CMOSタイプ マイクロレーザ測距センサ HG-C1000L
使用上のご注意
・ |
ご使用にあたっては必ず製品付属の取扱説明書をお読みください。 |
- 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
- 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
- 製品付属の取扱説明に記載されている以外の方法で操作しないでください。規定した以外の手順による制御や調整は、危険なレーザ放射の被ばくをもたらす可能性があります。
- 本製品は、JIS / IEC / GB規格およびFDA規則※のクラス2レーザ製品です。危険ですので、レーザ光を直接見たりレンズなどの観察光学系を通して見ないでください。
- 本製品には、警告ラベル(英語)が貼付されています。ラベルの内容に従ってお取り扱いください。(日本語・中国語も同梱されています。)

※ |
FDA規則のLaser Notice No.50(2007.6.24)の規定に従い、FDA規則(21 CFR 1040.10および1040.11)に準拠しています。 |
各部の名称
取り付け
- 本製品を取り付ける際は、M3ビスを使用し、締め付けトルクは0.5N・mとしてください。M3ビスは、別途ご用意ください。
|
 |
|
- 簡易取付金具(別売)を本製品に取り付ける場合の締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。
|
 |
(注1): |
簡易取付金具のため、変位データ取得およびシビアな検出を目的とした用途では、設置条件により検出特性を保持できない場合がありますのでご注意ください。 |
|
|
• 移動体に対する方向
<材質・色差がある場合>
- 移動する測定対象物の材質・色が極端に異なる測定を行なう場合、次のような方向に取り付けることで、測定誤差を最小限に抑えることができます。
|
 |
|
<回転する対象物の測定>
- 回転する対象物を測定する場合、次のように取り付けることで、対象物の上下の振れや位置ずれなどの影響を抑えて測定することができます。
|
 |
|
<段差がある場合>
- 移動する測定対象物に段差がある場合、次のように取り付けることで段差エッジの影響を抑えて測定することができます。
|
 |
|
•狭い場所や凹部での測定
- 狭い場所や穴の中で測定を行なう場合、投光部から受光部までの光路を遮らないように取り付けてください。
|
 |
|
•壁面に取り付ける場合
- 壁面での多重反射光が受光部に入光しないように、次のように取り付けてください。また、壁面の反射率が高い場合には、光沢の無い黒色にすると効果的です。
|
 |
|
その他
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 誤配線をしますと、故障の原因となります。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- センサ取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
- 電源投入時の過渡的状態を避けてご使用ください。
- ケーブル延長は、0.3mm2以上のケーブルにて全長20mまで可能です。
- ケーブルの引き出し部に無理な曲げ、引っ張りなどのストレスが加わらないようにしてください。
- 種類にもよりますが、ラピッドスタート式や高周波点灯式の蛍光灯および太陽光などの光は、検出に影響を及ぼすことがありますので、直接入光しないようにご注意ください。
- 屋外で使用しないでください。
- 本製品の投・受光面に、水や油や指紋など光を屈折させるもの、あるいはホコリやゴミなど光を遮断するものを付着させないようにしてください。付着した場合は、ホコリの出ない柔らかい布、またはレンズ用ペーパーで拭いてください。
- 蒸気、ホコリなどの多い所、腐食性ガスなどの雰囲気での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や強い酸、アルカリ、油、油脂がかからないようにご注意ください。
- センサヘッドの投光窓/受光窓を清掃する際は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 本製品の指向性にはばらつきがあります。本製品をご使用の際は、取付金具などで光軸調整ができるようにご配慮ください。
- 本製品の内部メモリ(不揮発性メモリ)には寿命があり、設定を10万回以上行なうことができません。
PROモード設定
エラー表示
イベント機能
エラー表示 |
イベントコード |
エラーレベル |
状態 |
 |
0x7710 |
異常 |
DO出力が短絡している |
 |
0x1815 |
異常 |
システム異常 |
 |
0x1802 |
異常 |
不揮発性メモリ書き込みエラー |
 |
0x1803 |
異常 |
不揮発性メモリCRC異常 |
 |
0x1810 |
異常 |
投光回路破損 |
 |
0x8CB0 |
正常 |
ゼロセット不可 |
通知情報 |
 |
0x8CB2 |
正常 |
ティーチング不可 |
 |
0x8CA0 |
正常 |
計測エラー(重心演算できない)
※測定値:32764を送信 |
 |
0x8CA1 |
正常 |
計測エラー(仕様範囲外、近点側)
※測定値:32000を送信 |
 |
0x8CA2 |
正常 |
計測エラー(仕様範囲外、遠点側)
※測定値:-32000を送信 |
測定値表示 |
0x8CA3 |
正常 |
入光量低下 |
測定値表示 |
0x8D00 |
注意 |
稼働時間オーバー |
測定値表示 |
0x8D01 |
注意 |
不揮発性メモリ保存回数オーバー |
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る