製造現場の静電気対策
徹底ガイド
製造現場(工場・生産ライン・生産設備など)において、ダストの付着による接点不良や塗装ムラなどの「機能障害」、ワーク同士の付着による部品詰まりや成形部品の排出ミスなどの「生産障害」を引き起こす静電気。
静電気発生のメカニズムから対策方法、イオナイザー(静電気対策機器・除電器)の選定方法、アプリケーション別の事例、帯電量の管理など静電気対策全般について、分かりやすく説明します。
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製造現場(工場・生産ライン・生産設備など)において、ダストの付着による接点不良や塗装ムラなどの「機能障害」、ワーク同士の付着による部品詰まりや成形部品の排出ミスなどの「生産障害」を引き起こす静電気。
静電気発生のメカニズムから対策方法、イオナイザー(静電気対策機器・除電器)の選定方法、アプリケーション別の事例、帯電量の管理など静電気対策全般について、分かりやすく説明します。
カタログ
秋から冬にかけて空気が乾燥することで、静電気が発生しやすくなります。
では何故、乾燥すると静電気がおきやすくなるのでしょうか?
静電気は、2つの物質が摩擦したり剥離したりすることにより電子がそれぞれの物質を移動することで帯電し、元に戻ろうとすることで放電します。
乾燥すると表面の水の分子からの放電がなくなり、物質自体に帯電する量が増えてしまうため、静電気が発生しやすくなります。
湿度が高いと物質が水の分子でコーティングされ、そこで徐々に放電されるため、帯電がしにくくなります。
湿度が低い![]() |
湿度が高い![]() |
湿度80%以上では表面抵抗率が109~1010Ωとなり、帯電が起こりにくい抵抗値となります*。
* 出典:「静電気ハンドブック」(静電気学会編 オーム社刊)
しかし、静電気対策は湿度を高くすればよいというものではありません。
湿度が高すぎると、錆の発生や結露、作業者の不快感による作業効率低下などの問題が発生します。
また、相対湿度が90%でも静電気は「起こりにくい」だけで、発生しない訳ではありません。
そのため、湿度管理だけでは静電気対策は十分ではなく、適切な湿度を保ちつつ静電気対策機器を併用することが望ましいのです。
相対湿度が高い場合の課題
・機器の錆び
・結露
・作業者の不快感
製造環境の相対湿度は、40%~60%が適当と言われています。
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