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EPリレー

EPリレー使用上のご注意

1.リレー取り付けの際、ゆるみ防止のために座金をご使用ください。

各部ネジ締めトルクは下記の規定範囲内をお守りください。範囲を超える場合、破損する恐れがあります。なお、取付け方向は問いません。

  • M5ネジ(20A、80A、200A、300A本体取付部):3N・m~4N・m
  • M4ネジ(10A プリント板タイプ本体取付部):0.98N・m~1.2N・m
    (10A TMタイプ本体取付部):1.8N・m~2.7N・m

負荷側端子固定推奨トルク

  • 80A/M5ボルト:3.5~6.5N・m
  • 200A/M6ボルト:6~8N・m
  • 300A/M8ボルト:10~12N・m

2.本リレーは接点に極性を有しておりますので、接点の接続は、結線図の指示にしたがってください。

3. 10A・20A・80A・200Aタイプはサージ吸収のバリスタをつけることをおすすめします。ダイオードの使用の際は開極速度が低減し、遮断性能の低下を招く場合がありますのでご注意ください。なお、300Aタイプはサージ吸収素子内蔵ですので新たなサージ対策は不要です。

  • 推奨バリスタ エネルギー耐量:1J以上
  • バリスタ電圧:定格電圧の約1.5~3.0倍

4.リレーを単品落下された場合は、使用しないでください。

5.リレー誤動作の要因となりますので、強磁界中(トランス・マグネットの近く)、発熱物体との近接取付けはお避けください。

6.電気的寿命について

本リレーは直流の高電圧開閉器ですので最終故障モードは、遮断不能にいたる可能性があります。したがって、記載の開閉能力、回数を超えてご使用にならないでください。(有限寿命商品として交換部品扱いにしてください)
もし、遮断不能に至った場合、最悪周囲部分への延焼の可能性がありますので1秒以内に電源を落としていただけるように構成いただくと共に、ご使用機器では安全上からフェールセーフとなる回路をご検討ください。また、接点の接触抵抗増を避けるため、無負荷での繰返し開閉ではご使用にはならないでください。

7.内部気体透過寿命について

本リレーは、内部に気体封入型の密封接点(カプセル接点)を使用しておりますが、内部気体も、カプセル接点内部温度(周囲温度+通電による温度上昇)に伴う内部気体透過寿命を有しております。したがって、スペック表示しております使用周囲温度・保存周囲温度を超えないようにしてください。

8.リレーは分解しないでください。分解されました際には保証外扱いとなりますのでご注意ください。

9.本リレーではコイルおよび接点に定格電圧(電流)を連続通電した後一度OFFし、直ちに再度ONする場合、コイルの温度上昇によりコイル抵抗が増加し、定格感動電圧を超えることがあります(ホットスタート)。この場合は負荷電流の低減、通電時間の制限、定格操作電圧以上のコイル電圧印加などの対策を講じてください。

10.コイル駆動電源は、完全直流を原則とします。ただし、リップル率を含む場合はリップル率を5%以下でご使用頂けますが、特性に若干影響することもございますので、実使用回路での確認をお願い致します。
また電源波形は方形波を原則とします。また、300Aタイプには専用駆動回路が内蔵されており、立ち上がり時間が10ms以下でなければ正常に動作しないことがありますのでご注意ください。

11.発煙やリレー誤動作の原因ともなりますので、コイル印加電圧が、最大許容電圧を超え連続印加されることがないようにご注意ください。

12.負荷電圧DC400Vを超えて使用される場合は、開閉寿命曲線(参考)を参照し、必ず実機にて実力確認してください。定格負荷電流以上での連続的なご使用は異常発熱となりますので絶対に避けてください。

13.定格制御容量や寿命は一応の目安です。

接点の現象や寿命は負荷の種類や諸条件によって著しく異なることがありますので、ご使用に際しましては十分に実機にてご確認ください。

14.定格における主接点定格はいずれも抵抗負荷時のものです。L/R>1msとなる誘導負荷(L負荷)をご使用の場合は誘導負荷に並列にサージ吸収対策を行ってください。未対策でありますと電気的寿命低下、遮断不良発生の原因となりますのでご注意ください。
コンデンサ負荷など容量性負荷(C負荷)をご使用の場合は、接点溶着を避けるため、定格電流の2倍以下となる突入電流設定として下さい。詳細はお問い合わせ下さい。

15.端子部の異常発熱の原因となるおそれがありますので、接続端子部には異物・油脂類が付着しないようにご注意ください。また接続されるハーネス・バスバーについても下記をご使用ください。

  • 10A TMタイプ:板厚0.5mmの#187
  • 20A TMタイプ:板厚0.8mmの#250
  • タブ端子用ファストン端子(JIS C2809-1999に準拠、平形接続端子)

ハーネスの呼び断面積

  • 負荷入力端子側:
    10A TMタイプ:2.0mm2以上
    20A TMタイプ:3.0mm2以上
    80Aタイプ:15mm2以上
    200Aタイプ:60mm2以上
    300Aタイプ:100mm2以上
  • コイル入力端子側:
    10A、20A TMタイプ:0.3mm2以上

16.10A、20A TMタイプに接続されるファストン端子の挿抜強度は各々40~70N、40~80Nを目安としてください。斜め挿抜による端子変形にご注意ください。またファストン端子の挿入および取り外しの際は、リレーのタブ端子により、指を傷つける恐れがありますので充分ご注意ください。また導通不安定や端子異常発熱に至ることがありますので、接続するファストン端子(刃受け部)の変形、異物付着がないようにご注意ください。JIS C2809(またはIEC60760)規定品をご使用ください。

17.プリント板実装タイプ(10A プリント板タイプ)の実装は、本体をM4ネジにて取り付けた後、手付けはんだにより確実に行ってください。この際、丸洗い洗浄はしないでください。また、フラックスがプリント基板より上に溢れ、リレーの底面に付着しないようにご注意ください。

手付けはんだ推奨条件

  • はんだこて:30W~60W
  • こて先温度:400℃
  • はんだ時間:約5秒以内

18.結線される際は、必ず電源を切ってから行ってください。

19.誤結線は、予期せぬ誤動作・異常発熱・発煙などの原因となる事がありますので、ご注意ください。

20.AC制御につきましては、ご使用は可能ですが、一般的に逆方向遮断となった場合DC遮断に比べ、電気寿命が短くなると考えられます。電気寿命に関しましては、必ず実負荷にてご確認ください。DC遮断につきましては、接点に極性がありますので通電方向にご注意ください。

21.プリント板実装タイプ(10Aプリント板タイプ)の端子の予備はんだには鉛フリーはんだ(Sn-Ag-Cu)を使用しています。

22.コネクタタイプ(80A、300A)に同梱している接続用メスコネクタリード線をリレー本体に組付けた際の、リード線引張り強度保証は98Nです。過度なリード線引張りは断線・破損の原因となりますのでお避けください。
また、メスコネクタは奥で挿し込み、確実にコネクタ接続してください。

23.80Aタイプにて過負荷通電のみでご使用されますと、接触抵抗が上昇する可能性がありますのでご注意ください。

24.高温多湿条件下で温度が急変した場合、結露が発生します。結露発生時は端子間の絶縁抵抗が低下しますので注意が必要です。

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