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【パナソニック デバイスSUNX商品 および パナソニック デバイスSUNX竜野商品 製造者変更のお知らせ】
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制御機器

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小型ビームセンサ[アンプ内蔵] CX-400 Ver.2

使用上のご注意

全機種共通

  • 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
  • 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。

取り付け

  • 締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。

画像:取り付け

配線

  • 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
  • 誤配線をすると、故障の原因となります。
  • 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
  • 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
  • センサ取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
  • 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は、避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
  • 出力にリレーなどの誘導負荷を接続する場合は、共振を防ぐため容量負荷を接続しないでください。また、出力回路を保護するため、ダイオードを接続してください。
  • ケーブル延長は、0.3mm2以上のケーブルにて全長100m(透過型は投・受光器各)まで可能です。但し、ノイズを避けるため、配線はできる限り短くしてください。
  • ケーブルの引き出し部に無理な曲げ、引っ張りなどのストレスが加わらないようにしてください。

その他

  • 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
  • 電源投入時の過渡的状態(50ms)を避けてご使用ください。
  • 種類にもよりますが、ラピッドスタート式や高周波点灯式の蛍光灯の光は、検出に影響を及ぼすことがありますので、直接入光しないようにご注意ください。
  • 屋外で使用しないでください。
  • 蒸気、ホコリなどの多い所、腐食性ガスなどの雰囲気での使用は避けてください。
  • シンナーなどの有機溶剤や水、油、油脂が直接かからないようにご注意ください。
  • 引火性、爆発性ガスの雰囲気中での使用はできません。
  • 製品の分解・修理・改造を絶対にしないでください。

CX-41□ CX-42□ CX-49□ CX-48□

各部の名称と機能

画像:各部の名称と機能
(注1) 透過型の投光器には、装備されていません。
(注2) 透過型の投光器は、電源表示灯(緑色、通電時点灯)になります。

動作切換スイッチについて

動作切換スイッチ 内容
動作切換スイッチ(透過型は受光器に装備)を時計方向に回し切った状態(L側)で入光時ONに設定されます。
動作切換スイッチ(透過型は受光器に装備)を反時計方向に回し切った状態(D側)で非入光時ONに設定されます。
(注1) 動作切換スイッチは、マイナスドライバ(別途ご用意ください)を用いてゆっくり回してください。

光軸調整

透過型

(1) 動作切換スイッチをL側(入光時ON)に合わせてください。
(2) 投光器と受光器を一直線上に対向させて置き、投光器を上下左右方向に移動させて入光状態となる範囲を動作表示灯(橙色)で確認し、そのほぼ中央に設置します。
(3) 上下左右の角度に対しても同様に調整を行ないます。
(4) 受光器に対しても角度の調整を行なってください。
(5) 安定表示灯(緑色)が点灯していることをご確認ください。
(6) 動作切換スイッチをご使用の動作に合わせてください。

画像:光軸調整 透過型

ミラー反射型

(1) 動作切換スイッチをL側(入光時ON)に合わせてください。
(2) センサと反射ミラーを一直線上に対向させて置き、反射ミラーを上下左右方向に移動させて入光状態となる範囲を動作表示灯(橙色)で確認し、そのほぼ中央に設置します。
(3) 上下左右の角度に対しても同様に調整を行ないます。
(4) センサに対しても角度の調整を行なってください。
(5) 安定表示灯(緑色)が点灯していることをご確認ください。
(6) 動作切換スイッチをご使用の動作に合わせてください。

画像:光軸調整 ミラー反射型

感度調整

手順 感度ボリウム 内容
(1) 感度ボリウムを反時計方向に回し切り、最小感度位置(MIN.)にします。
(2) "入光"状態で、感度ボリウムを徐々に時計方向に回し、入光時の動作となる位置A点を確認します。
(3) "非入光"状態で、感度ボリウムを時計方向に回し、一旦入光動作としてから反時計方向に戻し、"非入光"時の動作となる位置B点を確認します。(時計方向に回し切った状態で入光時の動作とならない場合は、回し切った位置がB点となります。)
(4) A点とB点の中間が最適位置となります。
(注1) 感度ボリウムは、マイナスドライバ(別途ご用意ください)を用いてゆっくり回してください。強い力で回し過ぎると、破損する場合がありますのでご注意ください。
“入光”状態 “非入光”状態
透過型
ミラー反射型
拡散反射型

出力と表示灯の関係

入光時ONの場合 検出状態 非入光時ONの場合
安定表示灯 動作表示灯 検出出力 検出出力 動作表示灯 安定表示灯
ON 安定入光 OFF
不安定入光
OFF 不安定非入光 ON
安定非入光

:点灯、●:消灯

ミラー反射型について(CX-491□を除く)

  • 光沢のある物体を検出する場合は、次の点にご注意ください。

(1) 図中のLを長くとってください。
(2) 検出物体に対して10~30°傾けて取り付けてください。

画像:ミラー反射型について(CX-491□を除く)

偏光フィルタ付・ミラー反射型(CX-491□)について

  • 偏光フィルタ付・ミラー反射型は、原理上透明フィルム越しに鏡面体・光沢物体を検出すると、透明フィルムで光が偏光され、安定した検出ができない場合があります。そのような場合は、次のような対策を行なってください。

検出物体の例
  • 透明ラップで包装された缶
  • ラミネート加工されたアルミシート
  • 金・銀(鏡面)色のラベルや包装紙
対策
  • センサを検出物体に対して角度を付けて取り付ける。
  • 感度を下げる。
  • センサを検出物体から遠ざける。

透明体検出用ミラー反射型(CX-48□)について

  • 透明検出物体の検出位置をセンサと反射ミラーの中間にすると、最も安定した検出が可能です。
    検出位置をセンサや反射ミラーの付近にすると、検出が不安定になる場合があります。その場合、検出位置をセンサと反射ミラーの中間にしてください。

  • 凹凸のあるプラスチック容器やガラスビンなどの場合は、検出位置や方向により、受光量に差がでます。検出物体を回転させるなどして、安定検出する状態を確認しながら感度調整を行なってください。
  • パイプ状の透明検出物体を検出させる場合は、透明検出物体の検出方向をAのようにしてください。Bのように検出すると検出が不安定になる場合があります。

CX-41□

スリット(別売)について

  • 別売のスリット(OS-CX-□)を装着することにより、小物体の検出が可能になります。但し、スリットを装着すると検出距離が短くなります。
装着方法
(1) 最初に、固定用フックを固定用ミゾにはめ込みます。
(2) スリットを本体に押し付けるようにして固定用ツメを固定用ミゾにはめ込みます。

取り外し方法
(1) 取り外し用ツメにドライバを差し込みます。
(2) 取り外し用ツメを持ち上げながら手前に引きます。

干渉防止フィルタ(別売)について(CX-411□専用)

  • 別売の干渉防止フィルタ(PF-CX4-□)を装着することにより、 CX-411□を2台密着取り付けすることができます。 但し、干渉防止フィルタを装着すると検出距離が短くなります。
  • 装着方法は、スリットと同じです。
  • 干渉防止フィルタは2種類ありますので、下図のように2台別々の干渉防止フィルタを投・受光器それぞれに装着してください。
    投光器のみ、受光器のみまたは同一の型式名の干渉防止フィルタを装着しても干渉防止ができません。

CX-44□

取り付け

  • 検出物体の移動方向に対するセンサの取付方向にご注意ください。

この方向での検出は、動作が不安定になりますので避けてください。

  • 鏡面体(アルミ箔や銅箔など)および鏡面体に近い物体(ツヤのある塗装面やコーティング面)を検出する場合、少しの角度変化や検出物体表面のシワなどにより検出できなくなる場合がありますので、ご注意ください。
  • センサ下面に鏡面体がある場合、誤動作する可能性がありますので、その場合はセンサを上側に少し傾けてご使用ください。

  • 検出物体の背景に鏡面体や鏡面体に近い物体がある場合、背景物体のわずかな角度変化により誤動作する可能性があります。その場合はセンサを傾けて取り付け、実際の検出物体で動作確認してください。
  • センサの検出面付近で検出できない不感領域が発生しますので、ご注意ください。

動作切換スイッチについて

動作切換スイッチ 内容
動作切換スイッチを時計方向に回し切った状態(L側)で検出時ONに設定されます。
動作切換スイッチを反時計方向に回し切った状態で(D側)非検出時ONに設定されます。
(注1) 動作切換スイッチは、マイナスドライバ(別途ご用意ください)を用いてゆっくり回してください。強い力で回し過ぎると、破損する場合がありますのでご注意ください。

  • BGS/FGS機能の選択により、出力動作は下図のようになります。

安定表示灯について

  • CX-44□は受光素子に2分割フォトダイオードを使用し、検出物体からの反射光の入光角度の違いで検出しますので、出力および動作表示灯(橙色)は距離に対応して動作します。また、安定表示灯(緑色)は設定距離に対する余裕度を表示します。

BGS/FGS機能について

  • CX-44□は、BGS/FGS機能を装備しています。検出時の背景物体と検出物体の位置関係により、BGS/FGS機能を選択してください。
BGS機能
  • 検出物体が背景物体と離れている場合に使用します。

FGS機能

  • 検出物体が背景物体と接していたり、検出物体に光沢がある場合の検出時などに便利です。
  • FGS機能は、必ずコンベヤなどの背景物体がある状態でご使用ください。

距離設定

  • 本製品を使用する際、必ず距離設定を行なってください。
  • 本製品の距離設定ボリウムは多回転ボリウムのため、次表のようにA点とB点を設定する際、A点とB点のボリウムが1回転以上離れる場合があります。距離設定を行なう際は、それぞれボリウムの回転数を間違えないようにし、A点とB点の中間に設定してください。
  • 距離設定を行なう前に、必ず検出モード切換入力(桃 / 2)の配線処理を行なってください。距離設定後に配線処理を行なうと、検出範囲が変更されます。

  • 距離設定ボリウムは、マイナスドライバ(別途ご用意ください)を用いてゆっくり回してください。ボリウム保護のため、回し切ると空回りしますので、ご注意ください。また、距離設定を行なう際に空回りした場合、再度設定を行なってください。
BGS機能を使用する場合

<検出物体の移動方向がセンサに対して左右の場合>

手順 内容 距離設定ボリウム
(1) 距離設定ボリウムを反時計方向に回し切り、最小設定位置[CX-441□/443□/444□:約20mm、CX-442□:約40mm]にします。
(2) 検出物体を検出位置に置き、距離設定ボリウムを徐々に時計方向に回し、検出状態となる位置A点を確認します。
(3) 検出物体を取り除き、さらに距離設定ボリウムを時計方向に回し、一旦検出状態としてから反時計方向に戻し、非検出状態となる位置B点を確認します。時計方向に回し切った状態で検出状態とならない場合は、回し切った位置がB点となります。
(多回転ボリウムのため、A点からB点まで1回転以上ある場合があります。)
(4) A点とB点の中間付近が最適位置となります。

<検出物体の移動方向がセンサに対して前後の場合>

  • 上記手順(1)(2)のみの設定を行ないます。尚、検出物体によって検出位置が変わる可能性がありますので、必ず実際の検出物体で動作確認を行なってください。
FGS機能を使用する場合
  • FGS機能は、必ずコンベヤなどの背景物体がある状態でご使用ください。
手順 内容 距離設定ボリウム
(1) 距離設定ボリウムを時計方向に回し切り、最大設定位置[CX-441□/443□:約50mm、(CX-444□:約100mm)、CX-442□:約300mm]にします。
(2) 背景を検出する状態から、距離設定ボリウムを徐々に反時計方向に回し、非検出状態となる位置A点を確認します。
(3) 検出物体を検出位置に置き、さらに距離設定ボリウムを反時計方向に回し、一旦非検出状態としてから時計方向に戻し、検出状態となる位置B点を確認します。反時計方向に回し切った状態で非検出状態とならない場合は、回し切った位置がB点となります。
(多回転ボリウムのため、A点からB点まで1回転以上ある場合があります。)
(4) A点とB点の中間付近が最適位置となります。

その他

  • 本製品の距離設定ボリウムには、機械式を採用しています。落下などにはご注意ください。

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