにおいて、スティック内に端数のリレーが残っている際には、リレーが、がたつかないように片側のストッパーを押し込んでください。
スティック内のすき間でリレーが、がたつくと、リレーの外観・特性上で支障をきたす恐れがありますので十分にご注意ください。

スティック包装

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6.周囲環境について

1.周囲温度、雰囲気について

ご使用場所の周囲温度はカタログ値を越えないように注意してください。また周囲に塵埃、硫化ガス(SO2、H2S)や有機ガスの雰囲気のある場合は密封型(プラシール型)リレーをご検討ください。

2.シリコーン雰囲気について

リレーの周囲にシリコーン系物質(シリコーンゴム、シリコーンオイル、シリコーン系コーティング剤、シリコーン充填剤など)を使用されますとシリコーンの揮発ガスが発生し、このような雰囲気中で接点を開閉しますと、シリコーンが接点に付着して接触不良になることがありますので(プラシールリレーも)シリコーン系以外のものをご使用ください。

3.NOxの発生について

湿度の高い雰囲気中においてアークの発生しやすい負荷を開閉すると、アークによって生成されたNOxと外部から吸収された水分によって硝酸が発生し、内部の金属部分が腐食して動作に支障をきたす場合があります。
周囲湿度が85%RH以上(20℃での値)でのご使用はおさけください。

4.振動、衝撃

リレーとマグネットスイッチを並べて一枚のプレートに取り付けた場合などマグネットスイッチの動作時の衝撃によって、瞬間的にリレー接点が開離し、誤動作を起こす場合があります。別々のプレートに分けて取り付けるとか、ゴムシートを用いて、緩衝させるとか、衝撃のかかる方向を直角方向に変えるなどの対策が必要です。
また、常時振動がリレーに印加される場合(電車など)、ソケットとの組合せでのご使用は避けてください。リレー端子に直接はんだ付けすることを推奨します。

5.外部磁界の影響

リレーの近辺に大型リレーやトランス・スピーカのマグネット、永久磁石などが配置されるときは、リレーの特性が変化したり、誤動作を起こす場合があります。それらは、磁界の強さにより左右されますので実際の取り付け位置でご確認ください。

6.使用・保管・輸送時の雰囲気

使用・保管・輸送時は直射日光を避け、常温・常湿・常圧に保ってください。
使用、輸送、保管可能な温・湿度範囲は下記のとおりです。

  • 1.温度:リレーにより異なりますので個別仕様を参照ください。
    なお、スティック・テープ包装状態で輸送・保管される場合、リレー本体の温度範囲とは異なる場合がありますので個別仕様をご相談ください。
  • 2.湿度:5~85%RH
  • 3.気圧:86~106kPa
    なお、温度により湿度範囲が異なりますので、図に示す湿度範囲でお願いします。
    (許容温度はリレーにより異なります。)
湿度範囲
  • 4.結露について
    周囲雰囲気が高温多湿下で温度が高温から低温に急変するとき、または低温中から高温多湿中へ急に移したとき、水蒸気が凝縮しリレーに水滴が付着する現象をいいます。 結露により絶縁劣化、コイル断線、錆等の不具合の原因になります。結露による不具合は保証いたしかねます。
    搭載されている機器の熱引き現象により製品内部の冷却が加速され、結露を促進させることがありますので、実使用状態における最悪条件での評価をお願いいたします。 (特に製品近傍に高発熱体がある場合は注意が必要です。また、製品内部の結露も含みます)
  • 5.氷結について
    0℃以下の低温では氷結にご注意ください。氷結とは結露や異常に多湿の雰囲気でリレーに水分が付着した状態で温度が氷点以下になったとき水分が凍りつくことをいいます。 氷結により、可動部の固着や動作遅延または接点間に氷が介在し、接点導通に支障をきたす等の不具合の原因になります。氷結による不具合は保証いたしかねます。
    搭載されている機器の熱引き現象により製品内部の冷却が加速され、氷結を促進させることがありますので、実使用状態における最悪条件での評価をお願いいたします。
  • 6.低温・低湿雰囲気について
    低温・低湿中に長時間さらされると、プラスチックの強度が低下することがありますのでご注意ください。
  • 7.高温・多湿雰囲気について
    高温・多湿や有機ガス・硫化ガス雰囲気中に長時間保管(輸送期間含む)されますと、接点表面に硫化被膜や酸化被膜が生成し、接触不安定や接点障害を発生させたり、機能障害を発生させることがあります。 保管・輸送の雰囲気をご確認ください。
  • 8.包装形態について
    包装形態は、湿度、有機ガス、硫化ガスなどの影響を極力小さくするよう、配慮をお願いします。
  • 9.保管方法について
    SMDタイプは湿度に敏感である為、防湿密封包装をしておりますが、保管の際には以下の点にご注意ください。
  • 1.防湿密封包装パック開封後は速やかにご使用ください。
    (30°C/ 70%RH以下の環境下で3日以内にご使用ください)
    開封後の状態にてそのまま放置しますとリレーが吸湿し、リフロー実装時には熱ストレスにてケースが膨張した結果、気密性を損なう可能性がございます。
  • 2.防湿密封包装パック開封後、3日以内にご使用にならない場合は、温度、湿度が管理できるデシケーターやシリカゲルを入れた防湿袋などで保管してください。
    注)吸湿した状態で、はんだ実装時に熱ストレスを加えるとクラック・リーク不良などが起こる場合がありますので、次項の実装条件と合わせてご注意ください。
  • 3.防湿密封包装パックに下記注意ラベルを貼付しております。
注意ラベル

7.輸送時の振動・衝撃・圧力

リレーを取り付けた装置などを輸送される場合、強い振動・衝撃や大きな荷重がリレーに加わりますと機能障害を発生させることがありますので、振動・衝撃が許容範囲内になるように緩衝など包装形態の配慮をお願いします。

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7.密封型リレーの注意事項

リレーには密封型(プラシール型)のリレーがあります。これらのタイプは耐環境性に優れているのはもちろんですが、自動はんだや洗浄などプリント板実装時のトラブルに対しても効果があります。密封型リレーの特長や使用上の注意事項を以下に述べますので使用に際し、トラブルのないようご検討ください。

1.使用環境について

プラシール型は、特別な気密性を要求されるような環境には不向きです。通常平地ではまったく問題ありませんが(96±10kPa)以外の気圧のもとでは使用をさけてください。また、引火性、爆発性ガスの雰囲気では使用をさけてください。

2.洗浄について

プリント板にはんだ付けし、その後においてプリント板を洗浄される場合、アルコール系洗浄をおすすめします。超音波洗浄はお避けください。超音波洗浄をされますと、超音波エネルギーにより、コイル断線や接点の軽いスティッキングをおこすことがあります。

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8.リレーの取り付けに関する注意事項

1.BOTTOM VIEWとTOP VIEWについて

プリント板用リレー、特にフラットタイプは上面または底面に端子結線図を表示しています。

図1:BOTTOM VIEW
BOTTOM VIEW

BOTTOM VIEW表示しているリレー
(端子が上から見えないリレー)

 
図2:TOP VIEW
TOP VIEW

TOP VIEW表示しているリレー
(端子すべて上から見えるもの、いわゆるムカデ)
プリント板パターン設計時注意
(NCリレー)

2.取り付け方向

リレーの性能を十分発揮させるためには、取り付け方向も考慮することが大切です。

耐衝撃性

接点の動作方向および可動片の動作方向が、振動衝撃方向と直角になるように取り付けるのが理想的です。とくにコイル無励磁状態におけるb接点の耐振耐衝撃性は、取り付け方向に大きく左右されますのでご注意ください。

接触信頼性

リレーの接点は固定接点、可動接点ともにその面が垂直になるように取り付けることにより、ゴミ、ホコリはもとより、アークが発生するような大きな負荷の場合の接点飛散物や摩耗粉が付着しにくくなります。
また、1個のリレーで大きな負荷と微小負荷を開閉することは好ましくありません。大きな負荷を開閉したときに発生する接点飛散物が、微小負荷の開閉接点に付着し接触障害を発生することがあります。したがって同一リレーにて大きな負荷と微小負荷を開閉することは避けてください。

取り付け方向

機種により取り付け方向を指定しているものがありますので、カタログにて確認の上、正しい取りつけ方向でご使用ください。

3.近接取り付けについて

リレーを近接して多数個取り付けますと、熱の相互干渉により異常に発熱することがありますので、熱のこもらないように十分間隔をあけてください。
カードラック取り付けなどで基板を多数重ねる場合も同じです。リレーの周囲温度がカタログ表記値を越えないようにご注意ください。

有極リレーの近接取り付けの影響

有極リレーを密接して取り付けますとそれぞれのリレーの磁気干渉により特性が変化しますのでご注意ください。近接取り付けの影響につきましては品種により異なりますので各々の品種のデータや注意事項をご覧ください。

4.パネルへの取り付けについて

  • カバーは特性を保つため、外さないでください。(通常の取り扱いでは外れません)
  • 取り付けの際、破損・変形防止のために座金をご使用ください。締付トルクは0.49~0.686N・m(5~7kgf・cm)の範囲でお願いします。また、ゆるみ止めのため、スプリングワッシャをお使いください。

5.タブ端子について

タブ端子のリレーにおけるファストンの挿入強度は40~70N(4~7Kgf)を目安としてください。

6.絶縁距離について

取り付け状態において、各端子とアース間等の絶縁距離が十分に確保されているか、お確かめください。

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9.端子台、ソケットの取り付けおよびリード線の接続方法

1.取り付け方法

取り付け方向は特に指定しませんが、できるだけ接点の移動方向に振動、衝撃が加わらないように取り付けてください。

端子台使用の場合

  • 端子台は、取り付け穴加工後、ねじでゆるみのないように取り付けてください。35mm幅DIN規格レールにワンタッチで取り付けられるワンタッチ式の端子台も用意しています。

裏面接続ソケット使用の場合

  • 裏面接続ソケット(HJソケット)はワンタッチ取り付けです。
    (パネルの板厚は1~2mmをご使用ください。)
  • 加工した取り付け穴に端子の配線側を裏面にして挿入してください。
挿入図1
  • 取り付け用金具の帯状の箇所を側面の突起がパネルの裏面に出るまでドライバなどにて押してください。
  • 4カ所の突起がすべて裏面に現れたら取り付けは完了し、ソケットは固定されます。
挿入図2
  • 取り外しの場合は取り付け金具の突起をソケット側面に押しながらソケット全体を裏面(配線側)から軽く押すと、パネルから取りはずすことができます。

2.端子台、ソケットに関する注意事項

  • 通電状態でのリレーの抜き差しはおやめください。
  • 他社製リレーの搭載はおやめください。

3.リード線の接続について

  • 接続に際しては負荷電流の大きさより、目安として下表に示す断面積以上のリード線をご使用ください。

表1

許容電流(A) 断面積(mm2
2 0.2
3 0.3
5 0.5
7.5 0.75
12.5 1.25
15 2
20 2
30 3.5
  • 端子台でねじ締め接続をされる場合、圧着端子など適当な接続端子をお使いになるか、接続線をゆるみのないように確実にねじ締めしてください。
  • 端子台の押締ネジブロックの締付けトルクは、ゆるみ防止および破損変形防止のため、次の範囲にてご使用ください。
M4.5ネジ 1.47~1.666N・m(15~17kgf・cm)
M4ネジ 1.176~1.37N・m(12~14kgf・cm)
M3.5ネジ 0.784~0.98N・m(8~10kgf・cm)
M3ネジ 0.49~0.69N・m(5~7kgf・cm)

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10.リレーの使い方チェックシート

コイル入力について

  • 1.定格電圧を印加していますか。
  • 2.印加電圧は、許容連続通電電圧以下になっていますか。
  • 3.リレー駆動用電源は、リップルについて配慮していますか。
  • 4.有極リレーの場合、印加電圧の極性は正しいですか。
  • 5.ホットスタートを必要とする場合、リレーのコイル温度上昇によるコイル抵抗の増加を考慮した印加電圧値になっていますか。
  • 6.負荷の影響により瞬時の電圧降下がないですか。(特に自己保持の使用方法については注意してください。)
  • 7.電源電圧の変動を考慮して定格電圧を決めていますか。
  • 8.コイル印加電圧(電流)が徐々に増加減少する回路の場合、リレー動作が不安定になることがあります。実回路、実負荷テストを行いましたか。
  • 9.トランジスタ駆動の場合、電圧降下を考慮していますか。

負荷(接点)について

  • 1.負荷は接点の定格以下ですか。
  • 2.負荷は接点の最少開閉容量以上ですか。
  • 3.ランプ負荷、モータ負荷、ソレノイド負荷、電磁接触器負荷などは溶着に関して注意が必要です。
    実負荷テストを行いましたか。
  • 4.直流負荷の場合、接点の大きな転移が生じることがあり、ロッキング現象を発生する場合があります。
    実負荷テストを行いましたか。
  • 5.誘導負荷の場合、基本的に接点保護回路をつけてください。
  • 6.直流の誘導負荷でアーク放電の大きな負荷の場合、空気中に窒素と反応して青緑色のサビが発生することがあります。実負荷テストを行いましたか。
  • 7.白金系の接点の場合、触媒作用、振動エネルギーによりブラウンパウダーを発生することがあります。
    実負荷テストを行ってください。
  • 8.開閉頻度が高すぎないですか。
  • 9.同一リレーで2回路(2T)以上の接点を使用の場合、一方の接点消耗粉がほかの接点(特に低レベル負荷のとき)に飛び接触不良を発生することがあります。実負荷テストを行いましたか。
  • 10.遅延用にコンデンサを挿入する場合、このコンデンサにより、溶着することはないですか。実負荷テストを行いましたか。
  • 11.ACリレーの場合、コイル投入位相によりバウンスが大きくなる場合があります。このバウンスのため、溶着することはないですか。実負荷、実回路のテストを行いましたか。
  • 12.トランス負荷の場合、高い誘起電圧を発生することがあります。実負荷テストを行いましたか。

回路設計について

  • 1.コイル電触に対して考慮していますか。
  • 2.リレーの逆起電圧によりトランジスタ回路などの誤動作・破壊を起こすことはないですか。
  • 3.リレーの開閉動作なしで長時間放置、または動作頻度が極めて少ない場合はコイルを無励磁にするよう、回路設計していますか。
  • 4.外国規格に準拠する場合、リレーの外国規格の取得定格以下の使用方法ですか。
  • 5.リレーの動作時間、復帰時間が多少変化しても回路上誤動作が発生することはないですか。
  • 6.リレーのバウンスによる回路誤動作はないですか
  • 7.高感度のラッチングタイプを使用する場合、誤動作に対する回路の配慮を行っていますか。
  • 8.同一リレーで2回路(2T)以上の接点を使用の場合、負荷開閉時のアークにより、極間短絡を発生することはないですか。
  • 9.同様に異なる電源回路を使用の場合特に注意してください。
  • 10.外国規格、電気用品安全法などの絶縁距離を準拠する場合、取付後の絶縁距離は十分ですか。
  • 11.トランジスタによる駆動の場合、回路設計は誤動作に対する配慮を行っていますか。
  • 12.SCRでオンオフ制御の場合、リレーの動作・復帰が電源周波数に同期しやすくなり、寿命が極端に短くなる場合があります。実負荷、実駆動回路でテストをしてください。
  • 13.プリント板の設計は充分な配慮をしていますか。
  • 14.高周波回路で使用の場合、接点が開放状態であっても電流が漏れる場合があります。リレーのアイソレーションを確認ください。高周波リレーを使用してください。

リレーの使用周囲条件について

  • 1.周囲温度は許容使用範囲内ですか。
  • 2.湿度は許容範囲内ですか。
  • 3.周囲に有機性ガス、硫化ガスなどがないですか。
  • 4.特にシリコン雰囲気はないですか。負荷によっては黒化物が発生し、接触不良になる場合があります。
  • 5.周囲に微少なゴミ、ほこりがないですか。
  • 6.油、水がリレーに付着することはないですか。
  • 7.振動・衝撃により、リレーとソケットの接触が悪くなることはないですか。
  • 8.周囲の振動・衝撃はリレーの振動・衝撃特性以下ですか。(衝撃印加方式により異なります。)
  • 9.リレーの取付後の共振はありませんか。
  • 10.リレーと一緒にプリント板に絶縁用塗料を塗布していませんか。接点負荷によっては黒化物が発生し接触不良になるときもあります。

リレーの使用取付方法について

  • 1.リレー端子を手づけはんだする場合、はんだカス、フラックスがリレー内部に入る恐れはないですか。
  • 2.フラックス塗布および自動はんだの作業配慮は充分ですか。
  • 3.プリント板洗浄作業に注意をはらっていますか。
  • 4.有極リレーまたは、リードリレーの場合、リレーの磁気的相互干渉の影響のない距離に離して使用していますか。
  • 5.端子に強い力を加えて取付していませんか。
  • 6.有極リレーの場合、大きな外乱磁界によって特性が変化することがあります。リレーの近くに大きな磁界はないですか。
  • 7.リレー接点回路でリード線を長く(数10m以上)して使用する場合は線間の浮遊容量のため、突入電流が問題になることがあります。実負荷テストを行いましたか。
  • 8.端子のはんだ付作業は特に規定のない限り手付けの場合250℃5秒以内、350℃3秒以内で実施してください。
  • 9.プリント板が著しく反り、リレー端子に力が加わり、リレーの特性が変化することはないですか。
  • 10.プリント板のフラックス洗浄のため、グラスショットを行っていませんか。ガラス粉末のリレー内部に入り動作不良になることがあります。
  • 11.リレーのカバーを取り外して使用していませんか。
    カバー取り外しますと特性が変化することがあります。
  • 12.リレー使用上不用の端子を切断することはないですか。端子に力が加わり特性が変化することがあります。

保管・輸送

  • 1.リレーが氷結および結露することはないですか。(特に船輸送)
  • 2.温度は、許容範囲内ですか。
  • 3.湿度は、許容範囲内ですか。
  • 4.雰囲気に有機ガス、硫化ガスなどがないですか。
  • 5.保管場所に微少なゴミ、ほこりがないですか。
  • 6.油、水などがリレーに付着しませんか。
  • 7.リレーに大きな荷重がかかることがないですか。
  • 8.輸送時に許容範囲以上の衝撃・振動はないですか。

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使用上のご注意
各種リレー共通(パワー,安全,シグナル,高周波,制御盤,高容量,インターフェイスターミナル)
JP 2.0MB 2017年8月29日
General Application Guidelines
Power Relays(Over 2A),Safty Relays,Signal Relays(2A or less),Microwave Devices,Control Panel Relays,High-capacity DC Cutoff Relays and Interface Terminal.
EN 367.3KB 2014年7月31日
继电器使用上的注意事项 CN-Simplified 1.7MB 2013年6月8日

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